白黒子の世界(White Moles メラノブログ)

サイケデリックワールドへようこそ

久々の山口ライブ

2012-01-28 09:26:49 | 音楽雑記
最近松尾清憲さんの音楽にどっぷり浸かっております。
POPの威力ってすげーなと思います。
やっぱりサイケやろうがガレージやろうがニューウェーブやろうがPOPであることは何よりも大切にしていきたいと思いました。
しかしながら、ありがちな見せかけだけの似非POPバンドに成り下がりたくはないものです。


さて、2月には久々山口でライブします。
以下詳細↓

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■2月25日(土) 18:00open
■場所:Organ‘s Melody(山口市湯田温泉3-7-7)
■出演:GRAVES BROTHERS DELUXE (from USA) White Moles more?
■料金:前売/当日 ¥2,000/¥2,300(drink別)



GRAVES BROTHERS DELUXE (from USA)

'80'sカリフォルニアにおけるペイズリー・アンダーグラウンド・シーン伝説のバンドTHIN WHITE ROPEの元メンバーにして、現在は山本精一、河端一らと共に結成した謎のグループMAHIKARIを展開するサンフランシスコの鬼才Stoo Odom。
彼が率いるトリオ、THE GRAVES BROTHERS DELUXEは、曾て元Residentsのメンバーも在籍、元Jimi Hendrix & ExperiencesのNoel Reddingや、伝説の60'sガレージバンドMonksとのコラボレーションも行った曲者強者メンバーで構成される。
そんなカリフォルニアの異端派バンドTHE GRAVES BROTHERS DELUXEが、来日!
「レナード・コーエンがローリング・ストーンズと一緒に、マガジンとノイのカヴァーをやっている」と形容されたサイケ、パンク、ムード・ミュージック、ジャズ、エクスペリメンタルなどの要素がゴッタ煮になったユニークなライヴは必見!

◆GRAVES BROTHERS DELUXE  WEB
http://www.gravesbrothers.com/


GRAVESとは一度対バンしましたが、素晴らしいバンドさんです。是非見にきてくださいねー。

1.8 @新宿JAM "黒子の見たる幻想の世界 Vol.3"

2012-01-14 20:47:31 | 音楽雑記
1/8 新宿JAMのイベントにはたくさんご来場いただきましてありがとうございました。
出演者として、観客として楽しませてもらいました。


墓場戯太郎オーケストラ。
唯一僕たち企画の全イベントに出ていただいているバンドです。
今回は馴染みの深い松原さん、中庭さんのトリオでしたが、僕はこのトリオがやっぱりすごく好きです。
変拍子全開の緊張感溢れるステージはいつ見てもすごい。
今年はレコーディングをするとの話も聞きましたので、僕の大好きなアシッドフォーク名曲(曲名は存じておりませんが)がどのようにアレンジされるのか、実に楽しみです。
中庭さん、お誕生日おめでとうございました!


倫敦水槽。
二回目の共演です。
昨年のイベント以来でしたが、その成長ぶり(上から目線ですみません)に感動するとともに猛烈に嫉妬しました。
アシッドフォーク調の楽曲は淀みなく透き通るほどに澄んでいて実に美しかった。
そしてひかりちゃんの鍵盤加入はでかい。彼女の透き通った声でのMCもかなりツボです。
最後から二曲目(ベースラインで名曲決定!)のだんだんユニゾンになっていくところ、最後の全員コーラス、実にヤバかったです。次は山口に呼びます。


ファンシーナムナム。
僕が二年前初めて東京に行った時(旅行で)欲しいCDリストに彼女らを入れ、ユニオンで購入して以来ずっと見たかったバンドです。
音源とは随分印象(音源ではピコピコガレージの印象)が違いましたが、ファンキーでダンサブルかつ"大人"な楽曲はかなり中毒性があり、この方向性の音もかなり好きです。
こんなにもマイナー調の似合う方たちだったとは新しい発見でした。
音源からの進化を確かに感じるステージで、とても面白い試みをしている印象をもちました。
さらにファンになりました。


モンドダイヤモンド。
一度岩国のロックカントリーに来られた時見させてもらったことがあり、その時も度肝を抜かれたものですが、今回も化け物のようなステージでした。
まさに音楽界の白ひげ。
あの潔さ、誰に真似ができるというのか?ファーストマンのあの生き生きとした音色は何事か?
脳内の音量を上げろ!ゲインを増やせ!とひたすらに訴えかけてくるような感覚。
ひたすら歪み切った演奏に猛進する、あんな大人になりたいです。


小さいテレーズ。
二回目の共演ですが、昨年のイベントに引き続き彼らの演奏中に涙が溢れてきました。
ぐちゃぐちゃでドロドロなのになぜこんなに"美しい"のだろう。
小さいテレーズがすごいのは音楽という表現方法を通して、彼らに内在する感性をストレートに表せるところです。簡単そうでこれはかなり難しいことです。
だからこそ彼らの演奏には心を奪われるし"美しさ"を感じるんだろうと思います。
僕はこんなまっすぐな小さいテレーズが大好きです。


シベールの日曜日。
僕がずっと見たい!あわよくば共演したい!と願って止まなかったバンドです。
立ち姿からして"かっこよさ"しか感じられなかった。
ラリーズを思わせる轟音の中に際立つ繊細なメロディー。
あれだけの音量なのに演奏者の脈まで聞こえそうな静けさも感じる唯一無二の音世界。
一瞬たりとも目の離せない素晴らしい演奏でした。本当にかっこよかった。


CLANDESTINE。
昨年末姫路までライブを見にいかせてもらったので、10日で2回ステージを見たわけですが、やっぱり素晴らしい。
聖さんの天才的メロディーセンスに圧巻の演奏力。
僕は7インチB面の"悲しいうわさ"が好きすぎるんですが、この名曲も聴けてよかった(僕たちの新曲はこの曲にインスパイアされてできた曲です)。
聖さんの曲にはいわゆる"泣きのメロディー"が必ず入ってその入り方が本当に絶妙なんです。
初共演、本当に嬉しかったです。


ザ・シャロウズ。
去年東京でイベントをするきっかけをつくってくれ、そして今回レーベルの先輩にもなったバンドですが、共演は初。
自分たちの出したい音をストレートにぶつけるかっこよさ溢れるステージに観客の皆さんも最高潮の盛り上がりを見せていました。
やっぱり演奏力もすごいなあ。ひたすらガレージで押すのではなく、空間的な音の作り方もすごくうまいなあと感じました。
シーンを引っ張り続けるその覚悟と姿勢、間違いなく僕たちが学ぶべきところです。
新道さんとは今度会った時にキスをする約束をしましたが、ファンの方に怒られないでしょうか?


White Moles。
間違いなく歴代ベストのステージでした。
この日の他出演者のパフォーマンス、そしてお客さんのテンションに後押しされ、最高の演奏がお見せできたと自負しております。
これからさらに成長できるようさらにがんばっていこうと思っています。
最近曲をあまり作れていないジレンマが非常に強かったので、これからまたバンバン新曲を作っていきます。


また、ずっとお会いしたかった方たちと会え、演奏を見てもらうことができた喜びは何ものにも代え難いものです。
淀川さん、ケメティ、朗夫妻、エンドウさん、雅さん、タイチさん...。
特に淀川さんほどの方にライブレポでもったいないほどのお褒めの言葉をいただき、メンバー一同感動しております。
本当にありがとうございました!

僕はなかなか人の顔を覚えられないのできちんとごあいさつできなかった方も大勢いらっしゃいますが、White Molesを見に来てくださった、そしてイベントに足を運んでくださった方たちに心よりお礼を申し上げます。

あと、ライブ会場で3回くらい別の方に目がきれいと言われましたが、嬉しかったです。
僕は中国に旅行に行ったときにも中国人に「あなた目がきれい」と言われたほどなので、よほどきれいな目をしているんだろうなあと思います。