若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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ギンナンと小遊三

2008年10月14日 | 笑点好き
昨日はホッとしながらも、今週17日金曜日の
メロディーラインでのライブにむけて頭を切り替えました。
しかし、週明けの月曜日だというのになんだか落ち着きません。
練習もひと段落し、ちょっとお茶にして休もうかな・・・。
あ、そうだ!昨日録画したビデオ観なくっちゃ・・・!

ところで、私がはじめて習ったクラシックフルートの先生は、
音楽の都ウィーンに10年以上住んで、ウィーン国立音楽院を卒業後、
ウィーンフィルハーモニーの主席フルート奏者ヴォルフガング・シュルツ氏の
日本人では1番弟子として、あちらでも教鞭をとり、お城で演奏もされたりと
とにかく大活躍されている方でした。

先生が教えてくださったのはフルートのことはもちろん、
「フルートをうまくなるためには他の楽器も、
 他のジャンルもたくさん聴かなくてはだめだよ」
「いいものを知るには、なんでも本物をみるんだよ」
「演奏するのに何よりも大事なのはハートだよ」
そのほかにも、ウィーンの街のこと、ウィーンと音楽のかかわりの深さ、
などなど、いま思い返しても、音楽にたずさわるものとして
本当に大事なことをたくさん教えていただきました。

そんな先生にある日曜日、ある場所へと誘われました。
待合せは半蔵門の出口をおりた、真っ赤な大きな看板が目印の
「ごくうラーメン」。その前で先生と合流し、ガードの裏道を通っていくと
ありました、ありました。「国立劇場小劇場」・・・。
そう、私はそこではじめて「寄席」を観たのです。

常連だった先生は「落語はとくに『間』の勉強になるから。」ということで、
わざわざ、私を勉強のために連れてきてくれたのです。

最後の大トリは忘れもしません、笑点でもおなじみの桂歌丸師匠でした。
「うわぁ~!いつも笑点で黄緑色の着物着てるおじさんだー!本物だー!」
女子高生だった私はそんなミーハー心と、なんとなく先生と2人で
寄席にきている照れくささで、最初は遠慮しがちに笑っていましたが、
笑点ではみられない、真剣に噺す表情をみているうちにどんどん引き込まれて、
知らないうちに大笑いしたり、感動したりしている自分がいました。

「落語ってすごい!ってゆーか、笑点に出てる人ってすごい!」

今となると、ちょっと感動するところがズレていたようにも思いますが(笑)
その日を境に、私はすっかり笑点の虜になってしまったのです。

習慣てすごいですね!めったに録画予約なんてしないんですけど、
先日のような横浜の大舞台の当日でも、どんなに早朝でも、
日曜日だけは必ず17:39(大喜利のメンバー登場1分前)に
ビデオをセットして出かけます。

いまでは歌丸さんは司会者。若手ではオレンジのたい平師匠もいいけど、
なんといっても水色の小遊三(こゆうざ)師匠は最高です!

そしてその小遊三師匠の口から毎年おなじみの
「今年はギンナンがたくさんなっていて、拾うのが大変です。」
とかいう、いわゆる「ギンナン」ネタが聞こえて来ると思います。

秋が来たんだなぁ~、と。

おあとがよろしいようで!







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1 コメント

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フルートから落語まで (リエマニア)
2008-10-15 11:20:18
思わず、笑ってしまいました。
りえさんの落語好き、意外でした!!
でも、フルートの先生は、りえさんにとって音楽のみならず、たくさんの影響を与えてくださった方なんでしょうね。
それにしてもりえさんの意外な一面を知ることができました。今度笑点見てみます!!
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