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梅干し徒然

梅干しの魅力を語りたいと思います。

作って楽しむ信州の漬物 横山タカ子著

2020-10-28 18:28:00 | グルメ
 
 地元長野県でご活躍の料理研究家横山タカ子氏の著書「作って楽しい信州の漬物」信濃毎日新聞出版局編 定価1,700+消費税 は2001年7月に初版発刊され、翌年10月には第8刷発行となっていますので、かなりの人気の料理本だったようです。知人との雑談の中で漬物の話になり、横山さんの本が話題になり、見せていただいたら、「梅仕事あれこれ」という記事が目にはいりました。
「梅白干し」「小梅干し「」さしす干し」「小梅の黒砂糖ピクルス」「減塩しそ干し「ウーロン茶漬け」「青梅の蜂蜜ブランデー漬け」「砂糖漬け」「焼酎漬け」「梅のみそ漬け」「しょうゆ梅」と梅の漬けものパレード。梅をつけると、出てくる白梅酢の使い方も紹介されている。八重桜の花びらと葉を白梅酢で漬ける方法。ビタミン・ミネラル・食物繊維の宝庫の漬物を見直す機会にしていただきたくご紹介いたします。amazonの本のコーナーにもあると思いますので、ぜひ、どうぞ。

お茶うけにお菓子に代わって美味しい梅干し「ゆた香」を

2018-10-28 16:40:20 | グルメ


 
昭和60年代は名古屋に住んで、主人の会社を手伝っていました。有限会社わきざかの創設により、名古屋の東区のセントラルパークの近くに、「ギャラリーわきざか」を作り、絵画、和食器、そして梅干し、私が感動した美味しい梅干しが、お茶うけのお菓子の代わりになると信じて、喫茶コーナーも設けました。「食べる宝石 ゆた香」はちょっとした話題になり、地元のテレビ局が、取り上げてくれたこともありました。


梅干し ゆた香 について

2018-10-26 13:26:57 | グルメ


 大きなケースをぶら下げて、取引先のお歳をめした所長さんが事務所にお越しになり、お土産ですと差し出されました。何ですか?と訊ねると、「う・め・ぼ・し」と、区切るようにおっしゃいました。笑顔で受け取りながら、内心は、事務所のみんなと分けられる甘いお菓子の方が良いのになと思っていました。案の定、若い人には、不人気で、誰も食べたがらないので、ケースごと持ち帰ることになったのでした。それが、梅干し「ゆた香」の原型と出会った最初でした。
 その晩の食卓に、大きく、柔らかそうで、おいしそうな梅干しを早速ならべました。梅干し嫌いな主人も、子供たちも、口にして、「うん!違うね!」とつぶやき、私は、口に入れた瞬間、甘く、そして酸味があり、その甘みがあとに引かないさっぱり感に、おいしいと思ったのでした。梅干しは酸っぱく、しょっぱくが私の常識でした。梅干し感が変わったのでした。義母から教わった梅干しを作りを金輪際やらないと誓ったのは,この時からです。

 根からのお節介から、「おいしい梅干しみつけたわよ!」と友達にふれまわり、「人生変わるわよ!」と輪がひろがり、私の事務デスクの周りはダンボールの箱だらけになりました。和歌山の農場から、取り寄せて、友達に配達していたのです。
 
 それを見て、「そんなに人気があるのだったら、いっそう商売にしたらどうですか。これからは高齢化が進みお年寄りの時代になるので、梅干しも良いのではないでしょうか?」その言葉がきっかけで、農園と契約を結ぶ話がでてきたのでした。

 主人と一緒に和歌山の農園にOEM契約に行きました。農園の社長は快く承諾をしてくれました。当時まだご存命だった社長のお父様は、現役で畑にでておられて、うちの畑の梅は余所と比べると、一目瞭然で、量、大きさ、色も良いのだと。梅と畑にかける愛情が違うのだよとおっしゃるのです。その話をお聞きして、農園への信頼感がぐんと増したのでした。

 厳選された梅でまとめた、紀州減塩梅干し「ゆた香」の誕生です。昭和61年8月、有限会社わきざかが始まりました。