カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

ネット・プロレス大賞2017④[最優秀試合]

2018-02-20 19:00:00 | スポーツその他
【最優秀試合】

この部門は一度ブレーンストーミングをしないとちゃんと評価できないので、
Twitterのモーメントに纏めました。

3位までだっていうのに、選んだ試合は52試合。
でも多分1000試合は見ていると思うので、これでもよりすぐっての5%。

何度か言っている気もしますが、
どんなにプロレスを見てる人でも、
媒体でも、一人で把握できる範囲には限界がある。
それでも、その日その時覚えた感動には、意味がある。
例え1試合だろうと、10000試合だろうと。

その感動を忘れたくないがために、
いつの間にやらコソコソバシャバシャ、
写真を撮りまくる生活をしてしまっているわけです(言い逃れ)。


1位 竹下幸之介 vs マイク・ベイリー(7.2 DDT 新宿村スタジオ)
2位 里歩vsさくらえみ(3.31 ハヤブサ1周忌記念興行 熊本流通会館)
3位 芦野祥太郎vs黒潮イケメン二郎(9.2 W-1 横浜文化体育館)


悩みに悩んだわりに、実のところ1位、2位はすんなり決めることができました。

1位は竹下幸之介vsマイク・ベイリー。
見終わった瞬間、“今年はこの試合だ!”と確信した試合。
二人とも観客の裏をつく天才というか、
驚かせるアイデアに富んでいて、ずっと目を離せなかった。
挙句、最後に竹下幸之介がくり出したのは、
自身がデビュー戦で敗れた技・Brainbustaaaaahhhhh!!!!!


[7.2 新宿村:いま、最も目が離せない]

本家であるエル・ジェネリコがWWEでは使えないという最中、
その技の衝撃たるや。

3.20のバイオニックエルボーとともに、
竹下幸之介が技に込めるメッセージに脱帽しきりでした。


2位は、里歩vsさくらえみ。

1年の間にありとあらゆる状況で行われるこのカードですが、
投票したのは、熊本で開催となったハヤブサ1周忌記念興行。
このカードの凄さを、思い知った日。

ハヤブサとミスター雁之助の地元・熊本で行われたこの大会、
そこそこの数の密航者はいらしたと思いますが、
地方、平日夜ということを考えれば、観客の中心は地元の方。
序盤では地元のがむしゃらプロレスのカードや、
豊本さんのアレがアレしていたミス・モンゴルの戦うコミカルなカードが並んでいて、
地方で見るプロレスの味わいとして楽しく観戦してました。

で、里歩とさくらえみの試合。

二人は普段の入場曲ではなく(忘れたらしい)、FMW女子のテーマで入場。
20歳と40歳の女性の試合として、“ガンバレ40歳!”とか
“里歩ちゃんガンバって!”とか、
コミカルな色合いの試合として始まりました。

が、しかし。

目まぐるしい幾度も繰り返された攻防から、
里歩がカサドーラからのフットスタンプを突き刺した瞬間、
“おおっ!!?”
という歓声とともに、会場の空気が、“可愛い女の子”の試合ではなく、
“戦い”を観る雰囲気に変わった。

そんなように記憶しています。


[3.31 熊本:里歩、さくらの後頭部へ放つそうまとう]

こうまで、“空気を変える”瞬間を目撃したことの感動が、
結局全くもって忘れることなく、ここに票を投じることとなりました。


[試合後。この日は“いいですよ”とのことで甘えて撮らせてもらった。]

たぶん二人は世界中で、どこで、誰か相手でも通用する感動を生むことができる。
12年間のそうした積重ねに、ただただ敬意を。



3位は…悩みました。
あとの50試合、どれを選んでもいいと思う程度には、悩みました。
悩んだ挙げ句、たった1試合しか見ていないのにも関わらず虜となった、
一人のプロレスラーのプロレスへの愛情を記憶するために、
芦野祥太郎vs黒潮イケメン二郎に投票することとしました。

もはやほとんどのプロレスファンがご存知なように、
イケメンは素晴らしい。
空気作りも、試合も。

しかし、言いたい。

芦野祥太郎を是非、みてくれ、と。


[9.2 横浜文体:イケメンの脚を壊しにかかる芦野祥太郎]

竹下幸之介の“技に込めるメッセージ”に心うち震わされましたが、
芦野祥太郎もまた、込める情熱が素晴らしい。

ここまでボク…いや、我々を虜にしたのは、
彼の放った“ムーンサルトプレス、失敗”でした。


[芦野祥太郎のムーンサルト。脱帽。]

イケメンの決め技がムーンサルトだから、掟破りとして出したのか…
と思いきや、ちがうね。絶対違うね。
何故なら、彼の憧れは、カート・アングル。
オリンピックゴールドメダリストにして、世界一美しい“絶対に当たらないムーンサルト”を飛ぶ男。

この芦野祥太郎の見せた愛情に、涙を流して感動した。

筋骨隆々の見事な肉体ながら、身長は175cm前後。
それでも、戦前バトルメンに出演した黒潮イケメン二郎は
「プロレスの歴史を変える男」と芦野を高く評していました。

試合を見るまで話半分と思っていましたが、
観た今なら言える。
芦野祥太郎は、絶対にプロレスの歴史に名前を刻める。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月19日(月)のつぶやき その3 | トップ | 2月20日(火)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツその他」カテゴリの最新記事