にこにこスタンプ帳

「SMAP」と3回呟くと・・・もう笑顔!
不思議だね~SMAPマジック!
いっぱい♪いっぱい♪♪笑顔でね~♪

6月 劇団イナダ組   『亀屋ミュージック劇場(ほおる)』

2006年06月30日 | 鑑賞日記
6月 劇団イナダ組   『亀屋ミュージック劇場(ほおる)』
6月28日(水)19:30 29日(木)19:30 30日(金)13:00・19:00 7月1日(土)14:00
かでる2・7ホール
作・演出/イナダ
出演/川井“J”竜輔、江田由紀浩、棚田佳奈子、山村素絵 ほか
※キャストは変更になる場合があります。
地元・札幌で人気、実力を兼ね備えた劇団イナダ組が、いよいよ札幌えんかんに登場!
群像劇コメディー、社会問題、恋愛関係、家族愛…と常に現実社会を見つめた作品づくりをしている劇団イナダ組が、これで転機を迎えたともいえる代表作「亀屋ミュージック劇場」の再演で札幌えんかん初登場。
昭和の終わりの頃のストリップ劇場を舞台に、愛すべき人たちが繰り広げるノスタルジックな“昭和人情物語”。
<感想>
恥ずかしながら、初めて観ました。
ちゃんとお芝居になっていました。(ごめんね良い意味です)
若者向け大衆演劇路線ですね
判りやすくて、泣き笑い、タンかをきって、見栄張って!
でも、役者がウットリ芝居しすぎてテンポダウンしてます。
あと、せめて10分短縮したら大分舞台が引き締まったのに残念です。
声も出てたし、カツ舌も良かったし、
でもあの泥臭さが今回のお芝居のよさかも。
羨ましいです、あの舞台セットへのお金のかけ方。

KOKAMI@network 第8弾、『恋愛戯曲』

2006年06月29日 | 鑑賞日記
「恋愛戯曲」札幌公演
6月29日(木)30日(金)札幌市教育文化会館
KOKAMI@network 第8弾、『恋愛戯曲』
2001年に上演したものの再演ですが、今回は、新たなキャストです。
まずは、「私に恋に落ちて頂戴」と迫る美人脚本家の谷山役に牧瀬里穂さん。
恋に落ちてよ迫られるのは、アンジャッシュの渡部建さん。
強盗で飛び込んでくる一人は、斉藤慶太。斉藤双子兄弟の弟です。
相棒の女性は、大和田美帆さん。大和田漠さんと岡江久美子さんの娘さんです。
ミュージカル『ファンタスティックス』で、バリバリやってました。
そして、テアトルエコーのエース、安原義人さん。
というメンバーになります。
<STORY>
テレビドラマの脚本家、谷山真由美(牧瀬里穂)がカンヅメになっている人里離れた山荘に、テレビ局の若手プロデューサー、向井正也(渡部建)が訪れるところから物語は始まる。谷山は、おしゃれでドラマチックな恋愛ドラマを書きヒットを続けている有名なテレビドラマの脚本家。だが、向井が勤めるテレビ局から依頼された開局30周年記念ドラマの台本がまったく書けないまま放送日まで一ヶ月を切ってしまい、向井が催促にやって来たのだった。
「先生、台本を」と言う向井に、谷山は「一枚もできてないの」と答える。
「僕にできることなら、なんでも協力しますから」と焦る向井に、
谷山は「本当になんでもしてくれるの?」と念を押す。
「もちろん」と応じる向井。
そして谷山は向井にお願いをする、「私と恋に落ちてちょうだい」と。
「恋に落ちて胸がキュンとしたら、本物の恋愛物が書けると思うの。表面だけが派手な作品じゃなくて、本当に見る人の胸をかきむしるような作品を書けると思うの。」と言葉を続ける。谷山は本気らしい。突然の理不尽な命令に困惑する向井だったが、
「完成した台本を持って帰らなければクビ」という上司の命令と、
「歴史に残る名作を書きたい」と言う谷山の真摯な思いに動かされ、彼女と恋に落ちようと努力する。しかし、誠実ながらも不器用で融通のきかない向井は「恋をなめないで!」と結局谷山を怒らせてしまう。好きになったふりや、なんとなくいい感じだなと思うことはできても、本当に好きになることなんてできるんだろうか、とボヤく向井に、「恋とは理不尽で計算できず比較もできないものです」と谷山のマネージャー・寺田俊司(安原義人)は力説する。「恋とは、唐突な理不尽」であり、「私と恋に落ちて」という谷山の言葉は、唐突で理不尽な愛の言葉そのものだ、という寺田の説得に、向井は飲まれてしまうのだった。怒鳴って部屋にこもってしまったかに見えた谷山は、即座に台本の冒頭シーンを書き上げていた。谷山が書き上げた台本にさっそく目を通す向井。
その内容は、夫との平凡な生活に息をつまらせながら生活している主婦の、夫に隠れて投稿したシナリオがテレビ局の若手プロデューサーの目にとまり、その台本を手直しするためにそのプロデューサーが山荘を訪れる、というものだった。
二人は徐々にお互いを意識し、惹かれあう。
疲れた主婦が書いたシナリオは、有名女性脚本家が駆け出しのプロデューサーに、
「私と恋に落ちろ」と命令するところからはじまるものだった。
現実の向井と谷山をモチーフに台本は進みだし、最初は困惑していた向井は腹をくくる。 「私のことを好きになってね」という谷山に「すごく好きです。本当に好きです。ものすごく好きです。」とは言うものの、携帯が鳴りだし、また谷山を怒らせてしまう。電話の相手は向井の婚約者だった。
なんとか台本を完成させようと試行錯誤を続ける谷山と向井と寺田だったが、若いカップルが乱入してきて事態は一変する。
突然押し入って来た彼らは、杉村仁(斉藤慶太)と泉川京子(大和田美帆)と名のり、自分たちは、郵便局を襲い、警察に追われ、この山荘に逃げ込んできたのだと三人に告げた。ライフルで脅され、縛り上げられ、もう脚本を書き上げることは不可能かと思われたその時、谷山が有名な脚本家であることを知った杉村は、あるアイデアを思い付く。「俺達二人のことを書け!そして、俺達のことを歴史に残せ。」と杉村は命令する。「とびきりの名作を書け!見た人がずっと覚えてて、海外でも紹介されて、タランティーノまで届くような名作を書け!」そうすれば「俺達の名前は永久に残る。」と。谷山の作品に二人のことも登場人物として実名で出す条件で、なぜか五人はとびきりの作品を書くために協力しあうことになっていった・・・
<感想>
なぜ?牧瀬里穂かな?その段階で駄目でしょ?
演じきれないでしょ?
作家に見えないでしょ?見えたの鴻上さんには作家に牧瀬里穂。
大和田獏の娘さんはどちらかと言うと大和田伸也に似ていた。
斉藤くんはベタ過ぎでしょ?
どうして牧瀬里穂だったのかな?
パンフレット¥1.500は高いです。
あとはGoodです。
音楽も舞台装置も大好き
照明のチャンジで設定の変化を判りやすくしていて
イライラしなくて済みました
キャスティングが良ければねぇ。。。

ユーミン女神降臨2006年

2006年06月25日 | 鑑賞日記
松任谷由実コンサートツアー2006"THE LAST WEDNESDAY TOUR"
演目はアルバム「A GIRL IN SUMMER」が中心(当たり前かも)
でも随所随所に涙もののお歌の数々。。。
<感想>
ユーミンといえば衣装が楽しみなんです。
最初は上手からブルーと白の水玉三段切り替えのサマードレス。
ウエストには紫のスパンコール付きリボンを巻いて
お帽子のリボンはドレスとお揃い(お洒落さん!!)
白の靴、
途中で白いカーディガンを袖を通さずに羽織り、その姿にウットリ!
海風に飛ばされるお帽子がインパクトを!!
衣装チェンジ
ポップなトラック荷台に乗ってピンクのサブリナパンツ(モチロンキラキラ)
白の袖なしポロシャツ
頭には一杯のお花のカチューシャ!
可愛い!!友だちが「サブリナパンツ着せたら日本一だね!」と興奮してました。
本当に、あの着こなしが出来るなんて可愛い。。
ここで懐かしい「ルージュの伝言」
白いトレンチコートに白地に黒の模様入りハットを被り
スット立つ姿は「ユーミンだ!」と友人が叫んだ
最初からユーミンですけど・・・でも、ユーミンがそこに居た!

左手の灯台を上っていくのを見ながら
「衣装チャンジしてるな?」とワクワクしてると
いきなりオスカル様が登場です。
あのブーツを履きこなせるのはユーミン様だけです。

ミラーボールもキラキラ
でも後ろのステージで歌ってくれた
「やさしさにつつまれたなら」とまじかにみたユーミンが宝物です。
カーテンコールはぶかぶかの継ぎはぎ風パンツと
後ろに被ったハンチング!
最後に歌ってくれた「卒業写真」一緒に歌っちゃった!
泣けてきた。ヤッパリユーミンは青春そのものです。

白石加代子「百物語」シリーズ特別編

2006年06月24日 | 鑑賞日記
二日目は特別編でした
過去に観た作品の再演です
しかし、照明その他は少し変化していて、
その違いによる効果が比較できた意味のある公演でした。
白石加代子「百物語」シリーズ特別編
2006年6月23日かでる2・7
 演目:浅田次郎「うらぼんえ」
 演目:阿刀田高「干魚と漏電」
 演目:和田誠「おさる日記」
「うらぼんえ」
浅田次郎が直木賞を受賞し、ベストセラーとなった「鉄道員(ぽっぽや)」の中に収録されている作品。
幼くして、親に捨てられ、育ててくれた祖父母も亡くなり、天涯孤独となった女がやっと結婚して幸せを見つけたと思うと、夫が浮気をして相手の女性に子供が出来た。
そして夫の郷里での初盆の席で、夫の親から離婚話が持ち出される。
まさに孤立無援、そこに彼女を助けに現れたのがすでに亡くなった祖父。
「盆と霊」というちょっと怖い設定に、浅田作品ならではの「情と粋」が加わり、深い余韻を残す名作である。
「百物語」の中でも笑えて、泣けてという最も人気の作品である。

「干魚と漏電」
「百物語」の一番の当たり狂言はなにかと言われると、まず上がるのがこの作品と、筒井康隆の「五郎八航空」ではないだろうか。
とにかくお客は最後の最後まで笑いっぱなしである。しかし、まさに最後の最後の一瞬に強烈なパンチが待っている。
一人暮らしの老嬢が、電気が盗まれていると探索を始める。
何でもないごく日常的なディテールの積み重ね。
しかし、隅々まで伏線が見事に張り巡らされている。
そしてその伏線がどんどんとたぐり寄せられ、衝撃のラストが待ち受けている。
それよりもとにかく楽しい作品である。
ローラアシュレーの衣装を着て、生真面目で几帳面なお婆さんになって、縦横無尽に舞台を駆けめぐる白石加代子は実に生き生きとしている。
この作品に「百物語」というコンセプトの醍醐味が凝縮していると言っても良い。

「おさる日記」
お父さんがお土産に持って帰ったおさるの成長日記という形を取ったこの可愛い作品がなぜ百物語に入っているのか、それに関しては、後一言も申し上げることは出来ません。
ただ言えるのは、最後の一行のインパクトはおそらく「百物語」の中でもナンバーワンでしょう。

<感想>
「うらぼんえ」
二度目も泣いた。おじいさんの孫娘を思う気持ちとその思いをちゃんと受け止めている孫娘。希望の光がラストにかすかに見て取れる。上手い演出。
「干魚と漏電」
一度観たからラストの落ちがわかってしまっているので、最初の立ち直れない恐怖は味わえなかったけれど、落ちがわかった上でも、十分インパクトを持たせる白石さんの存在感。存在自体が可愛くて恐い。ラストの照明はべただけど、初回の下からのが良い。
何度観てもローラアシュレイ姿の白石さんは生き生きして見える。
「おさる日記」
可愛いくて笑っちゃうラスト、でも良く考えると不気味で恐い。だから考えないように帰宅しました。

白石加代子「百物語」23夜

2006年06月23日 | 鑑賞日記
ヤッパリ恐かった!!
「百物語」シリーズ第23夜
2006年6月22日かでる2・7
 演目:夢枕獏「首」(「陰陽師シリーズ 龍笛ノ巻」より)
 演目:朱川湊人「栞の恋」(「かたみ歌」より)

今年「花まんま」で直木賞を受賞した朱川湊人の最新作「かたみ歌」に収録されている「栞の恋」。
そして夢枕獏の超人気シリーズ「陰陽師 龍笛ノ巻」より「首」。
まさに今最も旬な二本の作品を中心に据えての、百物語第十三夜公演である。

「栞の恋」
昭和40年を前後する頃の東京の下町、その町には覚智寺というあの世とつながっているらしい不思議なお寺がある。そのせいか毎回、あの世からの登場人物が現れる。
直木賞を受賞した「花まんま」もそうであるが、ホラーといっても怖さより、むしろ優しさや懐かしさがベースとなっている泣ける話である。そういえば、百物語で取り上げた浅田次郎の「鉄道員」や「うらぼんえ」にも幽霊が登場したが、恐い幽霊と言うよりも、むしろ生きている人間を勇気づけ、励ますために現れる。そんな幽霊だった。


東京下町の酒屋の娘邦子は23歳、彼女はザ・タイガースの大ファンで、そしてそのグループのサリーそっくりの男の子に恋をしている。その男は古本屋で一冊の本をずっと立ち読みしている。彼女はこっそりとその本に彼女の思いを書いた栞を入れる。思いがけずその本には彼からの返事があった。そして不思議な栞を通しての文通が始まる。

「首」
今や夢枕獏は百物語を支える重要なスタッフの一人といってもいいだろう。
第二十夜の「踊るお人形」は、夏目漱石家の女中ミス・カヨコが書き残したシャーロック・ホームズの日本での活躍といった形式をとった、百物語のための夢枕獏氏の書き下ろし作品であった。
そして今回は、夢枕獏の代表作「陰陽師」の登場である。
シャーロック・ホームズのシリーズでのホームズとワトソンという二人のコンビにいささか似ているともいえなくはない、阿倍晴明と源博雅の二人の元にさまざまな奇怪な事件が持ち込まれるという構成である。
そして今回はタイトル通り、女の首につけ狙われる男の物語である。
この二作品、怖さはあくまでもスパイスで、じっくりと味わいのある贅沢な一夜となることだろう。
「百物語シリーズ」はますます、現代のエンターテイメントとしての色合いを増してきたと言えるだろう。

<感想>
「栞の恋」鴨下さんの脚本を選ぶ眼力に又も脱帽です。
心に染みる不思議で心が温かくなるお話でした。

「首」
恐かった、血みどろでした、坂口安吾の「桜の花の満開の下」に匹敵する血みどろさ加減、夢枕さんの本を読もう読もうと重いながら読まなかった自分の直観力の正しさが立証されました。もう、恐い、辛い、でも最後は皆、収まるところに納まって救われたのかな?

ああああ。恐かった、白石さん素敵だった!鴨下サンが「栞の恋」を選んでくれて嬉しい、原作「かたみ歌」古本屋さんで見つけて読むぞ!!!