抜目のない未亡人
2014年7月29日 新国立劇場中劇場
原作:カルロ・ゴルドーニ
上演台本・演出:三谷幸喜
出演:大竹しのぶ、岡本健一、木村佳乃、中川晃教、高橋克美、八嶋智人、峯村リエ、遠山俊也、春海四方、浅野和之、小野武彦、段田安則
楽士:阪本弘道、園田容子、佐々木憲
とにかく出演陣が豪華
結婚を機に引退していた女優のロザーウラ(大竹しのぶ)。
夫の死をきっかけに、女優復帰をもくろむ。
彼女の復帰第1作を撮ろうと、イギリス(中川晃教)、フランス(岡本健一)、スペイン(高橋克美)、イタリア(段田安則)の映画監督が、あの手この手で彼女にアプローチをする。
そのアプローチは、お国柄が表れていてとっても面白い。
そして、衣装もお国柄がでていたのだけれど…
なぜか、スペインの監督は、バサロキックで現れて無国籍な感じでした。
ホテル従業員のアルレッキーノ(八嶋智人)が、狂言回し。
いちばんヒットしそうな映画監督を選ぼうとするロザーウラと、自分の映画に出演してもらいたい4人の映画監督とのあれやこれやのやり取りが、シェイクスピアの「夏の夜の夢」を彷彿させました。
ロザーウラの妹エレオノーラも女優だが、顔はかわいいのに、演技派はまるでへた。
なかなか役にありつかない。
役を得るために、父(小野武彦)から政略結婚を迫られる。
政略結婚の相手は、エレノーラの亡夫の兄パンタローネ(浅野和之)。
高齢なのに、舞台のみならず、客席も使って自由に動き回ってました。
木村佳乃は、ちょっとおばかで演技のへたなエレオノーラを、ナチュラルに演じてました。
コメディも以外に合うのね。
ロザーウラのエージェントのマリオネット(峯村リエ)とフランス人監督との、思わせぶりで肩透かしなエピソードも面白かった。
大竹しのぶは、自分の引き出し全部使って巧みな演技。
それにしても、浅野和之は、反則だよ。
ひとりで笑いをさらってました。
何も考えずに、とにかく笑ってばかりのひとときでした。
もう一度観たかったな…
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