goo blog サービス終了のお知らせ 

英語の勉強、おばさんにまかせなさい

英語の勉強に近道はありません..
一歩一歩着実に進むこと。それがイヤなら、あきらめ. かな?

クラスはいつでも両面通行

2009-10-21 21:57:57 | 英語の勉強
これもまた英語だけに限らないこと.独学で何かを勉強する時は別として授業,レッスンを受けるときそれをいつも受け身で受けていませんか? まるで先生がすべてを教えてくれるかのような錯覚に陥って、先生が少しでも間違えると何だかひどく先生の質が悪いように思える...どうでしょう? 

どの先生だって完璧ではないし、勉強の途中です.今まで気がつかなかった疑問に授業中に出くわすこともありますし、生徒の質問に「これ」というはっきりとした答えがない場合も少なくありません.特に語学の場合.例外が多いですからね.

それに勉強をする生徒の側だって先生に対して失礼がないようにするのは最低限のマナーだし、さらには自分が勉強したい、という意欲を見せなくては先生はまるで独り舞台を踊っているようなもの.それでは先生側のやる気だって下がります.先生だからと言って特別ではないのですよ.生徒と同じ人間です.

「先生の教え方が悪い」「先生の発音はひどい」「先生がやる気がない」と思う方達、少しの例外を除いたらその原因を作っているのは生徒であると私は思うのですがどうでしょう? これが最初から先生側の問題ならこれは学校が抱える大問題ですから根本から解決していただかなくてはならない.しかしそういう事実が蔓延しているとはあまり思いたくありません.自分が大学などで勉強して来た知識を子どもたちに伝えたい、という熱い気持ちを持って先生という職に就くのでしょうからね.先生に対しての不満を言う前に一歩下がって自分の授業態度をもう一度見直してみてください.第3者の目になって自分を見て、どうですか? 自分の授業態度は100点ですか? 先生ががんばりたい、という気持ちを引き出していると思いますか?

個人的に教えている私の所にはいろいろな生徒がいます.意欲と実際の勉強がともなっている人.意欲はあるけれどどうも時間の使い方に難点があるかな、と思われる人.意欲はあるのだろうけれどそれを表面に表すのが下手な人、などなど.個人的にお金を払うのですから「やる気」は皆持っているんですよ.しかしそれが私にうまく伝わってくると私もやりやすい.伝わってこないからと言ってやる気がないとは決めつけません.もちろん. 人によって自分の気持ちをうまく表現できない場合も少なくありませんから.でも、無表情っぽい生徒は正直言ってやりにくい.わかっているのか、わかっていないのか.質問はないのかしら? わかっているかのように見えるから問題を言ってみるとやっぱりわかっていない... うーん、と困ること多々です.

せっかくお金を払って授業を受けているのでしょう? ということは意欲はあるということですよね.それなら先生からベストのものを引き出すのが生徒側にとったらベスト.これをwin-win situation と言います.どちらにとってもうまみがあるんです.何をするにもこのwin-win situation を目標にがんばってくださいね

最後になりましたが英語の授業でこのwin-win situation に持っていくための秘訣.復習です.予習より復習.長い間先生をしているとわかるんですよ.勉強して来たかしてこなかったか.言葉で「勉強してきました」と言われてもちょっと問題を出してみれば一目瞭然.がっかりしたり嬉しかったり.復習して前回の授業で出て来た新しい単語などは完璧というくらい覚えてしまうこと.そうすると先生は「あ、私もがんばらなくちゃ」という気持ちになれます.当たり前のようなことですがこれができない生徒が多いんです.理由はそれぞれにありますが、でも、理由、言い訳はあまり意味がありません.Did you study or did you not? ですからね

言葉は覚えるだけではなく使うもの

2009-10-20 21:24:55 | 英語の勉強
この間、英検1級の本を久しぶりに手に取りました.その昔取ったきりなので、今の1級はどんなものか興味があったのです.まぁ、むずかしい単語が並んでいましたが...さて、これを覚えることでテストは受かるかもしれないけれど、受かったあとどうするのだろうと考えたんですよね.テストのために言葉を覚えたもののそれを使わないのであればなんのために覚えたのか、ということになります.もちろん「1級合格」という晴れがましい事実は残りますし,もしかしたらまわりの人から羨望の眼差しで見られるかもしれません.

しかしですよ,アメリカに来てしまったら「1級合格」という広告は日本企業以外で通じません.実際の英語が必要とされるからです.ここで言いたいのは、「英検1級に合格することがためにならない」ということではありませんので.念のため.勉強することは何歳になっても必要なこと.しかし目的を一つ間違えると時間がもったいないかも.

日本語で考えてください.膨大な数の言葉を知っていますよね.しかし普段使う言葉の数と言ったら限られていますし、それ以上に大切なこと.その言葉をどういう場合にだれに向かって使うかを私たちは把握していますし,その言葉の意味だけではなくて「何であるか」をしっています.母国語ですからね.しかし第2外国語ではそれがなかなかむずかしい.

例えば、政治に言葉を使って説明しましょう.政治に関する言葉をたくさん知っていますね.the Republicans, the Democratics, senate, the president, the legislatures... しかし、それぞれの言葉を日本語で知っていてもそれをアメリカの政府に当てはめて考えられるかです.オバマ大統領はどちらの政党に属するか知っていますか? また、senate がどういう力を持っているかとか、どういう選ばれ方をするかなど、そういう「知識」がなくてはその言葉を使った会話はできません.大統領=the President と知っていても会話の中でその言葉を使えないのでは役に立ちませんよ.

英語をどうも特別視する傾向にある という事実に目を向けて、英語は他の知識があることで始めて有効になるのであって、英語が独自で活躍する場所はなかなかありません.通訳するにしてもそうですよ.通訳している内容がわからないのでは訳された日本語の意味が微妙に違ってしまいます.その辺をもう一度よーく考えてみることです

なぜ英語が話したいか

2009-10-18 20:12:22 | 英語の勉強
なぜ英語が勉強したいか? 人によってはなぜ英語を勉強しなくてはならないか? が正しい質問かも.前にも書きましたが、間違っても「英語でも勉強しておけば」とか「英語ができたら何とかなる」という安易な考えは捨ててください.そして間違っても信じてほしくないのが次のうたい文句

「英語を話してインターナショナルに」 これほど嘘っぱちなことはありません.もしこれが本当ならば英語が話せるアメリカ人はすべてインターナショナルな人になってしまいますからね.たとえその人が自分が生まれた小さい町を出たことがないとしても.

英語は自分をインターナショナルな人間に近づけるための一つの手だてであってすべてではありません.英語はとりあえず世界の共通語のようになっていますからこれを話せると便利、ということは言えますよね.相手の人の言語がわからなくてもお互いに英語が話せれば何とかコミュニケーションが取れる、という利点が生まれます.しかし英語を話せれば良いということだけではインターナショナルにはなれません.お互いの文化、歴史、習慣を知り、尊重し、理解していって始めてインターナショナルな人間になるのですからね.

だから前述したようなカタカナ語を話せることで有頂天になるのは恥ずかしいことなのですよ.

ちなみに、私たちが住む都市の空港でのこと.あるエアラインのカウンターの女性は新人だったのか、パスポートを見たことがないとのたまいました.うーん、もちろんだれにだって始めての経験はありますが、一応国際空港を名乗る空港で働くからにはパスポートの取り扱いのトレーニングくらい受けていてほしい、と思いました.

最初は基本文型から

2009-10-16 12:07:07 | 英語の勉強
英語に限らずどの言葉もその国の文化、歴史、習慣を反映していますからそれらを知らずして語学の勉強は成り立ちませんが、とりあえずは基本文型の練習からということになるでしょうね.

何だって基本から入ってそこをしっかり埋めることから始まります.そこが埋まっていると思う人たちはどうぞこれは読み飛ばしてください.そうではなくて中学の3年生あたりからどうも英語がわからなくて、というような方達はぜひもう一度中1で使った教科書にもどり練習しましょう.教科書なんてバカにしないでせっかくあるのですから使わなくては損.それにあまりバカにしたものではありません.基本的な文型がきちんとのっているでしょう? それを理解できないのは結局国語力がないから.国語力があって、国語の文法をきちんとわかっている人は英語もすんなり入るでしょう.

というより,語学を勉強する時にも数学を勉強する時にもとりあえずは文法、法則を覚えなくてはならないんですよ.そしてそれを展開したり、応用していく.数学は例外はありませんが語学にはそれがたくさんあるのでちと厄介ですが、それにしてもとりあえずは基本の文型.そこを理解せずにその先,というのは無理が出て当然.

わかったつもりにならずに基礎にもどりましょう.そして、なぜここにこれがあるのだろう、どうしてこの時はこうなるのに,この時は違うのだろう、と疑問を持つこと.それからその疑問を先生、ご両親にぶつけてみることです.疑問をそのまま疑問で残さないように.でとりあえず基本文型、もう一度見てください.どれくらいわかりますか?

カタカナ語を正しく使おう

2009-10-14 22:05:41 | 英語の勉強
カタカナ語を羅列していませんか? カタカナ語を知っていればまるで自分が他の人より偉いような気がしていない?
そう言う方々に一言

「カタカナ語は英語ではありません.日本語です」

辺に言葉を短くしてしまうくせがある日本人ですから自分勝手に言葉の省略形を作ってしまう.それを英語と誤解してまるで英語を知っているように思わせる部分がある.その言葉を英語圏の国で使ってもわかってもらえる確率はかなり低くなるよね,省略形だけではなくて発音が違うし、アクセントの場所も日本語ではわからないでしょ.そしてあわてるケースをよく見かけるよ.

コラボレーションやらモチベーション(これも英語の発音を日本語で表しきれないからこんな辺なカタカナになる.かといってローマ字を使うことなんて全くないのよ.だって、日本語にそれに対応する言葉があるのだから.それを使えばよい.私たちは日本人なのだからきちんとした日本語を使えばよいのよ.それなのにどうしてわざわざわけのわからないカタカナ語を使う必要ないじゃない.くり返すけれど日本人だよ.日本人が昔から使っている日本語をなぜ使わないの? 英語は英語として勉強して日本語は日本語としてきちんと使う.そうしないと「日本人」の言葉が失われていきますよ

「考える」くせをつけること

2009-10-13 21:56:23 | 英語の勉強
これも英語に限りません.みんな「英語、英語」と騒いでいるけれど、どの勉強についても共通なのはしごくあたりまえな「考えるくせをつけること」 何だか「英語」を切り離して考える風潮があるように思うけれどそうではない.学校の勉強に限らず仕事だっておけいこだって考えることを忘れたら進歩しない.

例えばこんな広告を見たとしますよね.「英語を勉強しないで英会話ができるようになった」本当にそうなのか? 疑問に思うことは大切ですよ.本当かもしれないし本当ではないかもしれない...頭から信じないで試してみる.その学校に行ったことがある人に聞いてみる.自分のレベルはいったいどれくらいなのか他の人と比べてみる.いろいろ方法はあるでしょ? それもしないで人の言葉、学校の広告を頭から信じてしまうのでは困る.困るのはあなたですよ.まわりの人ではない.

英語の文章を見る時だってちょっと立ち止まって考えてみる.例文を読んだら、同じような構造の文章を自分で作ってみる.それが正しいかどうかチェックしてくれる人がいるとよいのですけれどね.もしかしたらもう一つ上のレベルに連れて行ってくれる人をさがせるかもしれない.

人間、考え出すといろいろ新しい発見をするもの.受け身でいたらそうはいきません.自分から考えるくせをつけましょうよ

本をたくさん読みましょう

2009-10-13 09:26:56 | 英語の勉強
これは英語の勉強に限ったことではありません.本をたくさん読んでください.英語の本を読むのはなかなかむずかしいことですからついめげてしまいがちですが、できるだけ自分のレベルにあった本を探して読んでください.他の人にどんな本が良いか聞いてもあまり意味がありませんからね.間違っても「知恵袋」なんかで質問しないように.学年が同じだって英語のレベルは人によってさまざまなんです.それなのに一般的な質問をするのはちょっとおばかさんですよ.一見簡単で楽そうに見えても「急がばまわれ」.自分の足で本やさんに行って中身を見ることをしてください.意外な発見があるかも.

また、簡単そうに見えても文体がどうも自分と合わないな、という作者は必ずあります.それは英語の実力というよりも好みです.日本の作者だってあるでしょう? さくっと自分の中に入ってくる作者とどうもとっつきにくい作者.それと同じです.だからその辺も考慮に入れて本を選ぶようにしてください.他の人が読んでいるからと言って何もそれと同じものを読む必要はないでしょ? 自分のための勉強で他の人に話すための勉強ではありません.

同じ言葉のくり返しが多い本というのも良いですね.ここでこういう本がおすすめですよ,と言いたい所ですが、相手の実力も知らずにそんないい加減なことは言えません.もしどうしてもというのであればメールをください.場合によっては相談にのれると思います.

チーズの穴

2009-10-12 10:55:29 | 英語の勉強
私の日本語の生徒の中には日本に住んでいた人、仕事のために日本語が必要な人、ただ単に日本が好きで言葉を勉強したい人といろいろいますが、どちらかと言うとまっさら状態の人の方が教えやすいです.最初から私が教えた方が何がわかっていて何が不足しているかわかりますし、その人の勉強のくせなども早くとらえられるので効率が良いレッスンプランを立てられるからです.

それに比べて独学で勉強しました、という人は意外とやりにくい.というのは会話のテープなどで勉強している人たちは知っているつもりになっている割にはわかっていない部分が多かったり、知識自体が定着していないケースが多いから.しかし、説明していることが何となく自分の頭に残っているトピックだと「知っているから」「あ、それはもうわかっている」という変な自信があって身を入れて話を聞かなかったりします.

「わかっているつもり」が一番こわい.これを私は「チーズの穴」と呼びます.この穴を埋めるのがなかなか大変.だって.どこに穴があいているか突然に表面化してくるし、どれくらい深い穴なのか、別の穴とつながっているのかなど、予期せぬことが次から次へと出て来てその修復に思った以上に時間がかかって前に進めないことがあるから.しかし、一つ一つその穴を埋めておかないことには、新しいものをのせた時にその穴が原因で土台が崩れるんですよ.

知識は定着していないと実際の会話で困ることが多い、これもぜひ頭に入れておいてください

トピック

2009-10-11 22:24:44 | 英語の勉強
言葉を使う、会話をするにはお互いに興味があるトピックがないとできません.天気のこと、家族のことを少し話せるだけではそこから先の会話が進みませんからね.もっと深い話ができる英語力が要求されますし、それ以上にあるトピックについての知識がないと会話が止まります

あまり英語が得意ではなくても感覚的なものについてならあまり複雑な構文を駆使することなくお互いの意思を伝えあうことはできても,もし契約、交渉の場所になるとそれでは全然お話になりません.どこまで自分の意志をしっかり相手にわかってもらえるか.が英語が流暢と言える一つの物差しと考えて良いでしょう.

そして自分が話せるトピックの幅を広がらせることが次の課題です.そこまで行くと前回の記事のくり返しになりますが、どうしても日本語と英語の両方を操れる人を先生にすることが非常に大切になってくるのです.その辺を歩いているアメリカ人だってそこまで英語を教えきれませんよ..

もし、外国人に英語を習っている人たちがこれを読んでいたら、次回先生に会った時,ぜひ質問してください.

「英語は学生のとき得意だったか.自分の文法に自信があるか」

英語が母国語の先生に習っているのならこれくらいの英語の文章は簡単に作れるはずですよ.ぜひ、聞いてください.もし、上の文章を英語に直せないようなら、メールをください.答えは差し上げませんが、ヒントは差し上げます

先生をさがそう

2009-10-03 22:14:02 | 英語の勉強
前回も書きましたが、とにかくあなたのレベルを知っていてあなたに適した英語を教えてくれる人をさがすことをしましょう
では、どうやってさがすか.これは非常にむずかしい.人の口コミが一番いいかも.「あの先生はいいよ」「この先生はこんな教え方をする」という口コミの情報をまず収集します.しかしそれを鵜呑みにするのはいけません.個人個人で勉強の仕方、先生との相性が異なります.友達が好きな先生も自分が嫌いかもしれないし、その逆かもしれない.人のいう事をそのまま信じると自分が損することにつながりかねません.これは英語の先生さがしに限りません.間違った情報をそのまま信じて何か失敗しても、それは確かめもせずに信じた自分の責任です.

そういう先生が見つかったらまず連絡して自分の目標、学習習慣、勉強に使える時間、そして予算を言いにくいかもしれませんがはっきり説明します.お金のことなど言いにくいことですが、必ずついて回ることですから先に済ませた方がお互いに気が楽と言うもの.もしかしたらその先生が良い人を紹介してくれるかもしれないし、その先生が教えてくれるかもしれない.または「ごめんなさい」という答えが返ってくるかもしれない.でも、それは仕方がないこと.別にあなたを個人的に拒否しているのではなくて時間の都合や求めるものが異なると思えば良いのです.そしてまた次をさがします.

また、実際に始めてみてその先生のやり方に「?」を感じるようになったらそれをきちんと先生と話しましょう.このとき気をつけなくてはいけないのが、決して相手に失礼にない言葉を選ぶことです.「言葉」の選び方は英語も大変だけれど日本語はもしかしたらもっと大変かもしれない.そこに神経質になることです.これも英語上達に結びつきます.

おっと話がそれました.正直に自分が求めていたものと違う、こうしてほしいなどという希望を相手に伝えます.自分はあまりお金は払いたくない、でも、もっと教えてほしい、というのではルール違反ですけれどね.「教える」ということの大変さを身にしみて感じていない人にはわからないかもしれないけれど、きちんと「教える」というのはものすごく体力と時間を使うんですよ