白黒子の世界(White Moles メラノブログ)

サイケデリックワールドへようこそ

"黒子の見たる幻想の世界 Vol.4" @防府印度洋

2012-05-29 17:58:40 | 音楽雑記

フライヤーデザイン:ケメティ


7/14(土)にWhite Moles自主企画イベント"黒子の見たる幻想の世界 Vol.4"を開催します。
今回も僕の大好きなバンドばかりを呼ばせてもらいました。
素晴らしいイベントになると確信しています。


White Moles企画 "黒子の見たる幻想の世界 Vol.4"
7/14(土) @防府印度洋
OPEN 18:00 / START 18:30 
TICKET \2,000(1DRINK込)

出演
White Moles
ザ・フラフープス
BLONDnewHALF
モンドダイヤモンド
jugz

ムチムチプリン


僭越ながら私メラノが出演バンドの紹介文を書きましたので下に挙げさせていただきます。


ザ・フラフープス


山口の誇るスーパーポップグループ!Riff Randells、Nikki & The Corvettes、はたまたRubinoosやRecords等のポップパンク・パワーポップ臭を軽やかに漂わせる、いそうで実はなかなかいない、存在感抜群のバンドです。ドラマーでバンマスの玄さんが作るキャッチーな曲群と華やかなステージングは普段内気なあなたも踊らずにはいられないでしょう。翔くんの軽快なカッティングギターに揺れる音像、さらには紅二点、ベースよしのんのしなやかな指から紡がれる正確なベースライン(そしてかわいさ)、ボーカルさきっぺのチャーミングな歌声&おばあちゃん的雰囲気にも注目!昨年リリースした『Hello! We are The Hulahoops!』も是非会場でお求めを!!


BLONDnewHALF(神戸)


White Molesとは二度目の共演!佐賀で初めて共演した時には本番前の音出しだけで完璧に持っていかれました。勢力的なライブ活動は年間80本にものぼるとのこと!関西という土壌からか70~80年代の関西アングラやノー・ウェイヴの影響も感じさせつつ(僕的には京都の生んだ変態バンド、VAMPIRE!やノー・ウェイヴの歌姫(?)リディア・ランチ率いる8 Eyed Spyなどを彷彿とさせられます)それを彼ら独自の手法により解釈したともいえるとてつもなくかっこいいバンドです!僕がBLONDnewHALFを聴いていて一番思うのは、バンドのバランスが完璧だということ。ギター、ベース、ドラム、ボーカル全てが"見せ場"であり、無駄が一切ないロックバンド。初来山!!


モンドダイヤモンド(高松)


僕が初めてモンドを見たのは岩国ロックカントリーでのステージ。そのぶっ飛んだハイパー・ファズ・ガレージ・歌謡に完全にトリップ状態に陥ったのを忘れられません。ファズというご馳走を与えられたホリチさんの愛機ファーストマン”リバプール”は、満たされた食欲をとてつもない轟音により消化!その音のなんて生き生きとしたことか!!LINK WRAY meets 美空ひばりという誰も発想し得ない境地へと行き着いたモンドダイヤモンドのかっこよさを目の当たりにしたあなたは何かしらの液体がどこかから噴出することでしょう。ライブによっては素敵なダンサーもステージに華を添えてくれます。高松の狂気(凶器)が再び山口へ!


jugz(岡山)


(Silver Apples+Godz+Captain Beefheart+Jandek+DNA)×強烈なオリジナリティー=Jugz!! コニシヒサカズさんの強烈な感性により紡ぎ出される魔法のような音世界は、まさに唯一無二のアヴァンギャルドワールド。サイケでジャンクで何よりポップなjugzの演奏を是非山口の皆さんにお聴きいただきたいと切に願います!個人的な話ですが、大量のレア音源を聴かせていただいたお礼に私メラノが差しあげたBOSSのリズムマシーンDR-55(壊れてたから修理なさったとのこと。迷惑!)を今回のライブで使われるのかも見所の1つ?White Molesとは実は初共演!7インチレコードで昨年リリースした『9 seeds』(限定100枚)もjugzにしか作り得ない大大名盤ですよ!!


ムチムチプリン
初ライブとのこと。



一緒に濃い夜を楽しみましょう!


※印度洋周辺の地図(自作)を掲載しておきます。



倫敦水槽が解散を発表

2012-05-27 23:34:51 | 音楽雑記
倫敦水槽が解散を発表した。
やりきれない悲しみが僕を支配している。

僕たちWhite Molesが山口でもしたことのない自主企画イベントをすることになった。2011年1月9日、高円寺グリーンアップルでのこと。きっかけをつくってくれたのはザ・シャロウズの新道さん。しかし知名度も全くない僕たちがイベントを、しかもライブをしたこともなかった東京で......戸惑いと不安だけが募った。東京には共演したことのあるバンドは皆無。でもせっかくイベントをするのなら、妥協なく僕が本当にかっこいいと思えるバンドに出演してもらいたい。この想いから誘わせてもらったのが、小さいテレーズ、墓場戯太郎オーケストラ、そして倫敦水槽だった。

倫敦水槽はマイスペースで聴いたことしかなかった。でも一聴しただけで"本物"だと思った。ロックの遺伝子を確実に受け継ぎつつも、誰にも媚びることのない"強さ"を持ったバンドだと確信した。

だから何の面識もないこのバンドを自分たちの初めてのイベントに呼ばせてもらった。

初めて生で観る倫敦水槽はやはり僕の思っていた通りの本物のロックバンドだった。美しさと儚さが混在するステージは見事だと心底思った。そして、同時にこのバンドのこれから先の可能性を考えると恐ろしい気もした。正直に言うと絶対に負けたくない、とさえ思った。

それから一年後、二度目のWhite Molesによる東京開催のイベントにもやはり倫敦水槽を呼んだ(小さいテレーズ、墓場戯太郎オーケストラも呼び、一年前に共演した四組がまた同じライブハウスで演奏できることが嬉しくて仕方がなかった)。実はこの一年間精力的に活動を続けてきた倫敦水槽の成長を見るのが怖くて、YouTubeに挙げられている動画等はあえて見なかった。
一年ぶりに聴く倫敦水槽の音。圧巻だった。空間を支配する音の洪水に僕は打ちのめされた。一年前よりずっと洗練されている。でも芯は何一つ変わっていない。『ふらんつかふか』という曲には特にやられた。感動と悔しさが一挙に押し寄せてきた。こんな方法があったか、と目から鱗だった。でも悔しさよりも嬉しさの方が強かったと思う。自分が本物だと信じたバンドが一年間でより強固な本物になっている姿はライバルとして喜びを感じずにはいられなかった。

そして、この倫敦水槽という素晴らしいロックバンドを山口に呼びたい、と強く思った。夏にライブ出演できないかと交渉をしたが、話はまとまらなかった。彼等が蛸地蔵、ファンシーナムナムと共同で昨年から行っている"明星音楽祭"というイベントや、夏前に発売予定という1stアルバムのレコ発等で多忙を極めるゆえのことだった。それでも、どうしても山口のお客さんにこのバンドを見てもらいたかった僕は、冬に呼ばせてもらう約束をして、その時を楽しみに、本当に楽しみにしていた。

1stアルバムは素晴らしい出来になった、とやべしんさんから電話をもらった。例の如く、ものすごい楽しみと(あまりにいい出来だったらまた引き離されるんじゃないかという身勝手な嫉妬による)不安が僕の心に生まれた。でもやっぱり早く倫敦水槽の音源を聴きたいという欲求が不安の上をいった。

音源リリースにより、倫敦水槽には前途洋洋な未来が待っていると僕は信じていた。


そんな中の解散発表。


今までも僕の大好きなバンドが解散していくのは何度も見てきた。
でも、自分が"本当のライバル"と認め、これからも切磋琢磨していきたいと思うバンドが解散するというのは、僕にとっては初めての経験だ。
悲しい。ただただ悲しい。
来年も再来年も僕たちのイベントに出てほしかった。
山口の人に倫敦水槽という本物のロックバンドを見せたかった。

これからもメンバー1人1人がそれぞれの形で音楽に関わっていくだろう。それは心から応援したい。でも、あの5人(今は6人だけど、残念ながら新メンバーの方を拝見したことがないので)の音が聴けないのはどうにもやりきれない思いでいっぱいだ。

幸いにも神戸で開催される"明星音楽祭"にWhite Molesも呼んでいただけたので、その時に倫敦水槽と共演することができる。最後の共演は辛いが、この素晴らしいバンドの勇姿を目に焼き付けたい。
以下が明星音楽祭の詳細↓


『明星音楽祭~神戸編~』@8月19日 神戸マージービート・バックビート
出演…
蛸地蔵(神戸)
倫敦水槽(東京)
ファンシーナムナム(東京)
ビレッジマンズストア(名古屋)
黄金クリムゾン(北海道)
犬餓村(大阪)
いったんぶ(大阪)
ねたのよい(東京)
蘭嘆(東京)
ミラーボールズ(名古屋)
青森最後の詩人ひろやーとダークネスナイトメヤー(青森)
ホワイトモールズ(山口)
ULTRA HEAVENS(大分)

開場/開演…16:00/16:30
前売/当日…2500円/3000円 +1d




<この日以外の倫敦水槽のライブ日程>

2012年06月09日(土)
名古屋KDハポン
倫敦水槽1st発売ライブ「トロンプイユ・ソング」
出演:
ギギ
jugz
HADA with XXX
倫敦水槽
出店:migiwa disc
open18:30
前売り¥1500 当日¥1800


2012年06月30日(土)
東高円寺ユーホークラブ
倫敦水槽企画
【共同幻想のあとに】
出演:
倫敦水槽
ギギ
ファンシーナムナム
小さいテレーズ
ザ・シャロウズ
open18:30 start19:00
前売り¥1500 当日¥1800


2012年07月26日(木)
東高円寺ユーホークラブ
「Grateful Gate vol.5」
出演:
河端一(ex. acid mothers temple)&道下慎介(ex. LSD march)
ドラびでお
墓場戯太郎オーケストラ
BUDDY GIRL and MECHANIC
ポポポポーポポ
倫敦水槽
open18:00 start18:30
前売り¥1500 当日¥1800


2012年08月26日(日)
東高円寺ユーホークラブ
『明星音楽祭~東京編~』
出演:
蛸地蔵(神戸)
倫敦水槽(東京)
ファンシーナムナム(東京)
Woomera(ウーメラ、栃木)
ベガ星人(長野)
あなあくやまい(東京)
※倫敦水槽解散ライブ


近くにお住まいの方は是非倫敦水槽のライブを観に足を運んでください。


倫敦水槽解散発表の詳細はここから


※追記
上で『ふらんつかふか』と書いたのは『とみえ』の間違えでした。
でも、『ふらんつかふか』も大好きな曲です。