シニア留学風土記

リタイア後、日本を脱出して世界を散策したいと旅立つ。英語生活の勉強も兼ねている。その様子を書き綴る。

一喜一憂の日々

2008-11-01 05:36:21 | Weblog
 昨日、しょんぼりしてたかと思ったら、今日は嬉しいことがあり喜んでいる。
一喜一憂の日々である。
 今日で卒業する学生がいるのでプレゼンテーション大会となった。この前の時はは評価がなかったのであるが、今日は教師から評価がもらえた。
   Fluency(滑らかさ)          5点のうち5点(満点の意)
   Grammatical Accuracy(文法の正確さ)  5点のうち4.5点(-0.5点)
   Lexical range (語彙の範囲)      5点のうち5点
   Pronunciation(発音)          5点のうち4.5点
   Interaction(聞き手へのアッピール力)  5点のうち5点
      計               25点のうち24点
という思いもしない高評価だった。

 ともかく、じたばたしてもしょうがないという開き直りが高評価につながったと思う。プレゼンは準備ができるので、臨機応変の応答力とは違う。でも大勢の前でスピーチするというのはそれなりに力がついていないと簡単にできるものではない。隣のクラスの参観者からもよいプレゼンだったと言われたし、グループのチーフからも分かりやすかったと評価された。3人に言われれば信用しても良いと思った。ただし、アッパーインターミディアイトの評価であって、アドバンスのそれでないことは肝に銘じなければならない。

 フィリピンの歴史と背景という普通にはあまり喜ばれない分野のプレゼンなので、分かりやすくみんなの頭にしみこむように、本当に大事なことだけの大きな流れをまとめて発表した。人口が意外に多いこと、異なったエスニックのネイティブの人々が大勢いること、マゼランが到着してから3世紀半に亘ってスペイン、アメリカの植民地であったこと、マゼランは布教に来たのであるが、ネイティブの戦士ラプラプに殺されたことなどをパワーポイントに絵とレジュメを用意してもらって話した。声はもともと大きい。ゆっくりかみしめるように話した。用意した文章を読んでいる人もいたが、私たちのグループはできるだけ見ないようにしようという打ち合わせをしていたので、分からなくなった時とフィリピン名で難しいものだけメモを見た。画面にレジュメがあったのでそれができた。

 他のチームでは、大航海時代に西洋の誰かがその国に行くことを「発見した」という言い方で説明した人がいた。資料(ウィキペディア)がそうなっているから言うのであるが、私は頑として「到着した」という言葉を使った。大昔からネイティブの人々がいたのに「発見」と言えば、その人たちには文化がなかったような扱いになるので、私はその言葉を使うのはいやであった。私なりの主張はそういう風に盛り込んだ。そこまで分かった人がいたかどうかは不明である。昨日のしょんぼりが吹き飛んだ。めでたしめでたし。