きょうもお立ち寄りくださり有難うございます。
さぁ~、歴史的に名が残るかもしれないという大一番の一戦です。
既に、メディアを通じ結果はご承知されていることでしょうが、
藤井七段が2連勝で迎えた棋聖戦第3局を棋譜と解析で振り返ります
開始日時 2020-07-09 09:00
棋戦 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負 第3局
先手 藤井聡太 七段
後手 渡辺 明 棋聖
手合割 平手
場所 東京・都市センターホテル
持ち時間 各4時間
消費時間 142▲239△227
戦型 角換わり腰掛け銀
▶51手目18角打ち
☗64歩打ちから、☗53桂成を含みに81飛車を狙っているのかな。
それとも単に、53桂成で歩を手に入れて☗34歩打ちかな。
▶52手目36角打ち
角には角で後手の応手。
▶57手目62角打ち
良さそうに見える角打ちですが・・・。
その前に☗34歩ではいけないのかな?
▶ 115手目43成銀
開き王手で先手は渡辺玉に迫る。
先手は持ち駒も十分。半面、後手は歩だけ。
とは言え、後手の☖87歩成が厳しく詰め寄る、際どい局面です。
Shogiguiによる解析
▶92手目67馬。
☗98銀打ちに☖67馬としたが、これが悪手(?)という。
形勢グラフでも、ここに至るまで如何に微妙な切迫した局面が続いていたかわかりますねぇ。
▶最善手:☖88馬で互角と言う評価。
この先、グラフが激しく変動することに。
今後の展開は、下記の棋譜からどおぞ。
本局を通しての解析
▶悪手:先手1、後手2。
【 棋 譜 】
初手から終局までごゆっくりお楽しみください。
▶ https://noike.info/kifup/2020/07/2020-07-10--12-58-05--165999/index.html
惜 敗
残念ながら、藤井七段は3連勝はなりませんでした。
負けはしましたが、藤井七段の戦い振りも見事です。立派ですよ。
着物姿もお似合いです。
一方、
流石に渡辺三冠です。修羅場を幾度と潜り抜けてきたこれまでの経験値がありますからね。
簡単には屈しませんね。
両者の熱戦が期待される第4局は今月16日に開戦となります。
ここでタイトルホルダー最年少記録を塗り替えるタイトル奪取と行きましょう。
そして、
18歳の誕生日(7月19日)に花を添えるお祝いにいたしましょう。
最後までお目を通してくださり有難うございました。