おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

昼下がりの・・

2018-04-19 17:00:19 | Weblog





昼下がり

おおきな 眠気の波が

どどっと うねりながら襲ってきて

吞み込まれそうになる




朝の さわやかさは

とっくに 山の向こうに姿を消し

太陽がつれてきた熱気が

水を含んだ地面を照射して

水蒸気に換え 萌え出した草花にも

一様に ふりそそぎ




まどろみを 楽しむゆとりが

わたしの心を虜(とりこ)にしたところで

過日の 紀行を再現するかのように

朱印帳を選び始めると

古色豊かな 金襴や縮緬の彩る

和色の織りなす情緒ただよう心地よさ




すっかり 眠気など忘れ去って

あたらしい 旅立ちの準備を

朱印帳を携えての紀行を

タイムテーブルに書き込み

目覚めたままで

夢をみる




昼下がりの

ささやかな 贅沢


クロバナロウバイ
花言葉 深い慈愛
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白紙のページ

2018-04-19 07:32:40 | Weblog




白紙のページが続く 

日記帳




声にならない声を

閉じ込めた 日記帳




だれかが 事も無げに

開こうとするなら

閉じ紐は とけて




そこから 大音響の

泣き声や 怒り声や

やっと宥(なだ)めた しくしく泣きの

切ない涙声やらが

時、所かまわず 溢れかえり

きっと 後悔しますよ




季節は 春で

すべてが うきうきと 

動いているから




花も 鳥も 蝶も

小川を棲家とする 小さき者たちも

すべてが 

新しい季節を満喫するから




取り残されて 

泣きそうになるのは

恥ずかしいことに思えて

沈んでいく心を

どうして 日記できよう




仕事に明け暮れる日常は 

そんなに 楽しくもない

ありきたりの 出来事の 

繰り返しだから





ほら!

また 同じ明日がくる


エニシダ(金雀枝)
花言葉 謙遜、卑下


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