討入り戦は痛み分け＠大坂夏の陣初日

毎年恒例となった，大坂夏の陣。

ここ最近は，檻軍の観客数が大きく落ち込んでいましたが，この試合は随分入りましたね。
去年は三連勝したこともあり，ワインレッドの戦闘服も人気を呼んでおり，企画としては大成功のようです。






赤の西軍（檻軍）と黒の東軍（鴎軍）の一戦は，西軍先発の井川の左腕から幕開けしました。

が。すでに私が外野右翼席に到着した時点で，井川の姿は見当たらず。塚原が勢いのある球を捕手伊藤めがけて投げていました。
井川は先週京都での登板以来，中四日での登板でしたが，五つの被安打に四つの与四死球で三点を献上した模様。
前回の二軍戦登板時の姿を見てると，この結果も致し方ないように思えました。

しかしながら，檻二軍は首位をひた走っており，故障明けで緊急登板した井川よりも好成績を収めている投手はいくらかおりました。
それを差し置いて井川を指名した理由に「彼しかいなかった」という指揮官の言葉に
山田の一軍への挑戦や近藤・古川の復活を希望している身として悔しさを禁じえない次第であります。

しかしながら，その三点を徐々に詰め寄る攻撃陣。



私が右翼席に到着した時，本日誕生日の大引が追撃の口火となる本塁打をグライシンガーから放ったところでした。（檻１－３鴎）





投手二番手，塚原は幾度か危機を招いたものの，後続を抑えて四～七回まで無失点。
この好投が完全に劣勢だった檻軍に流れを呼び込みました。



すると幸運の七回裏。打順は一番助さんから。



助さんは倒れるものの，川端死球，後藤・李大浩の連続安打で川端が生還。（檻２－３鴎）
なおも好機でしたが，暴君竜が倒れて同点ならず。



1点差に詰め寄り，八回表はいつもなら平野・・といきたいところでしたが，なんとかこらえて香月が登板。

しかし香月も平野と変わらない登板試合数であるので，本当なら鴨志田にビハインドをこらえる役割を担って欲しかったところ。
しかし，鴨志田は井川と交代で二軍降格となっており，つくづく井川の昇格が悔やまれる結果に。

香月の持ち味はシュートボールであり，コーナーを狙う丁寧なピッチングスタイルでもあります。
しかしながら，ここ最近は登板過多状態で球威が落ち，コントロールもアバウトな日が目立っていたところ。
球威の無いシュートはただの打ち頃なボールに過ぎなくなるので，
登板間隔を空けて球威を戻すためにもいっそのこと香月が先発転向しても良かったのでは？とも思っていたところ。
先発投手が足りないなら，少なくとも今日の井川の状態より香月先発の方が良かったかもしれませんね。

今日は捕手伊藤が構えたグラブにボールを射抜いていたのですが，いかんせんゾーンのアバウトな球審福家で
ストライクを取ってもらえなかったのが響いたでしょうか。
結局ランナーを抱えて吉野にスイッチ。



その吉野が後続を抑えて無失点に。

考えてみると，吉野は日ごろの練習量が多く，登板前の投げ込み数が少なくても肩ができるという強みや
2010年の二軍戦で，真夏のデーゲームが続く8月～9月に8連戦で全て登板し9イニング以上投げた肉体的，精神的なタフさを併せ持っており，
多少のムチャを要求するなら彼に掛けても良いように思っていました。今の香月の登板数を考えても。

その井川を除く投手陣の踏ん張りに応えるべく，野手陣も反抗体勢。



八回裏，英火の二塁打を皮切りに・・・





大引がらしく犠打を成功させ一死三塁の好機。
（しかし大引に犠打をさせるなら二番打者の方が適しているようにも思えます。
下位打線にいるとなかなか犠打する機会もありませんし）

ここで，九番捕手伊藤の代打に北川が登場。





ここ最近は指名打者として先発出場も結果を残せていませんでしたが，
ここはしぶとく犠牲飛球を成功。ついに同点。（檻３－３鴎）

犠飛って，実は本塁打よりも難しいもんなんですよ。（シーズン最多記録は西武ナカジマの16だったはず）
それを確実に成功させ，役割を果たしましたね。



九回表は岸田が登場し，二塁打を浴びるいつもながらの劇場演出も無失点に。
捕手には久々に鈴木。



九回裏は先頭助さんが討ち取られ一死になるも，川端の代打で登場した竹原が右翼線への二塁打。
ここ最近まで二軍暮らしが続いていた竹原が，ようやく旬を過ぎた頃に一軍に呼ばれて活躍できるか不安がありましたが，
見事な打撃。二軍暮らしの悔しさを晴らせましたね。



しかし続く後藤は遊撃ゴロで二死。李大浩は敬遠にされてニ死一，ニ塁。
「ここで決める男」の暴君流が打席に入るも・・・



結局内の変化球に合わせられず，無得点で試合終了。（３時間半規定）




Bs 3 - 3 Marines
この試合，攻撃陣では大引の活躍あってこそ同点に持ち込めました。
誕生日にこの活躍ができ，本人もほっとしているかもしれません。

現在１０連戦中，８連戦が終了して２勝３敗３引き分け。
８戦のうち３試合しか負けていないともわけですが，借金を抱えているときには，とにかく勝たなきゃ損します。
詳しくは，考察した以前の日記を参照ください。

しかし，去年からの夏の陣ワインレッドの戦闘服着用時は，３勝１分けといまだ負けなし。
その幸運に肖り，連戦の残り２試合取ってしまいましょう。


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