わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

二十日鼠と人間

2020-03-20 17:09:18 | 観劇

二十日鼠と人間
2018年10月15日 東京グローブ座 2階C列22番

原作:ジョン・スタインベック
翻訳:広田敦郎
演出:鈴木裕美
出演:三宅健、花乃まりあ、中山祐一朗、姜暢雄、池下重大、瀧川英次、駒木根隆介、章平、藤木孝、山路和弘

農場で働くジョージとレニー。
二人の夢はいつか自分たちの農場を持つこと。
図体はでかいが要領の悪いレニーを、頭の良いジョージはいつもカバーしていた。
何かとトラブルを起こすレニーのせいで転々と農場を渡り歩く二人。
新しく働き始めた農場で出会った仲間のおかげで、二人の夢が叶うかと思いきや…
レニーが起こした重大な事件で、その夢も二人の関係も終わりになる。

二人の夢を語らいながら、レニーを撃つジョージ。
リンチで苦しみながら死ぬのなら、自分の手で幸せな気分のままで逝かせようと考えたジョージ。
レニーはその気持ちを知っていたんだと思う。
レニーが気付いていることもジョージは知っていた。

レニーがジョージを必要としていたのと同じぐらい、ジョージもレニーを必要としていた。
そのレニーを失って、ジョージはどうやって生きていくのだろう。

観てよかったと心から思えました。

でも、切なかった。




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