分離不安障害児のまりちゃん

分離不安障害と診断されたまりちゃんとママの奮闘記。

ママの痛み

2010年02月17日 21時47分45秒 | 日記
大好きな水曜日です。
まりちゃんがお友達と伸び伸び公園で遊べる日なのです。

まりちゃんは分離不安障害。
登園拒否中です。

今日も涼しく、南半球に秋の訪れを感じます。
まりちゃんはいつものように、ぐずぐずしながら起きてきました。
「今日も行きたくないんだもん。」
と。

「大丈夫。今日はママとあっくんと公園行こう。」

ママはまりちゃんとあっくんのお揃いのお弁当箱にサンドイッチやフルーツを詰めて、公園に行く準備を整えました。
大事なプリンセスの自転車も車に積んで。

帰り際にちょっとしたアクシデントがあったものの、
まりちゃん、女の子たちと、とても楽しそうに遊んでいました。
日本語を操るのは、英語が上手なまりちゃんでも、やはり英語よりずっと楽なのでしょう。
ママのところになどほとんど帰っても来ず、体をいっぱい使って遊んでいました。

帰宅後は現実的な仕事が待っていました。
幼稚園の先生に電話をして、小児精神科のお医者さんと連絡が取れたかどうか。
それからまりちゃんのタイムスケジュールがどうなっているのか。など
聞くことが色々ありました。
先生、お医者さんと連絡が取れたならば、そう言ってくれればいいのに、
「何の用事で電話してるの?」といわんばかりの態度。
日本と同じような対応を未だに期待してしまうママが間違っているのは分かっていますが、
やはり苛々してしまいます。

明日から始まるはずのまりちゃんの新しいスケジュールですが、
何も作っていませんでした。
お医者さんも何も言ってはくれなかったようで、
何のために二人が連絡を取ったのかなどさっぱり分かりません。
他の子供たちと同じ、何ともゆるーい適当なプログラムはあります。
それだけです。
事前にまりちゃんに、一日の詳細な流れを説明しなくてはいけないのに、
「説明することは何もありません」状態。
おまけに、先生は
「まりちゃんは何も問題ありません。泣いて幼稚園に行きたくない子は山ほどいます。」とお医者さんに言ってくれたとのこと。

・・・・
そうでしょうとも。泣く子はいくらでもいます。
ママと離れたくてべそをかく子もいるでしょう。
でも、ママにとっては、幼稚園に連れて行くまでのあの状態、そして、まりちゃんの浮き沈みの激しさなど、気になることはたくさんあるのです。
「病気」という型にはめて見るつもりではありませんが、
でも、ママやまりちゃんの悩みの真髄までは、先生は分かっていてくれなかったということになります。
それは残念でした。
しかも、なんと、明日はまりちゃんの好きな先生がお休みなので、その代わりに「まりちゃんの苦手な男の先生」が来るというではないですか。

話が通じていません。
「同じ先生が同じ時間に。」でなければだめなのです。

ママは昨日からまた分からなくなっています。
まりちゃんをそんなに苦しめなくてはいけないのでしょうか。
日本への一時帰国までの4週間、そんなに無理に幼稚園に連れて行く意味はないように思えます。
まりちゃんが泣く、その悲痛な顔を見たくないんです。
まりちゃんの痛みは、ママの痛みですから。

ママはやはり全てを白紙に戻したくなりました。
その上で、できることは全部しよう。

保育園の園長先生は、まりちゃんのために日本人のアシスタントを派遣してくれると言っています。その先生がいてくれたら、本当に助かるでしょう。

でもね、「大丈夫、頑張って。」ほど無責任な言葉はまりちゃんにとっては、ありません。

まりちゃんが元気に幼稚園にいけるようになりますように。




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