シニア留学風土記

リタイア後、日本を脱出して世界を散策したいと旅立つ。英語生活の勉強も兼ねている。その様子を書き綴る。

未来形の基本は4つ

2008-11-16 14:40:37 | Weblog
 英語の未来形というものを系統的に習うと,学校で日本語で習ったときのイメージとやはり違う。時間というものをきちんと入れて習わないと駄目だということがわかった。
 未来形の基本が4つある。

①現在形を使うとき → 時刻表などのようにタイムテーブルが決まっていて、
         バスは○○時に出発だ、というときには現在形で未来を表す。
  例:The bus starts at 6pm.(話している時間は午後6時以前)
②willを使うとき → 根拠無しの予想や話している最中にこうしようと思った
            こと(new idea)を表すとき、未来形willを使う。
  例:I’ll be there tomorrow.(話している差中に「じゃ明日行くわ」など)
③is going to ~ を使うとき → 根拠がある予想や一般意思や話す前からこう
    しようと決めていたこと(old idea)を表すとき、is going to ~を使う。
例:I’m going to be there tomorrow.(話す前に「明日行く」となっている時)
④is ~ingを使うとき → 現在進行形is ~ingを使って未来を表すのは、相手
       との約束などがもう決まっているときの未来を表すときに使う。
 例:I’m seeing the doctor tomorrow.(「明日医者へ行くのよ」などの場合)

 後は未来完了形、未来進行形など未来形と完了形・進行形などが合わさった場合があるが、複雑で今説明するのは難しい。私も試験でいつもつまずく。上述基本の4つの未来でさえ、状況によってはいろいろに使い分ける。文章で表されている状況がどれなのか見当がつかないときがあるのだ。こういうことは、実際に使っていかないと身につかない。

 たとえば、willを使っていろいろ予想を立てて見ろと言われて、丁度金融危機でメディアが取り上げていたときだったので、世界金融はいずれ壊れる、ストックマーケットが荒れているので。と言ってみた。そしたら、それは、その兆候が証拠としていくつも挙げられるだろうからwillではなくてis going to ~の方がいいと言われた。単純憶測と根拠のある予想との違いである。やはり実際の例に落とし込んでみないと言葉の機微は分からないものである。そして使わないと駄目だ。

 完了形もそうだが、時間感覚と根拠をしっかり会話の中で表す、後先前後しても時間の関係がしっかり分かるようになっているのが英語であるということがわかった。しかし、悲しいが今はそのようには使えない。日本語ではこんなに時間感覚と根拠を厳しく考えていないと思われる。西欧系の思考とアジア系の思考の違いが「時間」「根拠」にもあるのか?「因果関係を常に考えること」と「時間をしっかり考えること」とに何か西洋と東洋の違いが凝縮されているようで面白い! しかし、哲学まで踏み込まないと解けそうもない。