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円の話

2021-09-20 13:17:00 | 雑談
 基軸通貨は,今のところドルである。ユーロや円も少しずつハードカレンシーとして認められている。ここに人民元がわって入ろうとしている。
 ただ,基軸通貨は何をもって基軸通貨たりえるのかと言うことがある?ニクソンショックまでは,(もう50年前だ)金との兌換価値が基軸通貨たり得る条件だった。しかし金は有限である。この有限性が膨張する経済に対応できずニクソンショックになったと考えられる。実際アメリカが金との兌換停止を発表したときは,こんな風になると予測したとは思えない。ドルの暴落が起きると考えてもおかしくない。実際には,ドル価値は下落したわけではあるが,徐々に下落したため,大きな混乱はなかった。逆に金の有限性の軛から解き放たれ世界経済は,大きく拡大した。さて,基軸通貨は何に信頼性を置かれているのかと言うことである。
 結局それは人の働きしかないのではないかと思う。人の働きとは何かと言うことになるが,たとえば円であれば,円さえあれば日本人が生み出すものと交換してもらえる,日本人のサービスを受けられると言うことではないだろうか。ドルの場合は,結局アメリカの軍事力に行き着くような気がする。
 ユーロであれば3億人の市場で自由に行き交う人々であろう。
 こうしたことを考えると人民元は難しいのではないだろうか?
 中国人と取引すると最初は安価で素晴らしい商品を送ってくるが,ある程度取引をこなしていくと質を落としてくると聞いている。
 またいざというとき中国人は逃げてしまうという。そういうところが信用ならないのではないか?結局ハードカレンシーとなるためには信用を積み上げるしかないのであり,これは日本人が丁寧な仕事をし続ければ維持されるのであろうと思う。


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