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英語の勉強、おばさんにまかせなさい

英語の勉強に近道はありません..
一歩一歩着実に進むこと。それがイヤなら、あきらめ. かな?

cemetry? graveyard?

2009-12-04 12:52:37 | 異文化
今、生徒のひとりと「織田信長」を読んでいます.といっても小学高学年用の本ですが...漢字はあまりでてきませんが、表現、言葉、そしてその時代の日本人が習慣として来たことが当たり前のように次から次へと出てきます.彼は一通り日本語の文章を読んでそれを英語にざっと訳す、ということをするのですが、言葉よりも文化、歴史に興味があるようでついそちらに話が進んでいきます.

信長の父親が死んだ時の葬儀の様子をよみながら、「位牌ってない?」「どうして焼香するの』と聞かれるのですから私も勉強しなくてはなりません.そこでふと気になっていた質問を投げかけてみました

「graveyard, cemetry どうやって使い分けているの?」と.

彼は「graveyardの方が暗いイメージがある.ただ、僕たちはあまり墓場に行く習慣がないからどういう時にどっちを使うとかあまり考えたことがない」と言いました.さらに続けることに

「ぼくのおじいさんは2年前になくなったけれど、おじいさんのお墓に行ったことがない.おじいさんのことを考えることはあるけれど滅多に思い出さない...自分が死んだあとは誰がぼくのことを考えるんだろうって思うよね.日本人は位牌というものが家にあるんだ...ふーん,日本人にとってのお墓の方がアメリカ人にとってのお墓よりもずっと大切なんだね」とひどく感心していました.

言葉と文化、習慣はひどく密接に結びついているんですね.


よその国ではよその国の習慣に従う

2009-10-20 08:09:00 | 異文化
海外で生活をしている人たちはもちろん、旅行者の人たちの心構えを一つ.

「およその国ではその国の習慣に従いましょう.できるだけ日本のことは忘れること.間違っても「日本はこうなのに...」
「日本だったら...」という言葉は使わないこと.だって日本じゃないのだから日本のことを持ち出したってしょうがないでしょ.」

これはもちろん日本人だけに限りません.英語を話すアメリカ人旅行者だってよその国に行ったもののその国の習慣を無視して眉をひそめられることはたくさんあるだろうし、他の国の人たちだってそうです.何が相手の国では禁じられているか、どういう習慣の国なのかは海外旅行の前にぜひ調べてください.

私が住んでいる場所はあまり日本人の方は見かけません.というよりもあまりアジア人がいないのかな..だからよけいに気になるのかもしれないけれど、空港で固まっている日本人の人たち、いそがしくビジネスマンが次の飛行機にのるために闊歩しているのに通路のど真ん中で立ち止まりおしゃべりしたり、地図を見たり...知らない場所で迷ってしまいそうになるのはわかりますよ.地図を見て確かめることは良いことです.しかし、横にどくとか、人があまりいない場所に座って地図を見るとかそれくらいの考慮はできるでしょ? でも、アメリカでもこう言うことを平気でするということは自国の日本国内ではかなり自由奔放に生きていらっしゃるのかも...まわりの人への迷惑をもう少しぜひ考えてくださいませね

また、ときどき気にする日本人へのコメント.「日本人の人は日本人で固まってランチにも行くし、週末も日本人で何かをしているらしいからあまり現地の人と関わらないのよね.」と結構言われます.言葉の問題があったり、子どもを補習校に連れて行くからでしょう、と思った通りの返事をいつもしますが、これは前回のステレオタイプを招きかねない...かといってアメリカ人だって両手を広げて歓迎するわけではないですからね.まぁ、日本人の人たちだけを責めるわけにはいきません.皆自分の生活がいそがしくて人のお世話をしている場合じゃないんですよ.

でも、誰かがドアを開けていてくれたら「Thank you」と笑顔をともにいってつぎの人にもドアを開けておいてください.当たり前のような顔をして通り抜けないように.そしてマクドナルドの前などでメニューがよくわからなくてカウンターの前にぼーっと立つのではなくてちょっと横にどいて考える.もしくは回りに人がいたら.「We haven't decided yet. Please go ahead」くらいはいいましょうよ.

「旅の恥はかき捨て」だけはしないように.次世代の人たちの迷惑になりますよ.