一流構造士&主夫への道

資格は一級、中身は三流構造設計士の仕事と家事と育児の悪戦苦闘日記

おひさしぶりに。

2008-09-30 22:50:04 | Weblog
ども。

ふと気付いたら、また一ヶ月超放置してしまいました


いや~ ネタが無くて 忙しくて


言い訳甚だしい。



ということで、少し仕事も一段落したし、P4もそろそろクリアなんで

来月からは少し更新頻度を上げていこうと思います。



最近出した確認物件の、確認審査機関からの指摘事項も追々UPしてきます。


今日は昼間録画しといたCSI見るのでこのへんで

届かない背中

2008-09-06 21:30:17 | structur

自分には会社に5つ上の先輩がいた。


当時、他部署とはいえ、同じ構造設計という業務を同じくしていた彼は

自分にとって、一番身近で目標としていた人だった。


同じ会社の寮の、廊下を挟んだ向かいで暮らしていたこともあり、

ほぼ毎日、お互い終電ギリギリまで仕事をし、帰りの電車では会社の愚痴や

構造に関してのお互いの意見をぶつけ合っていた。

自分は彼に対してまだまだ未熟だったが、常に切磋琢磨できる存在だった。

いつか、肩を並べて仕事をする日が来ると思っていた。




2年半前、そんな彼が会社を休業することになった。

もともと抱えていた持病の治療に専念したいということだった。

命に関わるような病気ではなかったが、薬治治療を希望しており、

数ヶ月間、会社を休むという話だった。




その彼が一週間前、還らぬ人となった。

彼の命を削る筈の無い病が、死に到る病を引き寄せたのか

先の見えない治療に彼の精神が支障をきたしたのか

原因は不明だった。



告別式には、

当時、無知でどうしようもなかった自分を、

『 おまえ、そんなこともしらんのか? 』

と笑い飛ばしていたあの笑顔はどこにもなく、

長い闘病生活に、苦しみ続け、疲弊しきった顔がそこにあった。


彼が病と闘い続けた2年半は 自分が彼の背中を追い続けた2年半。



自分は少しは彼に近づけたのだろうか。

今となってはもう誰にも、自分ですら分からない。


もともと信心深くも無い自分だから、彼の為に祈るつもりは無い。

その代わり誓おう。

この仕事を続けて、努力し続けることを。

もう届かない背中を追い続けて