一流構造士&主夫への道

資格は一級、中身は三流構造設計士の仕事と家事と育児の悪戦苦闘日記

久しぶりに仕事の話をば

2008-06-05 23:49:54 | structur

ということで、たまには仕事の話でも。


今日は、久しぶりに自分の設計した建物の監理に行ってきましたよ。

最近は、大型案件の担当をしてるので殆ど毎日朝2,3時まで机にかじりついて

仕事してるので、たまの息抜きで名古屋まで遠征してきました。


名古屋での今の担当案件は3つ。

一つはとある寮の耐震補強工事の打合せ。

これは今月頭から補強工事が開始されたので、現説も兼ねて現場の

確認・現場担当者との打合せ。


もう一つは、とある事務所の耐震補強設計打合せ。

これはもう一年以上前に設計を終えていますが、現場担当者との

工事の施工性についての打合せ。

何か工事がしにくいということで、再設計になりそうな予感。


ま、両案件とも評定は絡んでない、企業の自助努力的な耐震補強なんですが。



そして今日のお目当ての申請物件の監理。

以前、申請対応状況を記事にしていた案件ですよ。
(つーか、適判の指摘を記事化するとか言って放置しっぱなしw
 その後、法改正後一発目の計画変更確認申請になった・・・)



この建屋は、一級建築士取得後、初の実際の構造設計担当者として

安全証明書と設計図書に自分の名前と押印をした物件。

法改正による過多な仕事量・申請書式の変更による混乱の中、自分の

実力不足を激しく痛感しつつ、お施主さんからのスケジュール的な重圧に

もがき苦しみながら何とか申請を下ろした思い出の建物。


ベテランの同業者の諸先輩から見れば、大した建物でもないし、

わざわざ大袈裟に書くようなことでもないんですが、企画から申請認可

までの一連を、上司に頼らず自分一人で(構造部分についてのみですが)

担当した案件なので感慨深さもひとしおですよ。


現場の状況は、鉄骨建方及び上部CON床の打設がほぼ終了した段階。

写真の一枚でも載せられれば良いんですが、生産施設とそれに絡む

付帯設備なんで、機密保持契約もあって、写真の掲載は無理



ここはこうすれば良かった。なんでこうできなかった?等、反省点が山積み。

現場からも沢山、設計時に考慮して欲しい点の指摘・要望を頂いてきました。


まだまだ勉強・努力不足。日々精進です。