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英語の勉強、おばさんにまかせなさい

英語の勉強に近道はありません..
一歩一歩着実に進むこと。それがイヤなら、あきらめ. かな?

What do you know about Japan?

2010-02-03 12:02:45 | アメリカ
私が日本語を教えていると言うと,多くの人が,

「一度日本に行きたい」
「日本に行ったらきっと帰ってきたくないと思う」
「日本にとても興味がある」

と言ってくれます.好意なのか,本気なのか,よくわかりません.本気だとしてもいったいその人たちは日本についての知識はどれくらいあるのだろうか,とついひねくれ者の私は思ってしまいます.

アメリカで報道されている日本のニュースなんて皆無に等しいし,中国,韓国,日本が一つの国だと思っている人たちだってたくさんいるのに,日本について何を知っているのだろう? 

おすしかな? トヨタの車かな? (今,リコールが大変のニュースになっていて今まで完璧を期していた日本人に変化が見られる,なんていう記事は見ますね.)それとも京都かしら? 村上春樹さんの作品は広く読まれているのでそれかな?

何はともあれ,正確な知識を持っていただきたい.そう思います.

と言うことは英語を勉強している人たちも,アメリカを始め英語圏の国の実態を知る必要がありますね.又聞きではなく,自分の目で見られるといいのですが..

Seeing is believing です.

who to blame

2010-01-26 08:42:16 | アメリカ
"Who to blame?"

この言葉はニュースの中でよく聞かれます.

先日は子どもたちの肥満のニュースの中で使われていました.

"Who to blame?"  もちろん何かが起きれば原因があるのですが,この言葉が必要以上に使われると責任の押し付けあい,としか聞こえません.そう,いかに他の人たち,社会に責任転嫁をするかなのですよ

子どもたちの食事の質,量,運動の激減などからアメリカの子どもたちの1/3が肥満,というデータが出ています.さて,誰が悪いのか? 親? 学校? 社会? メディア? ファーストフード店?

簡単に誰が悪いとは言える問題ではないのですから責任の押し付け合いをする前にこの問題をどう解決するか,を考えたいものです.もっとも原因が究明できなければ解決ができない,という意見もあります.そうなのですが,ここまで問題が大きくなってくると責任転嫁をしている時間がない,状況に来ているのですよ.

"Who to blame?" 何かがおきた時に「私のせいではない」と思う前に,解決策を考えるくせをつけたいものです



”I didn't pay a penny out of my pocket.”

2010-01-25 10:56:38 | アメリカ
なかなか景気が良くならないアメリカ.

The cheaper, the better という意識が定着しつつあります.お金を無駄遣いしないことと,お金に汚いことの違いを教えてあげたい,と思う今日この頃ですが...

”I didn't pay a penny out of my pocket.”

というようなコメントがコマーシャルで次から次へと流れてきます.

自分のポケットからお金を払わなかった,要するに自腹を切らなかった,ということなんですよね.

それでは誰が払ったのか? そんなことは関係ないんです.It's not my problem.

でも,その人が支払わなかったら誰かにしわ寄せが行っているはず.ということは,誰かが得した分,他の人が苦しんでいるかもしれない... 私だってバーゲンは好きだけれど,質,サービス,いろいろなことを総合的に考えてみた時に,「安ければ,他のことはどうでもいい」とは絶対に考えないですね.

The cheaper, the better...  いやだいやだ.

regifting

2010-01-22 10:36:41 | アメリカ
親戚から最中をいただきました.とてもおいしい最中なので,日本をよく知っている生徒におすそわけをしようと持って行きました.

「おすそわけよ」と日本語でいう私に,彼は「?』

「日本ではね,人からいただいたものを他の人にも分ける習慣があるのよ.」と説明.ここまでは日本語でした.

でも,かれが

「じゃ regifting?」 と聞くのでここからは英語

「No, it's not regifting. You regift the things you don't want. We share the pleasure or happiness somebody else gave us. It's totally different. !」と断固反対.

彼は「日本ぽいね」とまた日本語.

"We, americans, keep what we want and give away what we don't want." というから

「人によって違うでしょ」と言い返したら,

「そうだね」とニヤニヤしていました.

行動は同じでもその裏に流れる人の意識が異なるんですよね.


baddist?

2009-12-05 13:19:12 | アメリカ
言葉は生きているものだから変わっていくもの、とよく言います.日本語だってどんどん変化していますよね.音楽、映画などいろいろなメディアの影響で新しい言葉が作り上げられ今まで使われていた言葉が死語になっていきます.しかし、新しく作られた言葉がすべてよいことばと受け取ってよいのか、何でも新しいものはとにかく取り入れていってよいものか...どこで線を引くのか、ということになりますよね.何にでも限度があるのですから.

文法も変わっています.しかし、文法の単なる間違えを「新鮮」と感じて皆でもてはやすことはどうなのでしょう? 人の口からbaddistという言葉を聞いた時には愕然としました.最初は何を言っているのかわからなかった... しばらくしてからworstのことね.とということはgoodestという言葉も出てくるのかしら、

そうこうしているうちにimpolite がunpolite,more interesting がinterestinger,いや、そうなると発音だって変わってくるし... 逆に面倒くさくなるかも.

新しいものに飛びつくのがどうも好きらしい、日本人ですが、この辺は少し節度を持った方が良いかも.アメリカ人はこう見えても変化を意外と嫌いますよ.新しいものにチャレンジする気持ちが日本人のようにはありません.けっこう保守的なんです.ま、それはともかく,baddistは少し恥ずかしいかも

時差ぼけ

2009-10-21 10:55:25 | アメリカ
時差ぼけです.といってもどこかに旅行したわけではなく、アメリカ国内での時差ぼけ.ちょっと違った意味で使っています.

私の生徒はアメリカ各地に散らばっているのでその場所の時差を考えて時間を約束しないとお互いに困ったことになりかねません.一応レッスンの時間は決めていますがそれでもお互いの仕事の都合やらで変更する時には、必ず「あなたの時間で◯◯時.私の時間で××時」と確認しないとダメなんですよ.面倒くさいことに.

同じ国の中だけでなく、同じ州の中でも時間帯が違う地域があるので本当に注意をしておかないといけません.この場合の時差は単純に time difference という言葉が使われ、時差ぼけはthe jet lag という言葉を使います.飛行機による時間差とでもいいましょうか.

広い国なので仕方がありませんがこのtime difference を一番感じるのは飛行機の離発着時刻を見るとき.例えばイースタンからセントラルタイムゾーンに飛ぶ時にはまるで飛行時間が10分しかないように書かれることがあります.それは離陸する空港がイースタンの地域にあるのでその時間帯で.そして着陸する空港がセントラルにあるとセントラルタイム(イースタンより1をひいた時間)というからくりがあるからです.冗談でなく言われたことがありますよ.「飛行時間が10分なんてすごく近いんですよね」って.

新しい生徒と連絡を取る時は必ず聞くようにしています.”Which time zone are you in?" と

ステレオタイプで人をみること

2009-10-19 09:46:14 | アメリカ
さて、ステレオタイプという言葉を知っていますか? そう、人をあるグループでくくってその人たち全員を同じような目で見ることです.できるだけステレオタイプをすることは避けたいのですが、これがなかなかむずかしい.人情というのも入ります.ある民族の人たちから同じような扱いを受けることが度重なると、ついその人たちのことを色眼鏡で見がちになる.そういうことありませんか?

民族に限りません.いつ行ってもすばらしいサービスを受けられるレストランのことは好ましく感じますし、いやな思い出がくり返された店は何となく入りたくない.しかもインターネットや携帯で個人個人が勝手な情報を流していますからいったい何を信じて何を切り捨ててよいかわからない... その人と自分では感じ方も受け答えもまったく違うかもしれないのに、ある人が載せた情報を頭から信じてしまう.こんなことしていない?

どこかの質問コーナーに行って「テストを受けたいですがどういう勉強法が良いでしょう?」「おすすめの本ありますか?」なんてバカみたいな質問書かないように.これも一つのステレオタイプ.自分の目と頭で確かめもしないで人の情報を丸っと信じてしまうんですからね.でも、これって集団心理につながるとこわい.

アメリカという国はいまだに人種差別が根強く残っています.これは悲しいかな人間である以上どこか心の底に残るものなのかもしれない... それをさせるのがステレオタイプですよ.いつだったかこんな記事を読みました.やはりアフリカンアメリカの人たちは店に入っても店主の目が必ず背中を追っているような気がする.逆にアフリカンアメリカンの人たちは犯罪を起こす確率が多いと思っている人たちもたくさんいます.そして南アメリカから来た人たちのことはなぜか怠け者を受け取り、(あの人たち、とっても働き者なんですよね.家族のためにアメリカに移民して来ていっしょうけんめい働いている...)そしてアジア人は頭が良い、教育レベルが高いとかね.でも、皆が皆そうではありません.ただ、自分の経験からそう言うケースが多かった、というだけの話.だからそのステレオタイプから外れた人に出会うとびっくりする.そっちの方が変なのに.

いずれにしてもステレオタイプ化してしまうのはどういう時にも危険です.自分の目で確かめる癖をつけて、変な偏見やら先入観に振り回されないようにしましょうよ.