いつも通り、あきらちゃん妄想劇場いきまーす。
いきなり桐矢くんが退学することになった。
「今日限りで俺は学校をやめます。それは俺自身の意思で決めたことです」
桐矢くんが壇上で誇らしげに言っている。
彼は多分鬼の修行のためにやめるんだろう。
でも、それは違う。
そう思った。
鬼の修行をすることは、学校をやめることじゃない。
このことをヒビキさんが許したんだろうか?
それが知りたくて、安達くんと桐矢くんが教室を出る時、さりげなく仲間に加わった。
「いやあ、本当にびっくりしたよ。あんまり急だったからさ」
安達くんが本当にびっくりしたように言う。
安達くんも全然知らなかったことらしい。
「そうかな? むしろ、鬼になろうって人間が学校に通ってる方がおかしいんだよ。鬼の道はそんなに甘いもんじゃないからね」
桐矢くんがいつものように人を見下したように言う。
ずいぶんと慣れてしまったから、気にはならなくなってきたけれど。
「ヒビキさんには相談したんですか?」
私は聞きたかったことを桐矢くんにたずねた。
「いや、自分で決めたことさ」
やっぱり。
ヒビキさんが高校をやめろなんて言う訳がない。
ヒビキさんなら、むしろ、学校生活もきちんとこなせと言うはずだ。
「ヒビキさんだって喜んでくれる。それだけ俺が真剣だってことがね」
桐矢くんは、何か完全に誤解しているようだ。
そう言えば、以前私が学校に通うことを非難されたことがあった。
あれから、彼の考えは変わってないのだ。
私は、彼が鬼になることに一抹の不安を覚えた。
でも、ヒビキさんに託すしかないのだろう。
そう、ヒビキさんなら桐矢君をきっと変えてくれるはず。
そんな風なことを思っていたら、桐矢くんが振り返って、こちらを向いた。
「そう言えば、パネルシアターという訳のわからない活動をしてるらしいな。
一体何を考えているんだ。信じられないね。鬼になろうという人間がさ」
それは学校すら鬼の修行の邪魔だと思っている桐矢くんには分からないこと
だろう。
安達くんが答えられなくて、口ごもっていると持田さんが走り寄ってきた。
「安達くん。今日もパネルシアターの練習あるんだ。絶対来なよ。なおみちゃん、待ってるんだ」
なおみちゃんは、私達が指切りをしたあの子だ。
「今日はね『金の斧銀の斧』の練習なんだ。結構難しいだよね。あれ」
難しいという持田さんの表情にはパネルシアターにどれだけ真剣かと言うことが現れていた。
「『金の斧、銀の斧』か。楽しそうだな。がんばれよ」
桐矢くんはそう皮肉って去っていった。
それを何も言えず、見送るだけの私達。
「え? 何? 私、何かいけないこと言っちゃった?」
一人、持田さんがうろたえていた。
桐矢くんに皮肉を言われた時に、安達くんが動揺した雰囲気を敏感に感じ取ってしまったらしい。
「いいえ。大丈夫ですよ」
私はフォローするように言った。
「何時からですか? 私も行っていいですか?」
「あ、うん。もちろんだよ。天美さんのことも、なおみちゃん待ってるよ」
持田さんは明るさを取り戻し、練習の時間を教えてくれた。
安達くんからは、まだとまどいが伝わってくる。
安達くんは、桐矢くんの言葉に惑わされている。
そして、私は二人に言うべき言葉を捜している。
彼らにどんな言葉で話せば、私の気持ちは伝わるだろう?
それとも、もう鬼に修行をやめてしまった私には言う権利はないのだろうか?
持田さんが『銀の斧金の斧』の朗読をしている。
いつ聞いても心地よい声だと思う。
放課後、私と安達くんはパネルシアターの練習に参加した。
持田さんは、自分の練習が終わった後、安達くんにやってみないかと促した。
「俺?」
安達くんはびっくりしたみたいだった。
いきなりやらされるとは思ってなかったのだろう。
「安達くん、がんばってください」
私は安達くんに励ましの声をかけた。
安達くんには迷っていて欲しくない。
自分の意思でパネルシアターをやって欲しい。
そう、願いを込めて。
ためらう安達くんの手を、なおみちゃんがひっぱって、パネルの横まで連れていった。
「無理だって」
笑いながら言う安達くんになおみちゃんがきっぱりと言う。
「大丈夫だよ」
その笑顔に安達くんは心を決めたみたいだった。
照れたように笑いながら、そして、台本を読み始めた。
それはたどたどしかったけれど、好感のもてる読み方だった。
安達くんの横で持田さんも笑っている。
それはからかってる訳ではなく、安達くんのそんな姿を好ましく思っている笑いだった。
持田さん、やっぱり安達くんを…。
その思った時、視界の隅で黒いものが不自然に動いた。反射的に目をやると。
なおみちゃんが床に倒れこもうとしていた。
小さな体が床に叩きつけられようとしてた瞬間、私は、とっさに自分の体を投げ出し、床となおみちゃんの間に入りクッションになった。
ガタン!
「なおみ!」
「天美さん!」
周りに人達は何か起こったのかわからなかったらしい。
一瞬遅れて声があがった。
私はすばやく起き上がり、顔色を見て、脈を取った。
顔色は青白く、そして、脈が弱かった。
これは尋常じゃない。どこか悪いんだ。
「なおみ!」
母親が私からなおみちゃんを抱き取った。
そうなってから、初めて周りが反応した。
持田さんが駆け寄り、「なおみちゃんどうかしたんですか?」と聞く。
母親はすでに錯乱していて、何も答えない。
「きゅ、救急車を…」
安達くんが、携帯を出してかけようとした時、母親がそれを遮った。
「いいえっ。私が車で連れて行きます!」
「でも」
「連れて行く病院は決まってるんです。そこじゃないとだめなんです!」
なおみちゃんを抱きしめて、母親は叫ぶ。
「じゃあ、私がなおみちゃんを入り口まで連れて行きます。お母さんは、そこまで車
回してください」
私の申し出に母親は驚いたようだった。
「え?あなたが?」
「はい」
私はなるべく相手を安心させられるようににっこり笑うと、なおみちゃんの体を軽々と抱き上げてみせた。
鬼の修行で鍛えた私にはこれくらいの体格の女の子を持ち上げるのは造作もないことだった。
実際、目の当たりにようやく母親は理解してくれたみたいだった。
「じゃ、お願いね」と、足早に駐車場に向かった。
私はなおみちゃんに負担をかけないようにゆっくりと歩き出した。
「あきらさん。袖が」
車に乗ったなおみちゃん親子を見送った後、安達くんが私に言った。
「え?」
腕を持ち上げて見てみると、袖口が少し綻びていた。
さっき、なおみちゃんを庇った時に無理な体勢をしてしまったからだ。
でも、これくらいはたいしたことない。
「大丈夫です。これくらい。ちょっと縫えばごまかせる程度です」
安達くんはほっとしたように笑った。そして、その顔はさみしそうな表情に変わった。
「天美さん。ほんと、鍛えてたんだね。なんか、すごいよ」
「いいえ。すごくはないです」
鬼になれば、もっと過酷なことも待っていた。
これくらいのことはたいしことではないのだ。
「僕も真剣鍛えなきゃいけないね」
そういう安達くんの表情は、迷いを色濃く現していた。
安達くん、迷わないで。
そう言うのはたやすい。
でも、それだけではだめなのだ。
自分で迷いをふっきらなくてはいけないのだ。
私のように。
かつて、イブキさんが私に言ってくれたように、自分で決めなければいけない。
そうしなければ、鬼にはなれない。
私は心の中でそう結論づけた。
安達くんには強い鬼になって欲しいから。
妄想終了。
段々妄想が長くなっていくなぁ(笑)
今回、桐矢の絡みのところはどうしようかと思いました。
あきらちゃんは書きたいけど、桐矢は書きたくない。
でも、書かない訳にはいきませんでした。
思わず、私の桐矢批判があきらちゃんの口から出そうになりました。
でも、あきらちゃんはそんな子じゃないから書きませんでした。
あきらちゃんが言いそうな桐矢擁護の台詞も、私の気持ちの問題で書けませんでしたが(笑)
あきらちゃん、桐矢のことを『友達』とか言いそうになるんですよー。
もうっ、人がいいにもほどがあります。
今回、もう捏造する捏造する、自分でも大笑いです。
でも、こういうあきらちゃん思いついちゃったんですもん。許してね。
あきらちゃん、華奢だけど、鬼の修行してるんだったら、これくらいできるに違いありません。
私のあきらちゃんですもの♪
医術にも多少心得があったりして~と思うのは捏造しすぎ?
そういうシーン他の鬼の時にも出なかったですもんね。
でも、簡単な救命処置くらいは習っててもおかしくないですよね。
それにしても、パネルシアターの位置づけは一体どうなってるんでしょうか?
まだ、私の中では決めかねているのですが。
つかね、パネルシアターやるなら、あきらちゃんの朗読が聴きたいのよー。
それがないなら、私にパネルシアターの意味は見出せません。(言い切ったー!)
それにしても、今日のあきらちゃんの髪型もかわいかったですね。
前髪を横に流すようになりましたねー。
花についたピンとか留めるともっとかわいいと思うよ♪
ところで、もっちー。
学校にシーンでは、あきらちゃんもいるにも関わらず、「安達くん」しか呼ばず、なおかつ、安達くんしか見てなかったような…。
あきらちゃんはパネルシアターの仲間に入らなかった?? とやきもきしちゃいました。
前回、妄想であきらちゃんも仲間に入ったことにしちゃったんで(笑)
次のシーンで、あきらちゃんが、ちゃんと練習場にいたのでほっとしました。
もっちーとあきらちゃんを画面に出すなら、もうちょっと二人の会話があってもいいんじゃないでしょうか? なんか、あきらちゃんが一方的にもっちーに話しかけてるような…。
朗読の件ですが。
『金の斧銀の斧』の朗読って難しいんでしょうか? マッチ売りの少女とさほど変わらないように思えます。
私、ちなみに朗読大好き、紙芝居とかも好きでしたよ。
読む方が。ボランティアで図書館で絵本を子供達に読んであげることをやったこともあり。それも、自分で作った^^; 高校でそういう授業があったんですよ。
何の授業だっけ?
あきらちゃん&もっちー描いて見ました。
まだ下絵なんですけど、こんなんどうですか?
仮面ライダーあきら終了。
引き続き、仮面ライダー響鬼開始。
トド。
前回からトドがかわいいです。
「あけましておめでとうございます」を初めて言うのは、ザンキさんなんだ。
本当にザンキさんを愛してるのねー。
お正月から魔化魍退治とはご苦労さまです。シフト?
それとも、謎の洋館の男女に導かれるシーンを書きたいがために仕様?
あ、あとでヒナカが「約束したのに来なかった」と言ってたから、シフトではなさそうですね。
イブキさんのために魔化魍を一体でも倒しておこうという心意気もなかなかよかったです。
ともかく、トドにはがんばって欲しいです。
ザンキさんのためにも。(←そう言っている私もザンキさん好き好きっ娘・笑)
ヒビキさん。
「今年1年また生きることができますように」って重い言葉です。
「死を意識する。おのずと生きることの意味が分かってくる」
ヒビキさんだから言える言葉ですね。
イブキさん。
予告で死にたくないって流れてだけだったので、例の場所に埋められて、人柱になるのかと思ってしまいました。
太鼓を叩いている間、魔化魍の襲われても、誰も助けちゃいけないんですか?
そうだとしたら、やっぱり「人柱」と同義語ですね。
明日ちん。
桐矢の言うことを支持するつもりはまったくないけど、でも、鬼の修行が大変なのは、あきらちゃんを見て知ってるはずです。
パネルシアターができるかどうかはきちんと判断して欲しいです。
もし、やるなら、桐矢ごときの台詞に気持ちは揺らいではいけないと思います。
桐矢が言う「真剣」は間違ってるけど、でも、明日ちん、もっと鬼になると言うことを深く考えた方がいいと思うよ。
この最終回も近いのに、迷ってどうするの?
がんばれ明日ちん。
桐矢が鬼の弟子を続けるのを阻止しろ!!(結局、それが目的?)
それにしても。
冒頭から桐矢が普通にたちばなメンバーの中にいて、気分悪くなりました。
ああっ。前回クラスメート殺してて、抹殺されてたらどんなに話がすっきりしたことかっ。
オンミョウカンの出番もあれだけですか?
桐矢をどうしたいのさ、井上御大。
ヒビキさんには認められた形になったけど、結局、根本的なところは治ってないし。
相変わらず、明日ちんやあきらちゃんに憎まれ愚痴を聞くし。
鬼の修行をやるから、学校やめるだぁ? 鬼の修行をしようという人間が学校に通うなんておかしいだあ?
それは、あきらちゃんに喧嘩売ってるんですかねぇ?
ああ?
周りの人間を大事にできないで、何が人助けがバカ野郎。
そこから叩き直してやってくださいよ、ヒビキさ~~~ん!
今回、見始めた時は、今更この時期にふざけたお遊びの回を作るの? と思ってしま
ました。猛子大集合みたいな。
ちゃんとお話進みましたけどね。
でも、これをどうまとめるつもりなんでしょうか?井上御大は。
なんつか、もっと、お話を大事にしてください。
作りが雑すぎます。
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いきなり桐矢くんが退学することになった。
「今日限りで俺は学校をやめます。それは俺自身の意思で決めたことです」
桐矢くんが壇上で誇らしげに言っている。
彼は多分鬼の修行のためにやめるんだろう。
でも、それは違う。
そう思った。
鬼の修行をすることは、学校をやめることじゃない。
このことをヒビキさんが許したんだろうか?
それが知りたくて、安達くんと桐矢くんが教室を出る時、さりげなく仲間に加わった。
「いやあ、本当にびっくりしたよ。あんまり急だったからさ」
安達くんが本当にびっくりしたように言う。
安達くんも全然知らなかったことらしい。
「そうかな? むしろ、鬼になろうって人間が学校に通ってる方がおかしいんだよ。鬼の道はそんなに甘いもんじゃないからね」
桐矢くんがいつものように人を見下したように言う。
ずいぶんと慣れてしまったから、気にはならなくなってきたけれど。
「ヒビキさんには相談したんですか?」
私は聞きたかったことを桐矢くんにたずねた。
「いや、自分で決めたことさ」
やっぱり。
ヒビキさんが高校をやめろなんて言う訳がない。
ヒビキさんなら、むしろ、学校生活もきちんとこなせと言うはずだ。
「ヒビキさんだって喜んでくれる。それだけ俺が真剣だってことがね」
桐矢くんは、何か完全に誤解しているようだ。
そう言えば、以前私が学校に通うことを非難されたことがあった。
あれから、彼の考えは変わってないのだ。
私は、彼が鬼になることに一抹の不安を覚えた。
でも、ヒビキさんに託すしかないのだろう。
そう、ヒビキさんなら桐矢君をきっと変えてくれるはず。
そんな風なことを思っていたら、桐矢くんが振り返って、こちらを向いた。
「そう言えば、パネルシアターという訳のわからない活動をしてるらしいな。
一体何を考えているんだ。信じられないね。鬼になろうという人間がさ」
それは学校すら鬼の修行の邪魔だと思っている桐矢くんには分からないこと
だろう。
安達くんが答えられなくて、口ごもっていると持田さんが走り寄ってきた。
「安達くん。今日もパネルシアターの練習あるんだ。絶対来なよ。なおみちゃん、待ってるんだ」
なおみちゃんは、私達が指切りをしたあの子だ。
「今日はね『金の斧銀の斧』の練習なんだ。結構難しいだよね。あれ」
難しいという持田さんの表情にはパネルシアターにどれだけ真剣かと言うことが現れていた。
「『金の斧、銀の斧』か。楽しそうだな。がんばれよ」
桐矢くんはそう皮肉って去っていった。
それを何も言えず、見送るだけの私達。
「え? 何? 私、何かいけないこと言っちゃった?」
一人、持田さんがうろたえていた。
桐矢くんに皮肉を言われた時に、安達くんが動揺した雰囲気を敏感に感じ取ってしまったらしい。
「いいえ。大丈夫ですよ」
私はフォローするように言った。
「何時からですか? 私も行っていいですか?」
「あ、うん。もちろんだよ。天美さんのことも、なおみちゃん待ってるよ」
持田さんは明るさを取り戻し、練習の時間を教えてくれた。
安達くんからは、まだとまどいが伝わってくる。
安達くんは、桐矢くんの言葉に惑わされている。
そして、私は二人に言うべき言葉を捜している。
彼らにどんな言葉で話せば、私の気持ちは伝わるだろう?
それとも、もう鬼に修行をやめてしまった私には言う権利はないのだろうか?
持田さんが『銀の斧金の斧』の朗読をしている。
いつ聞いても心地よい声だと思う。
放課後、私と安達くんはパネルシアターの練習に参加した。
持田さんは、自分の練習が終わった後、安達くんにやってみないかと促した。
「俺?」
安達くんはびっくりしたみたいだった。
いきなりやらされるとは思ってなかったのだろう。
「安達くん、がんばってください」
私は安達くんに励ましの声をかけた。
安達くんには迷っていて欲しくない。
自分の意思でパネルシアターをやって欲しい。
そう、願いを込めて。
ためらう安達くんの手を、なおみちゃんがひっぱって、パネルの横まで連れていった。
「無理だって」
笑いながら言う安達くんになおみちゃんがきっぱりと言う。
「大丈夫だよ」
その笑顔に安達くんは心を決めたみたいだった。
照れたように笑いながら、そして、台本を読み始めた。
それはたどたどしかったけれど、好感のもてる読み方だった。
安達くんの横で持田さんも笑っている。
それはからかってる訳ではなく、安達くんのそんな姿を好ましく思っている笑いだった。
持田さん、やっぱり安達くんを…。
その思った時、視界の隅で黒いものが不自然に動いた。反射的に目をやると。
なおみちゃんが床に倒れこもうとしていた。
小さな体が床に叩きつけられようとしてた瞬間、私は、とっさに自分の体を投げ出し、床となおみちゃんの間に入りクッションになった。
ガタン!
「なおみ!」
「天美さん!」
周りに人達は何か起こったのかわからなかったらしい。
一瞬遅れて声があがった。
私はすばやく起き上がり、顔色を見て、脈を取った。
顔色は青白く、そして、脈が弱かった。
これは尋常じゃない。どこか悪いんだ。
「なおみ!」
母親が私からなおみちゃんを抱き取った。
そうなってから、初めて周りが反応した。
持田さんが駆け寄り、「なおみちゃんどうかしたんですか?」と聞く。
母親はすでに錯乱していて、何も答えない。
「きゅ、救急車を…」
安達くんが、携帯を出してかけようとした時、母親がそれを遮った。
「いいえっ。私が車で連れて行きます!」
「でも」
「連れて行く病院は決まってるんです。そこじゃないとだめなんです!」
なおみちゃんを抱きしめて、母親は叫ぶ。
「じゃあ、私がなおみちゃんを入り口まで連れて行きます。お母さんは、そこまで車
回してください」
私の申し出に母親は驚いたようだった。
「え?あなたが?」
「はい」
私はなるべく相手を安心させられるようににっこり笑うと、なおみちゃんの体を軽々と抱き上げてみせた。
鬼の修行で鍛えた私にはこれくらいの体格の女の子を持ち上げるのは造作もないことだった。
実際、目の当たりにようやく母親は理解してくれたみたいだった。
「じゃ、お願いね」と、足早に駐車場に向かった。
私はなおみちゃんに負担をかけないようにゆっくりと歩き出した。
「あきらさん。袖が」
車に乗ったなおみちゃん親子を見送った後、安達くんが私に言った。
「え?」
腕を持ち上げて見てみると、袖口が少し綻びていた。
さっき、なおみちゃんを庇った時に無理な体勢をしてしまったからだ。
でも、これくらいはたいしたことない。
「大丈夫です。これくらい。ちょっと縫えばごまかせる程度です」
安達くんはほっとしたように笑った。そして、その顔はさみしそうな表情に変わった。
「天美さん。ほんと、鍛えてたんだね。なんか、すごいよ」
「いいえ。すごくはないです」
鬼になれば、もっと過酷なことも待っていた。
これくらいのことはたいしことではないのだ。
「僕も真剣鍛えなきゃいけないね」
そういう安達くんの表情は、迷いを色濃く現していた。
安達くん、迷わないで。
そう言うのはたやすい。
でも、それだけではだめなのだ。
自分で迷いをふっきらなくてはいけないのだ。
私のように。
かつて、イブキさんが私に言ってくれたように、自分で決めなければいけない。
そうしなければ、鬼にはなれない。
私は心の中でそう結論づけた。
安達くんには強い鬼になって欲しいから。
妄想終了。
段々妄想が長くなっていくなぁ(笑)
今回、桐矢の絡みのところはどうしようかと思いました。
あきらちゃんは書きたいけど、桐矢は書きたくない。
でも、書かない訳にはいきませんでした。
思わず、私の桐矢批判があきらちゃんの口から出そうになりました。
でも、あきらちゃんはそんな子じゃないから書きませんでした。
あきらちゃんが言いそうな桐矢擁護の台詞も、私の気持ちの問題で書けませんでしたが(笑)
あきらちゃん、桐矢のことを『友達』とか言いそうになるんですよー。
もうっ、人がいいにもほどがあります。
今回、もう捏造する捏造する、自分でも大笑いです。
でも、こういうあきらちゃん思いついちゃったんですもん。許してね。
あきらちゃん、華奢だけど、鬼の修行してるんだったら、これくらいできるに違いありません。
私のあきらちゃんですもの♪
医術にも多少心得があったりして~と思うのは捏造しすぎ?
そういうシーン他の鬼の時にも出なかったですもんね。
でも、簡単な救命処置くらいは習っててもおかしくないですよね。
それにしても、パネルシアターの位置づけは一体どうなってるんでしょうか?
まだ、私の中では決めかねているのですが。
つかね、パネルシアターやるなら、あきらちゃんの朗読が聴きたいのよー。
それがないなら、私にパネルシアターの意味は見出せません。(言い切ったー!)
それにしても、今日のあきらちゃんの髪型もかわいかったですね。
前髪を横に流すようになりましたねー。
花についたピンとか留めるともっとかわいいと思うよ♪
ところで、もっちー。
学校にシーンでは、あきらちゃんもいるにも関わらず、「安達くん」しか呼ばず、なおかつ、安達くんしか見てなかったような…。
あきらちゃんはパネルシアターの仲間に入らなかった?? とやきもきしちゃいました。
前回、妄想であきらちゃんも仲間に入ったことにしちゃったんで(笑)
次のシーンで、あきらちゃんが、ちゃんと練習場にいたのでほっとしました。
もっちーとあきらちゃんを画面に出すなら、もうちょっと二人の会話があってもいいんじゃないでしょうか? なんか、あきらちゃんが一方的にもっちーに話しかけてるような…。
朗読の件ですが。
『金の斧銀の斧』の朗読って難しいんでしょうか? マッチ売りの少女とさほど変わらないように思えます。
私、ちなみに朗読大好き、紙芝居とかも好きでしたよ。
読む方が。ボランティアで図書館で絵本を子供達に読んであげることをやったこともあり。それも、自分で作った^^; 高校でそういう授業があったんですよ。
何の授業だっけ?
あきらちゃん&もっちー描いて見ました。
まだ下絵なんですけど、こんなんどうですか?
仮面ライダーあきら終了。
引き続き、仮面ライダー響鬼開始。
トド。
前回からトドがかわいいです。
「あけましておめでとうございます」を初めて言うのは、ザンキさんなんだ。
本当にザンキさんを愛してるのねー。
お正月から魔化魍退治とはご苦労さまです。シフト?
それとも、謎の洋館の男女に導かれるシーンを書きたいがために仕様?
あ、あとでヒナカが「約束したのに来なかった」と言ってたから、シフトではなさそうですね。
イブキさんのために魔化魍を一体でも倒しておこうという心意気もなかなかよかったです。
ともかく、トドにはがんばって欲しいです。
ザンキさんのためにも。(←そう言っている私もザンキさん好き好きっ娘・笑)
ヒビキさん。
「今年1年また生きることができますように」って重い言葉です。
「死を意識する。おのずと生きることの意味が分かってくる」
ヒビキさんだから言える言葉ですね。
イブキさん。
予告で死にたくないって流れてだけだったので、例の場所に埋められて、人柱になるのかと思ってしまいました。
太鼓を叩いている間、魔化魍の襲われても、誰も助けちゃいけないんですか?
そうだとしたら、やっぱり「人柱」と同義語ですね。
明日ちん。
桐矢の言うことを支持するつもりはまったくないけど、でも、鬼の修行が大変なのは、あきらちゃんを見て知ってるはずです。
パネルシアターができるかどうかはきちんと判断して欲しいです。
もし、やるなら、桐矢ごときの台詞に気持ちは揺らいではいけないと思います。
桐矢が言う「真剣」は間違ってるけど、でも、明日ちん、もっと鬼になると言うことを深く考えた方がいいと思うよ。
この最終回も近いのに、迷ってどうするの?
がんばれ明日ちん。
桐矢が鬼の弟子を続けるのを阻止しろ!!(結局、それが目的?)
それにしても。
冒頭から桐矢が普通にたちばなメンバーの中にいて、気分悪くなりました。
ああっ。前回クラスメート殺してて、抹殺されてたらどんなに話がすっきりしたことかっ。
オンミョウカンの出番もあれだけですか?
桐矢をどうしたいのさ、井上御大。
ヒビキさんには認められた形になったけど、結局、根本的なところは治ってないし。
相変わらず、明日ちんやあきらちゃんに憎まれ愚痴を聞くし。
鬼の修行をやるから、学校やめるだぁ? 鬼の修行をしようという人間が学校に通うなんておかしいだあ?
それは、あきらちゃんに喧嘩売ってるんですかねぇ?
ああ?
周りの人間を大事にできないで、何が人助けがバカ野郎。
そこから叩き直してやってくださいよ、ヒビキさ~~~ん!
今回、見始めた時は、今更この時期にふざけたお遊びの回を作るの? と思ってしま
ました。猛子大集合みたいな。
ちゃんとお話進みましたけどね。
でも、これをどうまとめるつもりなんでしょうか?井上御大は。
なんつか、もっと、お話を大事にしてください。
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TV Drama★Ranking←お手間でなければこちらも
今年も遊びに来ますのでどーぞよろしくお願いします★ミ
年末年始は子供達と遊びほうけててネットしてる時間がなくてご挨拶が遅くなっちゃって・・・
しかも響鬼の記事だし(汗
息子は見てるけど私はまったくわかりません。
マジレンジャーの歌は得意です!
あ、聞いてませんね(プ
ひとが小さい時はアギト・クウガにはめっさハマってましたけどね!ちなみにガオレンジャー・ハリケンジャーも詳しいです(* ̄m ̄)ぷぷ
今年もぜひよろしくお願いします。
ひいなさんの先輩あっちゃん記事も楽しみにしてます。うちのあっちゃんもよろしくですぅ(* ̄ノO ̄*)
今年もよろしくお願いします~♪
お休みの日はおこさまと遊びほうけるのが一番ですよ♪
響鬼はですね、もう見なくていいです(ヲイ)
特撮に詳しいひとくんとお話したいですねぇ。
でも、イケメン好きなお姉さんだからあきられちゃうかしら^^;
今年も細々とジャニーズ記事をあげるのでよろしくお願いしますね。
あっちゃんにもよろしくお伝えください。
うちの(?)あっちゃんはまだでかいことをしでかしてません。なぜか、無視されてるので^^;何がお気に召さなかったのか、さっぱり謎です。
新年最初の「仮面ライダーあきら」・・・
あきらちゃんの口から京介を非難させないあたりのひいなさんの心遣いに感動です!
いくらヒビキさんがいいこと言っても、番組に対して感動とか楽しさが伝わってこなくて・・・
最終回では明日夢と京介の立場が元に戻ってくれることを祈ってます・・・
あ、あきらちゃんの朗読もそろそろ欲しいですね(笑)
あ~、あきらちゃん&もっちぃ~!
完成楽しみにしてますよ~!
京介への文句は一杯なんですが、でもあきらちゃんが言う訳ないもんっ。と自分を抑えて見ました。
私ももう今回はどうなのよって感じです。ヒビキさんの言葉だけじゃ、この悪さはカバーできませんよ(TT)
早く京介が(以下自粛)
あきら&もっちー気に入っていただけたようでうれしいです♪
今日中にペン入れして明日中に色塗りますよ。
そうしないと、22日に間に合わないので^^;