くるねこ丼3

本屋で見かけたので買ってきました！


猫ブログを見る人なら知らない人はいないと思われるくるねこ大和さんの、対談をメインとした本です。
今回の対談のお相手は、時代小説家の宇江佐真理氏、ホラー漫画家の伊藤潤二氏とその奥様でイラストレータの石黒亜矢子氏、映画監督の荻上直子氏、寄生虫研究で有名な藤田紘一郎氏です。

特に藤田氏との対談では、猫を飼う人が心配する、トキソプラズマと回虫についてのお話をされています。
結論からいうと、どちらも猫トイレのお掃除をこまめにしていれば、そこから人間に感染することはなく、むしろ生肉や、外の砂場のほうが危険とのこと。

それからくるねこさんのかかりつけ猫医者である鈴木真氏による、FIV（通称ネコエイズ）についての解説。
名前だけ聞くとなんだか怖そうなのですが、よい環境を整えてあげれば、一生発症することなく猫生を送らせてあげることもできるのだとか。
猫から猫への感染も、避妊/去勢をして、繁殖させなければ、よほど起こらないとのこと。
知識って大事ですね…

書き下ろしマンガは、くるねこさんの半生記の後編
おばあさまのエピソードがとても素敵です。

基本的には、普段のくるねこさんの読者向けだとは思いますが、上に紹介したとおり、猫好きにはためになるページもあるので、そのあたりを詳しく知りたい方にもおすすめします。