【問題提起】
177条にいう「第三者」は、すべての第三者なのか、その範囲に制限があるのか、問題となる。
【判例】
177条にいう「第三者」とは、登記の欠缼を主張する正当の利益を有する者をいう。よって、正当な権限によらないで権利を主張する者、例えば無権利者や、不法行為者に対しては登記なくして対抗することができる。
【学説】
①「第三者」とは、物権変動につき正当な取引関係に立つ第三者をいう(川井)。
②「第三者」とは、対抗関係に立つ者をいう(川島)。ここで、対抗関係とは、両立し得ない物権相互間の優先的効力を争う関係をいう。
【備考】
要論p45
177条にいう「第三者」は、すべての第三者なのか、その範囲に制限があるのか、問題となる。
【判例】
177条にいう「第三者」とは、登記の欠缼を主張する正当の利益を有する者をいう。よって、正当な権限によらないで権利を主張する者、例えば無権利者や、不法行為者に対しては登記なくして対抗することができる。
【学説】
①「第三者」とは、物権変動につき正当な取引関係に立つ第三者をいう(川井)。
②「第三者」とは、対抗関係に立つ者をいう(川島)。ここで、対抗関係とは、両立し得ない物権相互間の優先的効力を争う関係をいう。
【備考】
要論p45