11月5日(土)

⑰マルセイユ版タロット 星
本日は六白金星が中央に鎮座する
六白は広大な宇宙、天という意味を持
ち、その字は人の姿を現す「大」の上
に「一」をおいた
人の上方=天空とも重なる

天皇大帝
中国では天(天帝)からの命(天命)がすべ
ての人に与えられ、それを実行しよう
とする者は天から助けを受け…天恵
逆らう者には…天罰が下ると信じられた
また古代インド思想がもとである仏教
の六道でもその姿は
天道.人道.修羅道…三善趣
畜生道.餓鬼道.地獄道…三悪趣
として輪廻図にも残されている

六道輪廻図
西洋思想のタロットカードもカードの
全体の流れは終わりに近づく始まり
とされ輪廻転生を意味すると言われる
天、地、人の繋がりを表すカードは星
天からの恵の命の象徴である水が流れるのは
命の母である大地であり、そこから生
育されるのは生命の根源である木々
大いなる天を仰ぎ、大地に感謝し
天恵を授かるよう精進したい
六白金星が真ん中に座る日は七赤金星
が必ず北西にて暗剣殺となる

七赤におかれては、他動的なトラブル
に巻き込まれやすいため、要注意
また一白水星は南の定位対沖という
スタンダードポジション北とは反対に
座るため、今日は大ゲンカや感情をむ
き出しにする場面に遭遇しやすい
後先考えない行動は後悔をすることになる
特記すべきは西に日破を背負う八白土星
今日はお酒の場でのトラブルに注意したい
すべての星に共通なのは
自分を生かすも殺すも自分が何を望ん
でどう有りたいかを知ることで
毎日が生き生きと輝き出す
11月4日(金)
本日は七赤金星が中央に鎮座する
七赤の表す体の場象に舌や歯も含まれる
舌でイメージしやすいのは閻魔大王

(埼玉 三学院)
閻魔えんま=ヤマ(サンスクリット語)
仏教では地蔵菩薩の化身とも言われる
閻魔様は亡者の生前の行いが善行か悪
行かを閻魔帳を見ながら裁き、六道の
いずれかに進む判決を下す裁判官
六道とは…天道.人間道 (善行者)
修羅.畜生.餓鬼.地獄(悪行者)
このうち地獄が最も罪の重い者が行く所

チベット仏画の閻魔大王
地獄はサンスクリット語でナラカ
…演劇の舞台の奈落ナラクはここから来た
また裁きを受ける際、生前の様子が
浄玻璃鏡じょうはりきょう、という水
晶のようなものに映し出され、それ
に対して亡者が嘘偽りを申し出た場合
に、舌を抜くと言われている
舌禍(言葉が過ぎたりすること)
が特に取りざたされる七赤金星
今日は舌を抜かれることのないよう
善行に努め、素直な自分でいられる日にしたい
七赤金星が真ん中に座る日は必ず九紫
火星が西に暗剣殺を伴い廻座する
九紫火星におかれても、嘘偽りのない
真心で人に接する日にできれば吉
特記すべきは南西裏鬼門に位置する四緑木星
四緑におかれてはウンザリするような
事や、やり切れない思いを抱く日にも
なりかねない
努力は今日実るものではないと心得
るのも一手
すべての星に共通なのは
曖昧だったり、いい加減だったりと
人からの信用を失わないよう
誠意をこめて物事に尽くす気持ちを忘れない
11月3日(木)

本日は八白土星が中央に鎮座する
八白の表す体の場象は脊柱や背骨
いわゆる体の基礎になる部分も含まれる

体のエネルギーセンターでいうと
第1チャクラ…ルートチャクラ
脊柱の最終地点尾てい骨で大地と空を
繋げる基盤と言われる重要チャクラ

副腎と密接な関係にあり、ストレスを
受けた際に攻撃するか逃避するかの判
断を司るホルモンのアドレナリンの基
今日体がスッキリしなかったり、やる
気が起こらなかったりするならば
ここに意識を集中させたり、赤い色の
ものを身に着けたり
もしくは山など高い場所に出かけるのも良い
八白土星が真ん中に座る日は二黒土星
が必ず北東鬼門にて暗剣殺となる

後悔したり、はっきり意思が決まらな
かったり、どっちつかずの気分になりがち
一度思考を休止させてから改めて取り
組むのも一手
特記すべきは南西裏鬼門に位置する五黄土星
友人との付き合いを今日は優先させると吉
すべての星に共通なのは
自身の体のエネルギーは大地から吸収
され頭へと駆けのぼるため
足元を冷やすことのないよう活力を循
環させると吉
11月2日(水)

本日は九紫火星が中央に鎮座する
九紫の表す体の場象は額や頭脳全般
体のエネルギーセンターでいうと
第6チャクラ(プラウチャクラ)が該当する

インスピレーション(第六感)をキャッ
チするためのエネルギーでサードアイ
と呼ばれる額の中央に存在する
自分が望む自分らしい人生に向かいた
いならこの心の目を活性化することに
より望む方向へ導く直感が鋭くなる
結果、人生の悦びと信頼が増すことになる
チャクラの活性化には様々な方法があ
るがその中でもヨガが一般的に知られる

プラーナ(サンスクリット語で生命力)
を呼吸によりコントロールし
宇宙の氣であるプラーナを体に取り込む
今日は呼吸を意識して宇宙の氣を感じ
ながら直感力を磨く姿勢で過ごしたい
九紫火星が真ん中に座る日は四緑木星
が必ず南に暗剣殺を伴い廻座する

加えて今日は日破という凶方も伴うた
め要注意日となる
四緑におかれてはカッとなったり
感情を抑えきれなくなったり
普段とは違う自分も現れやすい
あくまでそれも自分の一部と認めるこ
とが自分を容認することにも繋がる
すべての星に共通なのは
判断力を味方につけるには
直感力もあげること
11月1日(火)

本日は一白水星が中央に鎮座する
旧暦では11月は7日の立冬から始まる
新月を経て月は11月14日満月の
スーパームーンに向かう
その期間も含めて10月24日~11月21日
さそり座が該当する星座となる
さそり座は4大元素でいう地.水.火.風
の水の不動宮にあたる

もともと4大元素が医学のベースとな
り後の西洋近代医学の礎になったため
ヨーロッパの精油やハーブとともに
星座がその理論を受け継ぎ今に到る
4大元素を唱えたアリストテレス同様
哲学者にして輪廻を掲げたピタゴラス
輪廻りんねは古くはチベット仏教にも通ずる
古代からの西洋東洋を超えた思想と哲
学の繋がりを感じることができる
さそり座の粘り強い安定感と強い意志
は氣学の一白水星にも通ずる
今日は困難な場面に際してもあきら
めることなく順応したい
一白水星が真ん中に座る日は六白金星
が必ず北の位置にて暗剣殺となる
諍いや相手を悪く捉えがちになる
できるだけ前向きにポジティブに考え
て行動すると吉
特記すべきは南東に日破を背負う九紫火星
順番通りに進まないことに苛立ったり
予め決められたことが守られなかったり
そういうこともあると腹をくくり
善処されたし
すべての星に共通なのは
穏やかに献身的に相手を見守る態度が
功を奏する