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英語の勉強、おばさんにまかせなさい

英語の勉強に近道はありません..
一歩一歩着実に進むこと。それがイヤなら、あきらめ. かな?

日本語を教えること

2010-01-18 18:27:46 | 英語の勉強
日本語を教えていると改めて英語のむずかしさ,日本語の言葉,表現の多さに驚かされます.日本語と英語を平行して考えられるからとてもおもしろいですけれどね

日本語の言葉の意味もきちんと知らないとそれを英語では伝えられませんし,英語の力がなければ一つの言葉もいろいろな場合に使われることの説明もできません.英語ができれば日本語をおろそかにしてもよいような風潮も見られますが,それは絶対に間違いです.英語の勉強を続けたかったら言葉を大切にしなくてはなりません

例えば,「ゆっくり」という言葉.

雲がゆっくり流れていく.
今日はゆっくりしよう
そんなにゆっくり歩いていると待ち合わせに遅れるよ.

という文章があったとしましょう.それぞれの文章で使われている「ゆっくり」は同じようであり微妙に違います.改めて考えてみると「ゆっくり」という言葉にはslowly, leisurely, relaxed と言った意味が含まれています.この3つの言葉を生徒に伝えて始めて「ゆっくり」という言葉をどういう時に使うかをきちんと教えらるのです.

要するに英語から日本語へ,それから日本語から英語へと両面通行ではならない.この辺りを勘違いしている人が多いのではないでしょうか? とは言っても普段はあまり考えないで母国語は使いますよね.教える立場になってからです.私もこんなに言葉に対して神経質になったのは.

「ゆっくり」この記事について考えてみてくださいね.コメント,ありませんか?

勉強する時間がない

2010-01-18 06:51:42 | 英語の勉強
わたしはアメリカ人に日本語を教えています.日本語を勉強したい人たちはいったいどういう人なのだろう? という疑問をお持ちの方に,まず,多くの人はアニメ,ゲームから日本という国に入ります.この人たちの多くは高校生から大学生.日本語を勉強したくても親たちの援助がなくてはまずダメ.次に多いのが,仕事で日本との接触があるから最低の日本語を知っておきたい,というあまり積極的ではないけれど,仕方がないから日本語を勉強しようか,という人たち,そして最後が本当に日本の文化,歴史が好きでもっと日本のことが知りたい,そのためには語学から,というとても意欲的な人たちとなります.

しかし,アメリカの景気の低迷などから,人々の懐はどんどん寂しくなって来ているため,語学のレッスンなど生活とそこまで密着してないものにかけるお金は減少するばかり.だから,こんな電話がかかってきます.

「ごめん,レッスンのお金がないから,今週はお休みさせてください」ととても正直な言葉.仕方がありませんよね.

また,お金がないから別の仕事もはじめなくてはならないために,勉強をする時間がない,という人も少なくありません.仕事がおもしろくない,もっと給料がもらえる仕事に就きたいために日本語を勉強したいけれど,今の仕事に時間を取られすぎて家に帰ってくるとクタクタ、,もしくは仕事がおもしろくなくて意欲がわかない,なんていう言葉も聞こえてきます.

彼らはいかに毎日の生活を過ごすかで手一杯,それに比べて勉強したいものを勉強できる時間が十分にある立場にいる自分をラッキーだと考えなくてはいけない,思い知らされる毎日です.

It's freezing out.

2009-12-10 12:11:14 | 英語の勉強
天候不順と言うか、急に強い寒気がやってきました.

「今日は寒い」 と言いたいとき、どういう表現が思い浮かびますか? It's cold. はもちろんできますよね.それ以外.いっつもそればかりいうのは気が引けます.

It's freezing そうです.凍ってしまいそう.と言う言葉ですね.freezer という言葉を思い浮かべるでしょう? 他にはどうでしょう? It's nippy. It's a frigid day. なんて表現もありますが、それを知っていたからどう、ということもないかな、なんて変に開き直ってしまいました.

それよりも、この寒気の中、仕事を探してジョブフェアに並んでいる人の気持ちは凍ってしまいそうなくらい冷たくなっているのでしょうね... 失業率がなかなか下がらないアメリカです.仕事がなくて毎日の生活に不安を持っている人の数が多い今日この頃です.

terminal、platform という言葉

2009-12-09 01:18:51 | 英語の勉強
日本語を教えていた時のこと.

terminal は飛行場で聞く言葉ですね.「32番ターミナルからニューヨーク行きのボーディングが始まります」とか.アクセントは最初につきます.日本語のようなフラットなターミナルではダメですね.

それは余談.大きな駅によっては電車のプラットフォームのことをターミナルと呼ぶ駅もあるので、その辺をきちんと教えておかなくてはならないと思い、説明をしましたが、彼女は「

terminal は飛行場だけで使われる言葉で、電車の駅では使われない」の一点張り.

仕方がありません.電車を利用することがない生活環境での毎日ですから、他の場所で起こっていることを知らないだけ.その辺は私の方が理解して教えなくてはならないこともたくさん学びました.

だから、もしあなたが何かわからないことがあってアメリカ人の誰かに質問したとしますね.必ずしもその人の答えが正しいとは限らない、ということを頭に入れておいてくださいね.悪気があるわけでも、間違っているわけでもなくてたまたまその知識がなかっただけ、ということもあるのですから...

言葉は口に出して練習

2009-12-07 09:15:27 | 英語の勉強
英語を勉強している時に頭の中でセンテンスをくり返したりする癖がついていませんか? これでは絶対にダメ.なぜかと言うと頭の中で言っている自分はなかなかよい発音をしていると自分に思わせるからです.いったん口に出して耳から聞いてみると、「あれ?」「おかしい、こんなはずじゃない」とかならず思うはず.これはとても大切

発音に限りません.前置詞など、あるべきはずのものがないと「何か足りない?』と思えるようになるはず.言語というのは口に出して説明できるものとできないものがあるので、説明できないものを覚える時にその響きが重要になってくるのです.

Why do I have to put up with you. を考えてみましょう.

Why do we have to put up you?   上の文章とこの文章を口に出していってみてください.下の文章は正しくないです.withがたりません.テストで下の文章が出て来た時に口に出して言うわけにはいきませんが、頭の中で言ってみると何か響きが変だぞ、ということに気がつけるようになったらたいしたものです

次の文章、口に出していってみてください.正しい文章かそうではないかわかります?

He came running.

What you told me doesn't makes sense.

Everything comes down Mr. Kobayashi

Have you ever spoke with him?

どうでした? 文章をよむだけでわかる人も、そうではない人も、とりあえず声に出して読んでみてくださいましたか?

英語の文章を書く時に気をつけなくてはならないこと

2009-12-02 12:48:01 | 英語の勉強
日本語と英語は根本的に異なる言語ですから文章を書く時に気をつけなくてはならないことがいくつかあります.

まず、一番最初に結論を最初に持ってくること.そしてそのあとに理由、原因、説明などを書きます.最初にくどくどと説明すると気が短いアメリカ人は最後までよむ意欲をなくします.すると私たちが伝えたいものがどんなにすばらしいものであっても彼らの心に届きません.言いたいことをバシッと書いてください.

次に、書く時には受け身の文章は基本的に避けること.受動態で書くとインパクトが弱くなる、というのが理由です.日本語はとかく受け身が多いので、つい英語でも受け身を使いがちですが、話している時はともかく、書く時には避けてください.例えば

「この教会は移民たちによってたてられた」This church was built by the immigrants.
「移民たちがこの教会をたてた」 The immigrants built this church.

日本語での文章は私たちにあまり差を感じさせませんが、英語では強さに違いがあります.「建てられた」のではなくて「建てた」という方が立てた人の意思を感じられるからでしょう.

そして同じ意味の言葉を一つの文章の中でくり返して使うことを避けること.例えば、

He repeated the same thing over and over  話し言葉ではよく使われますが、repeated と over and overは同じような意味を持ちますからこれを一つの(特に短い)文章の中でこのように使うことはよくありません.これはredundantな文章と呼ばれます.これも日本語によく見られる表現なので、意識してこのようなことをしないようにしないとつい、同じような意味を並べて文章を作りがちです.

とは言っても、自分で何が書きたいか、まず頭の中でまとめてから書くことですね.それができなかったら私たちの母国語の日本語で書いても意味をなさない文章になってしまうでしょうから

質問、人に聞くことは恥ずかしいことではない

2009-12-01 11:07:21 | 英語の勉強
簡単に答えを求めることは好きではありませんが、「どうしてこうなるのか」「なぜ、この言葉がここにあるのか」など、文法を理解する上での質問などはどんどんするべきだと私は思っています.何かを聞くと、

「そんなことも知らないの?」
「誰でも知っていることでしょ」

なんてひどく質問をする人の気持ちをそぐ一言を言う人がいますがそういう人は無視しましょう.そういう人たちだってそれだけ知っているかわからないし、わからないものの気持ちがわからない人に質問しても自分が納得できる答えはあまり期待できそうにありません.それよりもていねいに教えてくれる人をぜひ捜してください.わからないままにして前に進むといつになってもわかりません.わからなかったら考える、調べる.それでもわからなかったら質問をすることは何の勉強でもとても大切なことです.

教える側としては「わからないから教えてほしい」「勉強したいけれど、ここがわからないから前に進まない」とかやる気がある質問を受けると嬉しいものです.まぁ、同じことをくり返し質問するのはやめた方がよいかもしれないけれど...でも、それも教える方に問題がないとはいえないので「やめてください」とは言えません.私の生徒はわからないとメール、テキスト、そして電話で質問をしてきます.彼らは私が時間が取れればすぐに返事をかくし、いそがしくても待っていれば必ず返事が来ることを知っていますから.昨日はこんな質問がきました.

「We've been neighbors whole our lives を日本語でなんていうの?」と
でも、どういう状況で誰に話しているのかによって文章がかわりますから何回かテキストが行き来しました.いっしょうけんめい考えている相手をむげにすることはできませんよ.私だって楽しいですしね.さて、皆さんならどういう日本語にします?

わからなかったことを納得して同じような問題、文章にであった時に簡単に理解できる時の嬉しさってないですよね.その楽しさを経験するとまた勉強が楽しくなります.要はわからなかったら質問する.質問できる人(信頼できる人ともいえます)を自分のまわりに探すことです.本当に勉強したいのならお金を払ってでも.質問をしたり先生を捜すということは自分から動くということですからね.受け身ではできないことです.ぜひ、実践してください

environmentally conscious

2009-11-30 10:56:36 | 英語の勉強
スタバでの出来事.決して大きい都市ではないのに近所にスタバが6カ所もありますから、自分がいる場所によって好きなスタバに立ち寄ることができます.それぞれのスタバには特色があり、いる人も本当にさまざま.手際が良い人.客とおしゃべりをするフレンドリーさは持ち合わせているけれど、今ひとつ手が動かない人.仲間とのおしゃべりの方が忙しい人、まぁ、いろいろです.今日は、普段、ほとんど行かないスタバに行きました.コーヒー豆がきれていたから.

好きなフレーバーの豆を二袋持ってカウンターに行きます.

"There is no need to grind." or " You don't have to grind" 私は家で飲む直前に豆を挽きたいのでこう言います.

豆を紙袋に入れようとするのをあわててとめて、

"No need for the shopping bag, either." or "I have my own bag, here." or "I can carry them." などと言って、紙袋は絶対にもらいません.だいたいスタバの人は環境に関してとても興味がある人が多いので反応は似ているのですが、今日の人は面白いことを言いました.きっと間違えたのでしょう.

"You are economically conscious."

私は"?"  でも、まぁ、いいかとお礼を言って店をあとにしたのですが、きっと彼女はこう言いたかったのでしょう.

"You are environmentally consicous" or "You are ecologically conscious." とね.でも、誰にも間違えはありますから、あまり指摘するのはどうでしょうね...

賢く聞こえる英語,そのためには単語数が勝負

2009-11-30 01:18:01 | 英語の勉強
自分が話す相手によって英語がかわる事がある.相手がいそがしそうに話す人だと何だか私も早く話さなくてはならないようにせいた気分になるし、ゆっくりていねいな英語の人と話す時には私も言葉を選びながら慎重に話す...相手の英語を判断しながらこちらの英語も考えるという事は私だけではなくおそらく多くの人がしている事.という事は私の英語も相手に判断されているということ.となるといかに自分の英語を賢く聞こえさせるかを考えなくてはならないね.

アメリカ人の教育レベルは本当にさまざま.中には文字が読めない人だっているくらいだからアメリカ人だから英語が話せるから、英語を知っているとは限らないのですよ.

アメリカ人と話していて自分の英語が通じなくて困った時に発音はともかく、場合によっては相手があなたが話している言葉の意味を知らない場合があると言う事実を知っていてください.同じような年齢の相手といつも似通った話題しか話していない人と会話をする時に感じます.そんな時つい聞いてみるの.「この言葉知ってる?」と.だいたい「知らない」と言う言葉が返ってきます.相手が知らない言葉なら私がいいたい事が通じなくてもしかたがない.

だから、単語の数をぜひふやしてください.単語の数がものを言う事がたくさんあります.それも日本語と1対1で覚えるのではなくてその言葉が持っているいろいろな意味を知る事が必要となります.例えば、「働く=to work」ですね.でも何か順調にいかない時はIt doesn't work well. 食事を残しているのか、それともまだ食べるのかウェイトレスが聞いてくるのが Are you still working on it? この他にも微妙に違う意味で使われることがたくさんあります.それぞれを上手に使い分けることも賢く聞こえる一つの秘訣です.

次の秘訣は同じ意味の単語をたくさん知っておくこと.同じ言葉をくり返し使わないように心がけると、自然と単語数も増えます.日本語を話している時もこれは同じ.同じ言葉ばかり使っているよりも他のいい方、単語を考えることでくせが自然についてきます.これを習慣にすると英語を使う時にも意識的に自分が使っている単語を気にかけることができるようになりますから.

最後に、本をたくさん読むこと.それも「文学」と昔から呼ばれているもの.とっつきにくい感じがするのは仕方がありません.でも、時間と経験が解決してくれます.イギリス文学は特にきれいな英語で書かれています.それだけ文法にうるさいのかもしれない.意味が通じればどんな英語だっていいではないか、と言う意見をお持ちの方はそれはそれでよいと思います.それではいやだ.自分の英語をきれいにしたい、文法も正しく、と思っている方はぜひ少し昔の文学を手に取ってみてください.例えば Pride and Prejudice, The Withering Heights, The Remains of the Day これはKazuo Ishiguro という日本人の方が書いた作品ですがとても美しい英語で書かれていると評判です.「習うより慣れろ」ですね.この辺は

これらのことはそう簡単に身につくものではありません.テストのために単語を覚えるのではなくて生きている単語を学習するのですから.でも「急がば回れ」ですからね.がんばりましょう

勉強は苦しいか?

2009-10-22 21:33:26 | 英語の勉強
楽しく勉強できれば良いんですけれどね.なかなかそうはいかない.子どものように英語の歌を歌って絵本を指差しながら単語をおぼえるわけではないですから.しかし、楽しくないと続けるのはむずかしい.その辺が勉強のやっかいな所.語学は特に言葉を覚えたり、文法も覚えたりおもしろくないことが続く場合があります.言葉一つ覚えるにもスペルと発音とアクセントと列をなしていますしね.

しかし勉強すれば必ず「お、すごい.これも言える」と感じられる時が来ます.

私の生徒の話で申し訳ありませんが、私は最初にボーンと覚えなくてはならない単語を渡してしまいます.それを見てがっくりする生徒もいますが、でも、単語を知らなくては例文が広がらない、というのが私の信念ですからこれはがんばってもらうしかない.そのかわり主語になる単語を10個知っていて、動詞も10個、目的語も10個だと、組み合わせで(単純計算ですよ)1000個の文章ができることになる.ものすごい広がりです.ここを超えた生徒たちは自分で自分が言えることの多さにあっと驚きます.しかし、これをキチンと言えるためにはしっかりした文法がもちろん必要です.

苦しさを超えるとそこに楽しさ、と言うか嬉しさが必ず待ち受けているもの.ほら、昔の人も言ったでしょ.「楽あれば苦あり」って.それをひっくり返して「苦あれば楽あり」なんです.

もっとも自分にきびしい人たちはこれがさらにきつい.なぜか?それは自分にhigh expectation を持っているから.これが高ければ高いほど失敗したとき、なかなか前に進まない時に自分に失望感を感じてしまいます.果たして自分で感じている自分へのexpectation が現実的なものなのか見直してくださいね.

expectation は日本語にすると期待度とでも言いましょうか.間違ってもこれをカタカナ語で使わないでくださいね.あくまでも英語です.カタカナ語ではありません.本当にわけのわからないカタカナ語が多くて驚きます.あれこそ「ひとりよがり」の最たるものです.

勉強は苦しくて当たり前.だからそのあとで感じられる達成感が大きいと思ってくださいね.