娘、演劇部です。
演劇部は、舞台で演技をする人を『役者』と呼び、照明、音響などの人を『裏方』と呼ぶ。
娘、演劇部に入った当初、何をしたい? と希望を聞かれ、
『脚本』 と答えたらしい。
今まで脚本係をしたいと希望した子はなく、娘の役割は脚本係に
10分の舞台で使える脚本をいつまでに、といった使命を背負うわけ。
いままで、6月の発表会と、秋の文化祭用に書いたシナリオ、娘が書いたのが採用された。
脚本を書く作業は家でせなあかんので、実は結構大変
でも、脚本係でも裏方でも、全員『役者』の練習をする。
発声練習とか。
役が多い演出やと、ほぼ全員役者する。
脇役にはなるけれど。体格とか性別とか、いろんな理由で役者に選出される。
秋の大会。
先輩が書いていた脚本がまったくダメで、ギリギリまでもめたけど、最終的にコーチが台本を持ってきはった。
その脚本で、娘が主役
コーチが主役は最初から娘に決めていたらしい。
役柄的に、女子であること。先輩でその役を出来る子が夏休みに留学すること。
そういう理由から。
主役なので台詞が多い 役者希望じゃなかったのに
しかも突飛なところがある自閉症の役で、突然、妙なことを言い出す……ので、台詞が覚えにくい
昨日、コーチから役者ひとりひとりに対する演技の評価と指導があった。
声が出てないとか、身体は動くようになってきたけど、まだ演技には至ってないとか、そんな評価が多かった。
で、娘には
「C はね、みんなとはレベルが違う。役者を目指して頑張ってる子のレベルや。高校演劇の上位にいるレベル。でもいま、上手く演じようとしてる。上手い子は必ずする。無意識にしてる。もっと素のまま出していけばいい」
まさかの高評価
でも無意識にしてることを直せとは、難しい
そしておかんは思う。
これはやばい
将来、演劇を目指したいとか言いかねない
はっきり言って、身長150 顔は並。日本人体系のややむっちり。
こんな子ができる役なんて、たいしてないし。
発声とかは、前の学校でちょっとやってたから出来てるだけやし
高校の演劇部やから、多少マシなだけやから。
でもなんとなくわかってきた。
娘、一時部活辞めたいって言ってたんやけど、理由は妬みひがみによるいじめやったんやな。