2007年 ニール・ジョーダン監督、アメリカ、オーストラリア
ジョディ・フォスターが婚約者を殺されたショックから銃を入手し、
法が裁けない「犯罪者」を消していく!サスペンスとしてより
人間ドラマとして優れているという印象。
法の一線を越えたエリカ(J.フォスター)と正義感は強いが法順守の
立場の警官(テレンス・ハワード)が出会った時、エリカの復讐の
炎を消せるのか?
被害者となったエリカが外出できなくなる心理を台詞なしで表現
するフォスターの演技力には脱帽。
幸せな思い出をフラッシュバックさせ恐怖と怒りを際立たせる演出は
ベテラン監督らしく、上質なコーヒーの香りのように鎮静効果のある
画面だった。CGなしの映画は久しぶりのような気がした。
ニューヨークを愛し、町の騒音を録音して、エッセイをラジオ番組で
流す仕事をしていたエリカ、その番組を好きだった警官との出逢い。
孤独な二人は心を開いていく。二人の会話や行動の描写は大人の人間
ドラマとして評価できる。秋に鑑賞するのにお奨め☆
ただラストは納得できなかった。丁寧につくった料理なのに
「仕上げにかけたソース」に違和感を感じて後味が悪い。
復讐は魂の救済にはならず、犯罪は誰にも知られなかったとしても
犯罪なのでは?ジョディ・フォスターが制作にも参加した映画だと
いうが、「銃の保持」について考えさせる目的もあるのだろうか
ジョディ・フォスターが婚約者を殺されたショックから銃を入手し、
法が裁けない「犯罪者」を消していく!サスペンスとしてより
人間ドラマとして優れているという印象。
法の一線を越えたエリカ(J.フォスター)と正義感は強いが法順守の
立場の警官(テレンス・ハワード)が出会った時、エリカの復讐の
炎を消せるのか?
被害者となったエリカが外出できなくなる心理を台詞なしで表現
するフォスターの演技力には脱帽。
幸せな思い出をフラッシュバックさせ恐怖と怒りを際立たせる演出は
ベテラン監督らしく、上質なコーヒーの香りのように鎮静効果のある
画面だった。CGなしの映画は久しぶりのような気がした。
ニューヨークを愛し、町の騒音を録音して、エッセイをラジオ番組で
流す仕事をしていたエリカ、その番組を好きだった警官との出逢い。
孤独な二人は心を開いていく。二人の会話や行動の描写は大人の人間
ドラマとして評価できる。秋に鑑賞するのにお奨め☆
ただラストは納得できなかった。丁寧につくった料理なのに
「仕上げにかけたソース」に違和感を感じて後味が悪い。
復讐は魂の救済にはならず、犯罪は誰にも知られなかったとしても
犯罪なのでは?ジョディ・フォスターが制作にも参加した映画だと
いうが、「銃の保持」について考えさせる目的もあるのだろうか
