9月18日に 入院したおじいちゃんですが
10月13日 15時2分 残念ながら亡くなってしまいました。
一時は 熱も下がり 血圧も安定し
とろみのついたお茶、ゼリー状のご飯を食べられるようになっていました。
ですが 食べ物を送り込むことが下手で 咽ることもあり
ゼリー状のご飯を食べ始めて 2日目
血の混ざったものと一緒に戻し 熱も40度まで上がってしまいました。
先生に呼ばれ
「もう 食べ物を口に入れることは無理な状態です。
最後まで 点滴でいくことになります」と言われ
もしもの時 人工呼吸器、心臓マッサージ、電気ショックなどを
するかどうかの確認もされました。
これが 何日だったのか もう 私の記憶にはありません・・・
それから 熱が出たりひいたり
呼吸状態が 著しく悪く 酸素をしても とってもしんどそうで
おじいちゃんの目からは 涙がこぼれました。
はぁはぁと 息遣いが荒く 胸が激しく動きます。
私は 思わず手でその胸を抑えました。
すると 呼吸は落ち着き
手を離すとまた はぁはぁと また苦しそうになります。
呼吸がしんどいと
吸うことはできても うまく息を吐くことができないそうです。
おじいちゃんも 胸を抑えたほうが楽だと言うので
一晩中 苦しそうになったら抑えてあげたりもしました。
そして その次の日は 我が家の棟上げが予定されてました。
そんなことをやってる場合じゃないのかもしれないけど
大工さんたちのこれからの動きを 大きく左右するし
木は生き物 裁断した木がくるってくるので
日にちを延ばすわけにもいかず
静かに 棟上げを行いました。
棟上げから帰って おじいちゃんに
「棟 上がったよ」と言うと 不思議顔 (どうやら 忘れてたらしい)
「うちの家で~」
「新築で~」
「おじいちゃんの部屋もあるで~」と言うと
にこっ♪と嬉しそうにして うなずきました。
その時は 昨日より呼吸も静かで
楽になってきたのかな・・・と一瞬思ったのですが
特に何か違った治療をしたわけじゃないし
もしや・・・
そう そのもしや・・・
おじいちゃんの状態は悪くなっていってたみたいで
次の日の夕方 意識がなくなりました。
それから2日 できる限りのことをしてくださいましたが
心臓が先に止まりました。
激しい呼吸をするたび激しく乱れてた脈
もう 限界だったんでしょうね・・・
「よぅ頑張ったなぁ おじいちゃん お疲れさま」
その時 私がおじいちゃんにかけた言葉です。
1週間経った今も
私には おじいちゃんの息遣いが聞こえてきます。
悲しいという感情はあまりなく
今は ただただ 寂しさが込み上げてきています。