
残暑が続くようですね。今日も暑いです。
先日の日曜日、買い物を済ませた帰り道の、米子市福万方面で撮った大山です。
稲刈りはこれからですが、畦道の草が刈り取られ焼かれていました。
ここは中山間地ではありませんが、その地域では高齢化が進み草刈りも大変です。
最近は、畦道やのり面に芝を植えて雑草の繁茂を抑え、草刈りの省力化を図っているところもあるようです。
↓この大山が見える近くに、かつて小学校が建っていました。
県(あがた)小学校跡です。
伯耆町岸本地域から日吉津村にかけて広がる平野は、「みのかや平野」と言われています。
私が小学校のころは、旧岸本町の大幡、幡郷、八郷、旧伯仙町の県、大高、日吉津村の日吉津の、それぞれの小学校が集まり、みのかや地区の小学校音楽会が行われました。
今残っている当時の小学校は、八郷、日吉津小学校のみです。
県、大高の小学校は米子市立伯仙小学校に、大幡、幡郷の小学校は伯耆町立岸本小学校になりました。
県小学校に音楽会で行くと、校門近くに二宮金次郎の像が建っていました。
今は学校跡にこの像が残され、当時のことを懐かしむことができます。
いずれの小学校も大山を仰ぎ見るところにあり、県小学校跡には碑が建立されています。
「大山を 仰ぐすそ野に 梅鉢の しるし掲げし 学び舎の跡」と刻まれています。
先日、伯耆町のCATVで、小中学校の合併方針が取り上げられていました。
伯耆町岸本地域には、小学校は岸本、八郷小学校、中学校は岸本中学校が、溝口地域には、小学校は溝口、二部、日光小学校、中学校は溝口中学校があります。
町教育委員会は、将来の児童生徒の減少が見込まれるため、小学校は2地域にそれぞれ1校、中学校は岸本地域に1校残すこととすることで、現在校区ごとに保護者や住民に説明会を行っています。
現在の推計によると、数年後には、小学校によっては入学児童が1人とかゼロのところもあるそうです。
子どもの頃はなんとなく知ってる、という程度でしたが、
今更ながら、「で、何した人??」と先日も話していたところです(笑)
少なからぬ学校が廃校になっていく中、
ついこの間までは廃校寸前だったのに、ミョーに生徒が増えてる地域もありますね。
生徒数や教員の数のことを考えると、
統廃合やむなし、ってことになるのかもしれませんが、
小学校というのは、学ぶ場所であると同時に、
地域のコミュニティの中心という役割を担っていますので、
数が減ることによってますます地域コミュニティが閉塞していくような気がしています。
過疎化、少子化とはいえ、残念なことです。
小学校の道徳の授業で習った記憶がありますが、
何せ15年ほど前のことで忘れてしまいました(爆)
子どものころに両親を亡くし、薪を背負いながら勉学に勤しみ、
学費を稼いだということは習ったように思いますが、どういう功績を残したかは
よくわかりません^^;
私が鳥取に住んでいたところの小学校区も、一時期は統合の構想があったそうです。
昭和50年代前半から団地ができて、児童数も増えたので、
廃校にならなかったと聞きました。
子どもが通っていたころも、児童数が400人以上いたと思います。
数か月前、近所に住んでいた人と話す機会があり、聞いてみましたが、
当時の子どもは大きくなり地元を離れていくのが多く、今では児童も減少傾向に
あると言っていました。
確かに、児童数だけで統廃合を決めるものではないかもしれませんが、
クラスが維持できなければ、子どもの教育環境も影響してきますし、
やむを得ないことかもしれません。
災害時には住民の避難場所としての機能もありますし、地域の象徴でもありますね。
地域のコミュニティということから言えば、かつては集落にあった煙草とか塩、
雑貨とか食品を売っていた店もなくなってきました。
買い物とあわせて、そこが地域の人の集まる場所でもありましたね。