久々のブログは、ボブ・ディランについて。このブログでは、これまでもディランのことを数回書いてきた。また書きたくなったのと、キリのいい200回目の更新がたまたま合ったのはなんとなく嬉しい。
ボブ・ディランの長いキャリアのごくごく一時期である、1974年の活動に焦点を絞って考えを巡らせた内容ですが、そこがひとつのヤマであると読む、ひとつの作家論になっています。よければ眺めてみてください。
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2024年7月から、アメリカのドキュメンタリー映画『リッチランド』の公開が始まっている。リッチランドは第二次世界大戦下、ワシントン州の核燃料生産工場従事者と家族が住むため政府によって新しく作られた街だ。映画はそこに入り、時間をかけて住民の声を聞いている。https://richland-movie.com/#modal
リッチランドは核の軍事利用という戦後の大きな国策を担って発展した、平和で暮ら . . . 本文を読む
5月から公開の始まったドキュメンタリー映画『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』。その感想の続きです。http://gewalt-no-mori.com/
長くなったので2回に分けたら、その間に書く仕事が続き、2ヶ月近く中断してしまった。話の順番は、1 原案となった本を事前に読んだあとの感想2 映画を見たときの印象3 原案本に出てきた本の感想にしようと考えていて、前回は2番の途中まで書いた。そ . . . 本文を読む
【まえがき】
約1ヶ月ぶりの更新。今回、書いておきたい映画はこちらです。
『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』2024年企画・監督・編集 代島治彦
2024年5月25日よりユーロスペースほか全国順次公開配給 ノンデライコhttp://gewalt-no-mori.com/
試写で見せてもらったのは1月下旬。この映画に関しては、すぐに何かを言わないほうがいいと思い、そうしているうちに公開 . . . 本文を読む
『赤い糸 輪廻のひみつ』。2021年に台湾で大ヒットし、昨年(2023)年の年末に日本でも公開された映画だ。http://taiwanfilm.net/yuelao/これが権利の関係で、現時点ではソフト化や配信の予定がないそうだ。それもあるのか、初公開から数ヶ月置いての再ロードショーという少し珍しい形の上映が、今始まっている。
〈日本でいちばん映画を知らない映画ライター〉と常々自称している僕がた . . . 本文を読む