鬼門だらけの阪神タイガース。ファン歴40年の作家が、阪神タイガースが負ける訳を人知れず分析して呟くブログ

東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、名古屋ドーム等の鬼門球場や聖地甲子園で繰り返される阪神の負け試合を中心にアーカイブ

ロザリオが、グリーンウェルにならない理由!!

2017-12-09 17:47:18 | スポーツ
阪神がロザリオを
2年8.5億で獲得するという。

初年度から多額の年俸を
支払うことから、
1997年に、球団史上最高額の
年俸3億円で入団し、
たった7試合出場しただけで
帰国したグリーンウェルの二の舞に
ならないことを祈る声が続出している。

が、その心配は必要ないのではないか。

そもそも、年齢が若い。
ロザリオは来年29歳、
グリーンウェルは当時33歳。
脂の乗り方が違う。

しかも大リーグでの長打力も
ロザリオの方が上だ。

グリーンウェルは、
12年間で130本。
ピークは4年目の22本で
後は、一桁か10本前半。
一方でロザリオは、5年間で70本。
2012年に28本、
2013年に21本である。

阪神に来る選手は
いつも3Aで何本みたいな
選手ばかりだった。

むろんレベルは違うだろうが、
ウエスタンリーグで本塁打王の
陽川をそれなりに金を出して
獲っていたようなものである。

そんな選手を、
時の四番打者を差し置いて
よく4番候補と言って
獲ってくるなあと
いつも思っていた。

が、ロザリオくらいの
実績があれば、4番でも
文句はないだろう。
なにしろ現4番の
福留にしても、
大リーグ5年間で
42本塁打。
ロザリオの方が大リーグでの
実績は、はるかに上なのである。

福留を差し置いて
ロザリオが4番に座っても
誰もが納得するだろう。
いきなり、大リーグで
何の実績もない選手が来るのとは違うのだ。

そして、韓国での2年間も大きい。
2016年33本塁打、
2017年37本塁打という
成績もさることながら、
韓国で2年間プレイしたことが
大事なのだ。

グリーンウェルは、そもそも
日本でプレイする気などなかったのだという。
それを聞いて、当時中日の監督だった
星野は獲らなかったらしい。

アメリカ生まれ、アメリカ育ちの白人が
いきなり極東の島国に来て、
やっていくのは難しいに違いない。
が、ドミニカ出身で、
朝鮮半島でも2年間
生活と仕事をやってきたロザリオなら
日本でも十分やっていけるだろう。

食べ物は、各国の料理が揃う日本の方が
なじみやすいだろうし、
住環境もマシだろう。

大リーグでの実績、
外国での耐性が、
グリーンウェルとは大違いなのだ。

4番を文句なしに担える
ロザリオの獲得は
今年のクリーンアップ
二人分くらいの価値がある。

前田大和の流出など
枝葉末節の話に過ぎず、
控え選手に4年で4億払うくらいなら
その4億をロザリオに突っ込む方が
資金効率も良い。
中途半端が一番金を捨てることに
なるからである。

4番ロザリオに、
期待は膨らむばかりである。

********************
講談社「現代ビジネス」で記事配信されました。
知らぬ間に「殺人物件」「事故物件」をつかまされない唯一の方法

訳あり物件の見抜き方 (ポプラ新書)/ポプラ社

¥842
Amazon.co.jp
*******************