未安心の部屋

「不安に立つ」ほかなし

7月の行事予定

2015年06月27日 | 聞法会の案内
◆『英訳・教行信証』(鈴木大拙) を読む会 (第29回)
  日時:2015年7月1日(水)午後5時~7時
  場所:学仏道場 相応学舎
     京都市北区小山下総町28-7 京極寺
     (地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅より徒歩5分)
     電話・fax 075(432)0573
  講師:マイケル・コンウェイ氏(大谷大学講師)
  テキスト:『英訳・教行信証』 (各自でご用意ください)
  参加費:2000円~ (学生1000円)
   ※ 今回は第1水曜日ですので、ご注意ください。



◆『教行信証』講義 (第143回)
  日時:2015年7月3日(木)午後4時~6時
  講師:本多弘之氏(親鸞仏教センター所長)
  テキスト:『真宗聖典』
  参加費:2000円 (学生1000円)



◆小さな生命を守る母親の会
  日時:2015年7月4日(土)午前10時~12時

   

◆『教行信証』「化身土」(安田理深講述)輪読 (第33回)

  ※後日お知らせします。



◆はじめての西田幾多郎(輪読会)
  ~「場所的論理と宗教的世界観」を読む~ (第39回)

  ※後日お知らせします。
 


◆真宗と唯識の会  
  (『安田理深 唯識論講義』の輪読) 

  都合により、7月は休会です。



◆樹心の会(輪読会)
  休会です。




「感動」の賞味期限

2015年06月15日 | その他
4月から娘をガールスカウトに入れた関係で
昨日は「小山ロール」で知られる小山進シェフの講演会&お菓子教室に行ってきました。

その講演の内容で興味深いことがありました。
小山氏は幼稚園や小学校にたびたびよばれて
講演等をされるのですが、
最後の「お礼のことば」に全く先程までやっていた事柄が含まれていない、
というものでした。

さっきまで目を輝かせていた子どもたち。
なのに、その体験についてのことばがない、というのは不自然ではないか。

「その“お礼のことば”、いつ考えたの?」と子どもにたずねると
「4日前に先生と作りました。」と返ってきたそうです。

その後にPTAからの謝辞。
そこにも同じく今日の内容が盛り込まれていません。
「その謝辞、4日前くらいに考えたんでしょう?」と小山氏がきくと
「私は人前に話すのが苦手なので、1週間前に考えました。」という返事。

日本社会では至極当たり前のことです。
でも、その日のフレッシュな感動を相手に伝えない、ということを繰り返していたら、
確かにコミュニケーションはよくならないでしょう。

小山氏が感じるには、
現代の子どもがコミュニケーション力に欠ける原因は
話をきいてくれる大人がいない、ということだそうです。
「ねぇ、きいて! きいて!」
近くに母親がいなければ、近所のおっちゃんとか、
昔は、今日あった出来事を伝える相手がどこかにいました。
話をきいてくれる人がいなければ
子どもは伝える喜びを知ることがありません。

パティシエにとって、ケーキ作りは表現方法のひとつであって、
まず何かに感動し、それをみんなに伝えたい、
その思いがケーキとかパッケージとかに変換されているだけ
なのだそうです。

            

私も何か感じることがあって、
ブログに載せたいなぁ、と思うことがたびたびあります。
でも、「その前にこの仕事をすませておかなければ」等の思いにさえぎられて
その感動や疑問を埋めて、忘れ去ってしまっています。
それが、生きる力や人とのつながりを弱めてしまっているのかもしれません。

何かに感じること。
そしてそれを誰かに伝えたいと思うこと。
そして、具体的に表現すること。

小山氏の言葉にはありませんでしたが、
「感動は、本日中にお召し上がりください。」ですね。

真宗と「現場」の会

2015年06月12日 | 聞法会の案内
◆真宗と「現場」の会  

 僧侶でありつつ医療の「現場」で働く人、
 東日本大震災の被災の「現場」に関わり続ける人、など
 それぞれの現場で抱えている問題を出し合いながら、真宗の教えに聞く会です。

  日時:6月17日(水) 午後5時~9時 
      ※途中で夕食の時間をもうけます。
  場所:学仏道場 相応学舎
      京都市北区小山下総町28-7 京極寺
      電話・fax 075(432)0573  
  参加費:1000円(夕食の弁当代)


      

ところで、関西では見る機会がありませんが、
中日新聞系の今日の朝刊、来週の朝刊の「人生のページ」に
学舎の留守居役が原稿を書いております。
よかったら、ご覧下さい。

真宗と唯識の会 6月

2015年06月04日 | 聞法会の案内
6月に入っていたのに、3日の「真宗と唯識の会」の案内を失念し
申し訳ありません。
今月は、あと1回の予定です。
6月17日は、1日限りの会を企画中です。


◆真宗と唯識の会  
  (『安田理深 唯識論講義』の輪読) 

  日時:6月24日(水)午後5時~7時
  テキスト:『安田理深 唯識論講義 上』本多弘之(編) 春秋社
  参加費:無料

         

ところで、相応学舎にも足を運ばれていた岡本禮子さんが
先週お亡くなりになりました。
亡きご主人(岡本暁精さん)と一緒に
大和仏教センターを開かれ、
命終の2日前まで聞法されました。

「ベッドサイド聞法会」と名づけられた自宅での会で
「もう2年も寝たきりでかなわんから、
阿弥陀さんに電話して、迎えにきてもろうて。」
とおっしゃったそうです。
「ほんなら、明日迎えにきて、って電話しとくわ。」
と娘さんがこたえると、
「明日じゃ 早い。」と言われたそうです。
亡くなったのは、2日後でした。

私が岡本さんに初めてお目にかかったのは
明達寺での暁烏先生50回忌法要です。
子どもの教育と聞法に一生を尽くされた。
最後までそんな印象の方でした。