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WACKY KINGDOM

好きなんだからしょーがないっ♪
好きなものについて、好きなように!好きなだけ!(笑)
自由気ままに語ってます♪

リアル鬼ごっこ

2007年08月19日 | BOOK
山田悠介著の『リアル鬼ごっこ』を読みました。
今更?的な、ずいぶん前のベストセラーですが。(〃゜▽゜;A
確か、この作品は映画化もされてるんですよね?今年公開予定だったと思うのですが…どうなっているんでしょ?


物語の舞台は西暦3000年。
3000年…現代より1000年も未来の話のはずなのに、時代背景や風景は現代と全く変わっていない(変わっていないどころか、ちょっと昔っぽさもあり)ことに、ちょっと不思議にも思えたり(笑)。
いや、「王様」が国を治めてる「王国」になっている時点で、時代背景は違うんですが。
人を取り巻く環境というか、景色は今となんら変わっていないんです。
意外と変わらないもんなんだよってことなんでしょうか?
うーん…だったら、3000年なんて遠い未来じゃなくて、もうちょっと近未来でもよかったんじゃないかな?
内容的には、とてもバカげているんですが、逆に近未来のほうが有り得そうな設定なんですもん。

「王様」が一番偉くて、彼の思うがままに治められている「王国」。
彼に刃向かえば死、彼の思い通りに動けなくても死、といった具合に好き放題に子供のようなワガママで国を治めてる王様の、これまた突拍子もない発案が元で始まる恐怖の殺戮ゲーム。
王様が自分と同姓が国内に一番多いという事実が気に食わず、「鬼ごっこ」というゲームを使って全国の「佐藤さん」を撲滅させようとしてしまうんです。
なんて子供じみた発想なのか?
でも、ケンカ…大きくなれば戦争、そういったものは所詮子供じみた思いが根底にあるんでしょうね。
そういうことも伝えたかったのかな?

疾走感もあるし、人とのつながり、生きていくのは独りじゃできないってことも伝わってくるし、その逆で今の世の中に蔓延している、人々の我関せず精神も盛り込まれてて考えさせられるものもあるんですが…ちょっと物足りなさは否めません。
山田悠介さんデビュー作品とのことですが…ナルホド、確かに荒削りな文章は否めません。
スピード感はあります。
とても読みやすい文章でもあります。
発想もおもしろいと思います。
でも、ラストが想像できてしまうあたり…もうひとひねり欲しかったなぁというのが本音。
久しぶりの読書でしたが(もっと読めよっ!)、リハビリというか読書への門を叩くには、とても読みやすく入り込みやすい小説かなと思いました。

陰日向に咲く

2006年08月31日 | BOOK
劇団ひとり陰日向に咲くを読みました。
一本の小説かと思っていたのですが、「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」「Over Run」「鳴き砂を歩く犬」という5本の短編から成るものだったんですね。
短編といえども、どの話も繋がっているんですけど。
どこかしらに重なる人物が出てくるんです。
意外と文字数が少なくて、簡単に読めちゃいます。文庫化されたら、かなり薄くなると思います…。
でも簡単に読めるのは文字が少ないだけではなくて、話の持っていき方がうまいからだと思います。
オチへの持っていき方がすごく自然。
どの話の主人公もどこにでもいそうな、一歩間違えれば自分がそうなってしまうんじゃないかっていう感じの人々。
その彼、彼女らは心が弱く、悲観的で、でもちょーっと間違ったというか、変な(つまり自分の思い込みが強い)方向へと人生を進めてしまういます。
どの人たちも最後には自分の大切なものに気づくんですが、この小説のいいところは、最後に必ず主人公が生きる希望、道しるべ、光をかすかにみつけて終わっているところ。
大それたことは何一つ書かれていません。
“これが希望だ!”みたいな、大壇上に構えたような表現もしていません。
でも、確実に皆“光”を見つけていて、それが読んでいる側にも柔らかな光となって届いていること。ココがすごいと思いました。
意外と実際にありそうで、なさそうな、そんな5つの物語です。
「毎日同じでつまんないなー」と思っている人なんかには、日常を振り返るいいキッカケになるかもしれません。


しかし…「ピンボケな私」に出てくる主人公の女の子、読んでいてちょっとイライラしてしまいました。ヾ(・・;)
自分に似ている部分があるせいもあるのですが…やることなすこと、言い訳ばっかり。
でも、こういう子(自分も含め…)は山ほどいるでしょうけどね。

『ダ・ヴィンチ・コード』

2006年05月08日 | BOOK
巷で大人気(笑)の『ダ・ヴィンチ・コード』を読破しました。
映画を観てから小説を読むか、小説を読んでから映画を観るか、かなり悩んだのですが(笑)、映画を観てしまったら多分小説には手を出さないだろう…と思い、先に小説を読むことに。
映画公開が決まっている、それも“観よう!”と思っている作品の原作小説を読むのは初めてかも。


最初のうちはなかなか物語に入っていけなくて…でも、だんだんおもしろくなってきました。
それは、ソフィーとラングドンの逃亡劇&暗号解読が次々に展開されていくようになったから(笑)。
映画化のことなんてすーっかり忘れていて「ファーシュ警部ってジャン・レノのイメージだなぁ」なんて思いながら読んでいたんですが…まさに、ジャン・レノが演じるんですね(笑)。さっき調べて知りました。
うん、うん。適役!
ラングドンは…トム・ハンクスですよね?個人的にはもうちょっと細面なイメージがしたんですけど。
ソフィーは、知的で気丈、でもかわいらしさ、もろさも持ち合わせたイメージ。逃走劇を繰り返しながら謎を解いていく下りなんかスカリー捜査官(Xファイルのね)みたなイメージかなぁ?
映画も楽しみになってきました♪

世界史分からないし、美術史も知らないし、それに伴う政治・宗教も全然分かりません。やはりキリスト教を基本とする国の作品だなぁ~と思いました。
キリスト教伝説…と呼ばれている、実際にいろいろ論議されている題材なんですが、やはり日本人には馴染みが薄いかも。
日本は仏教が多いですからねぇ。同じ“神”を崇める神道も宗教観は違うでしょうし。
美術史とか詳しい人だったら、もっともっと楽しいでしょうね。知らない自分ですら、ダ・ヴィンチの絵を見ながら読んでしまうくらいですし、その時代背景はもちろん、政治的絡み、宗教的絡みetc興味津々になってしまうんですから。
しかし、引き合いにディズニーを出すところがまたニクイです。
多分、世界中で一番有名なアニメーションを生み出しているのがディズニーでしょう。ダ・ヴィンチの描いた画にメッセージが込められている、これはキリストを謳った画だ云々、言われてもピンとこない人たちでも、例としてディズニーを揚げられたら「なるほど~」って思えるでしょうし。

それにしても暗号を解いていくテンポがすごくいい。
物語の進み方が早すぎず、遅すぎず、なのでついつい一気に読んでしまう。先も気になるしね(笑)。
そして、その合間に「へぇー!そうなんだ!」とか「本当に!?」といった驚きの教養がたくさん散りばめられている点。
これがおもしろい部分、人気の原因なのかなって思います。
しかも…もうね、周りの人間が全て疑わしい。誰も彼もが怪しいんですよ、黒幕じゃないかって。
でも怪しすぎて結末があっけなく感じてしまうのも否定できません。
そ、そんなオチ!?みたいな…。まぁ、「そうだよね、やっぱりこう終わるんだよね。ここに行き着くよね、謎解きものは」といった思いのが強かったですけど。
ファーシュ警部なんて、ずっと描かれていた印象と最後は全然違う人間みたいですもん。

映画では、どこがどのように表現されているのか…かなり楽しみになってきました。
期待しすぎるとガッカリしちゃうだろうからホドホドに楽しみにしておかないとね(笑)。
ルーブル美術館も、できることなら一度は…ね。実は一番観てみたいのはモネの「睡蓮」だったりするんですけど(笑)。

マンガは好きですか?

2006年03月30日 | BOOK
ORICON STYLEが行ったアンケートで“好きなマンガ家”“好きなマンガ”の結果が発表されました。
アンケートは中高校生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100人、計1,000人にインターネット調査したものだそうですが…自分が読んでるものはいくつかしかランクインしてませんねぇ。
自分が読んでいるマンガはマイナーなのか!?(-_-;)
えぇ、何を隠そうワタクシ、マンガ大好きであります。
本棚はマンガしか入っておりません(笑)。

好きなマンガ家1位は、矢沢あいさん。
『NANA』大人気ですもんねぇ…。
もちろん読んでますとも!会社の同僚に借りて、ですけど(笑)。
買うところまではいかないんですよねぇ。実写も観る気にはなれません。
2位は、手塚治虫さん。
永遠ですね。不滅ですよね。素晴らしい!!
しかし、よぉーく考えてみると『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』などのアニメを観た記憶はありますが…詳しくは記憶してないんですよねぇ。
『火の鳥』は小学校の図書室で読みふけった記憶があります。幼心にちょっと怖かったなぁ。
3位は、あだち充さん。
この方も根強い人気ですよね。
自分は『タッチ』が大好きです!誰がなんと言おうと『タッチ』は名作だと断言しますっ!!(笑)
これはもう、自分のコレクションの中でも一番古いマンガなんじゃないかなぁ。
記憶にも一番刷り込まれているマンガです。わりとマニアックな会話ができると思いますよ。あのシーンがどうのこうの…って(笑)。
原作が一番好きなので、実写は絶対観たくありません(好きな方、ごめんなさい…)。
当時は小学生でアニメから入ったんですけどね、古本屋で一気に全巻揃えた記憶があります。←古本屋というところが子供だな(笑)。
でも、なぜか“『タッチ』以外のあだち充作品を読もう”という気にはならないんですよねぇ。なぜだろう?
他の作品も人気なんですけどね。

でもランクインしている好きなマンガ家の作品、わりと古いものが多いですよね。昔のほうが面白かったってこと?
篠原千絵さんも入ってますね。しかも『闇のパープル・アイ』なんて懐かしい…。
個人的には『海の闇 月の影』が好きなんですけどね。←もちろん全巻持ってます。ちなみに流水派(笑)
逆に読んだことがないものもいっぱいランクインされてるし…ジェネレーションギャップ!?(笑)
富樫義博も自分の中では『遊☆幽☆白書』で止まってますからねぇ。
コミックは持っていないので、完全版が出たとき買っちゃおうかと思いましたもん。←ちなみに飛影好き(笑)

買い始めると全巻揃えないと気がすまないタイプなので、マンガは増える一方!
欲しいけど買ってないマンガもいっぱいあるんですよねぇ。
本棚に入りきらないのが現状です…(本棚が小さいという説もアリ)。
近いうち片付けないとなぁ。何冊持っているか数えてみようかな、怖いけど(笑)。

そして、そんな好きなマンガ家にもランクインされている浦沢直樹さんの『PLUTO』が本日発売!
もちろん買いましたとも!←だから本棚入らないって(笑)
帰りの電車でじーっくり読ませていただきたいと思います♪
『PLUTO』はホント、おもしろいです!早く『20世紀少年』を書き終えて『PLUTO』に専念してほしいですっ!

ディズニーリゾート 150の秘密

2005年11月07日 | BOOK
新潮文庫『ディズニーリゾート 150の秘密』という本を読みました。
先日、たまたま入った雑貨屋で偶然見つけ、ちょっと迷ったのですが…ま、読んでみっか!と軽い気持ちで手に取ったのですが、なんと実はこれ、2003年に発行されたもの(笑)。
ディズニー関連っていろんなもの出てるし、普段は読まないから、こんな本が出てるなんて全然知りませんでした。


で、感想。
一言でいうと、ちょっと読みづらいというのが正直なところ。ぶっちゃけ、疲れます…。(--;)
まぁ、こういうネタ本によくある、ガチャガチャ感がスゴイです。
確かにいろんなネタ満載で、秘密にも迫っていたりするので、おもしろい部分はおもしろい。
しかし、大した内容でなくてもまるで世紀の大発見でもしたかのように綴られているんだから、スゴイ。文章の書き方ひとつでエライ違いだなぁと思わされました。
そして、むりやり“150の謎”にした感が否めません(笑)。
“ディズニーリゾートの秘密”ってタイトルなのに、リゾートではない秘密もあったし。ディズニーのことだからOKといえば、OKなんですが。
しかも同じこと繰り返し出てくるし…何度も何度も“秘密○○参照”って前に戻ったり、先に進まされたり…そういった点は読みづらいです。
オオゲサな表現も、スパイス的に使われるのはいいんですが、全部が全部だと疲れてきます…。( ̄∇ ̄;)
とはいえ、ディズニー好きではあるけれど、さほど知識のない自分には知らないことも多々書かれていて、それはそれでおもしろかったです。
ページ数も多いので、かなり読み応えあります。
どこまで本当か嘘か、信憑性はないにしろ(笑)、思わず「へぇ~!」「ほぉ~!」w(*・o・*)w と唸ってしまうことは必須。もちろん、基本は著者たち(著者はTDR研究会というグループ団体)の主観?なので、自分と違う意見は多々ありますが(文章の書き方でたまにカチン!とくるものもあるけどね)、これだけ調べたのは表彰ものでしょう。
できれば、自分もこの“TDR研究会”に入りたい(笑)。だって、なんだか楽しそうなんだもの(笑)。
これからパークへ行ったときは、今までとは違った見方をしてみようかしら?
…いやいや、それではマニア街道まっしぐらになってしまう(笑)。
違うよ!違うんだから!自分はマニアじゃないんだからっ!o(*≧□≦)o″
しかし…とにかくディズニーが大好きで、ディズニーの世界を全肯定している人、ほんのちょっとでも皮肉られたりすると嫌な人は読まないほうがいいと思います。

もうひとつのラストシーン

2005年09月18日 | BOOK

青木ひかる(著)『タッチ もうひとつのラストシーンを読みました。
実は自分はマンガ『タッチ』の大ファン♪
原作コミック(全26巻)も持っております。
コミック版が好きなので、ワイド版とか文庫版とか完全版とかは持っていませんが。でも、アニメ版のDVD BOX(この間発売された劇場版もね)も買ってしまおうかと真剣に悩んだくらいには好きです。まぁ、今も迷ってはいるんですけど…(笑)。早く買えって?(笑)
で、この小説。買おうか、かなり迷いました。
実写版の映画公開に合わせて作られたというのも、実写版否定派の自分としては認めたくない気持ちも若干あったし…。
しかし迷った挙句、「文庫で安いし…読んでみるか!」と手にしてみたわけです。
主人公が孝太郎というのが、気に入って。

で、Amazonの「出版社/著者からの内容紹介」を読むと…

登場人物の微妙な心理描写が満載の初小説化。
実写版の映画『タッチ』公開に合わせて書き下ろされた初の小説化作品。ヒロイン浅倉南をめぐる夢と友情の心模様が、原作者あだち充氏の強力なアドバイスを得て、上杉達也・和也の兄弟とバッテリーを組む松平孝太郎の視点で描かれる。映画だけでなく原作にも登場する名シーンの舞台裏から、新たに書き込まれた登場人物の心理描写など、『タッチ』の世界をさらに楽しむことのできる青春グラフィティとなっている。


と書かれています。
“原作者あだち充氏の強力なアドバイスを得て”というのは…本当?
何というか…確かに協力を得られないと小説化自体できないし、孝太郎の心理描写だからアドバイスもあったとは読んでても思うんですけど…なーんか、腑に落ちない感じがしてならない。
単純にはおもしろかったです。
でも、なんか…登場人物の性格がコミックとは違う印象を受けてしまって…。
コミックと違って活字のみなので、ある程度は致し方ないとは思いますが、得にタッちゃんの性格がキツイ、というか悪いというか。あと、孝太郎自身の性格も。
孝太郎から見れば、尊敬する和也と正反対の“ダメ兄貴”はそんな風に写っていたのかもしれませんが…でも、孝太郎も心の優しい男だし、コミックからはそんな印象受けなかったので。
確かにカッちゃんが事故に遭い、ものすごい悲しみだったとは思うけど…。
セリフはコミックに忠実だし、場面設定とかも全てコミック通りなんですが…なんとなく、ね。
忠実だから、そのシーンを思い浮かべることができるんだけど、逆にそのシーンを思い出しながら読まないと違った印象のシーンになってしまって。
例えば、南ちゃんとタッちゃんがキスしたことを知ってしまったシーンとか、ね…。
コミックを熟読してなきゃ楽しめないんじゃ?という感じがしてしまいました。
逆に小説→コミックという順に読めば、わりとすんなり入れるのかなぁ?とも思いましたが…。
自分がコミックに固執しすぎなだけですかねぇ? すでにイメージを持ってしまっているから???

そうそう!
あと、タッちゃんと孝太郎とのやりとりで「肉まん事件」は外せないと思うんですよね。
孝太郎が肉まんを買おうと取っておいた500円玉をタッちゃんがドブに落としちゃって、でも孝太郎は諦め切れなくて雨の中ずっと拾おうとして風邪ひいちゃったシーン。翌日、風邪で休んだ孝太郎に500円玉入りの肉まんを届けたタッちゃん(しかも名乗らずに!)。
このシーン、けっこう大事だと思うんだけどなぁ…(笑)。

しかし…著者の青木ひかるって誰ですか?
検索かけても、この『もうひとつのラストシーン』しか引っかからないんですけど…。
この小説のためだけの名前? ゴーストライター?
なんというか、こう…もっと心理描写の上手な小説家さんに書いて欲しかったかも…なんて贅沢なことを思ってみたりして。

1ポンドの悲しみ

2005年06月15日 | BOOK
石田衣良著『1ポンドの悲しみ』を読みました。
Dちゃんに借りた本なのですが…「ほんま、つまらんで」と言われながら借りたもの。
読む前にそんなこと言わなくたっていいじゃんかぁー!と思いつつ…。


この『1ポンドの悲しみ』は10篇の短編小説集です。
短編なので、1つの物語があっ!という間に終わってしまいます。
「え?それで?」というくらいに、主人公が“未来”に向けて“何か”を感じた瞬間に…。
悪くはないけど、ちょっとピンとこないかなぁというのが正直な感想です。
日常的すぎというか何というか…。
「ほんの些細な日常」がドラマチックなんだというのも分かります。

あとがきで石田さん自らも

 その「普通」が一番おもしろいんだ。
 劇的な恋なんて、つまらない。
 普通の女性が、普通の男性に心がかたむく一瞬の動きのほうが、
 ぼくの小説にはずっといいのです。


と書いていたし。

でも日常っていつしか「当たり前」となってしまっているような気がするんです。
だから、それに気づいて、その日常に感動できるのはとても素晴らしい!と思います。それを知っている石田さんも、やはり素敵だな、と。
でも、読者は小説とか、ドラマとか、映画とか…そういったものには、やっぱり自分では体験できない“何か”をどこか無意識に期待してしまっていると思うんです。
それゆえ、こういった「日常」的な内容のものは、どこかピンとこないのではないかな。
「つまらない」じゃなくて、「身近すぎる」がために「感動が薄い」のではないかな、と。

だって
小説で涙するよりも、
映画を観て涙するよりも、
ドラマを観て涙するよりも、
日常生活で涙することのほうがずっと多い思う。

悔しい、悲しい、嬉しい、幸せ…どんなに素敵な物語でも、涙するのはその一瞬だけだけど、日常は違う。
みんな自分の人生をずーっと続けているわけだから、何度も何度もいろんな感情に出会っているわけで。
そのほうが、ずっと「ドラマチックなんだよ」ってことなのかなぁ?と思ったわけです。

でも、
だからこそ逆に、創作物には大きな感動を求めてしまうのではないかなぁ。

などと、どっちの良さもしみじみ考えさせられました。

   もしかしたら、5年後…10年後…読むと涙してしまうのかも、とちょっと思ったのでした。


手塚治虫マンガ大賞

2005年05月10日 | BOOK


浦沢直樹著『PLUTO』が第9回 手塚治虫文化賞“マンガ大賞”に選ばれました!
2004年に発売されたマンガ単行本が選考の対象だそうです。
今朝の朝日新聞に掲載されていたのですが、これを見た弟の第一声…「身内かよ」。
いや、まぁ、確かにね(笑)。
でも、私はあのおもしろさは受賞して納得です。
ちなみに浦沢氏は1999年にも、『MONSTER』で第3回マンガ大賞を受賞。
まだ9回目という歴史浅いものとはいえ、大賞を2回も受賞しているのは彼だけです。すごいなー。

確かに『PLUTO』はおもしろい!
綿密に考えられた画面・ストーリー構成。それは、嫌でも次が気になってしまう展開が証明してくれていると思います。
1巻のラストなんて「君がアトム君だね…?」なんて、アトムがやっと登場して終わりだもの。
そして待たされること約半年…待ちに待った2巻が出たわけで。
3巻はいつ発売されるのでしょう…?このままのペースなら11月か12月か?
本人がこの受賞をどう受け止めているのか、これに限らず賞レース全般に対してどう思っているのか私は存じませんが、受賞は単純に世の中の認知度、人気度etcひとつのバロメーターであると思うし、自分の仕事が認められたことにも繋がるものでもあると思うので、素直に「おめでとう」と言いたいです。

  浦沢さん、マンガ大賞受賞おめでとうございます。

PLUTO 2巻

2005年04月26日 | BOOK

買いました!
ビッグコミックオリジナル掲載中の『PLUTO』2巻を。
不定期掲載なのでコミックの出る間隔が長いっ!待ちきれないのですっ!!o(>_<)o
待ちきれず、最初、24日に限定版を購入してしまった…。
小学館の策略にまんまとハマッている(笑)。
が、結局仕事のため買ったにもかかわらず読めず…。(T-T)
そして、本日通常版を購入。即効読みました。
帰りの電車の中で、家で、と2回。
読んだのは通常版。限定版、開封もしてません(笑)。
ま、いいか。1巻も限定版買っちゃったし。

なんだか、やっといろいろな話の筋が見えてきたというか、いろいろな事柄がリンクしていきそうな予感?
やっぱり原作とは違うわけで、鉄腕アトム 浦沢直樹ver.がどうなっていくのか、すっごぉ~く興味津々になるような内容。
そして、またいいところで終わってるんですよね(当たりまえか)。
早く続きが読みたいなぁ…。
おもしろいから、ドバーっと続けて読みたい。読みふけりたいっ!
自分にとっては、そんな感じのコミックです。
20世紀少年よりも好きだなぁ。
あ、20世紀少年17巻、貸したまままだ返してもらってないっ!
早く返してもらわねば…。

ブランコのむこうで

2005年01月31日 | BOOK
星新一著の『ブランコのむこうで』を読みました。
全体的にはほのぼの系といった感じで、とても読みやすい物語。
主人公の男の子が、ある日“夢の世界”に入ってしまう、というお話。その“夢”というのが、人々が眠っている間に見ている“夢”。
初めは自分のお父さんの夢、そこからいろいろな人の夢を渡り歩いていくのですが、この男の子は夢の世界で、その夢を見ている人の現実の世界も覗くことができてしまうんです。
今の世の中「プライバシーが…」とか言われてしまいそうだけど、この物語はちょっと心温まるものになっています。
結局は皆、現実の世界では叶えられない願望が夢の中に現れているんですけどね。
だけど、この物語ではみんな、一度目が覚めても同じ夢の続きを見てるんですよねぇ…目を覚ますときに殆ど忘れてしまうだけで、人は繰り返し同じ夢を見てるってことらしいんですが…。
いい夢は忘れずに、そして続きが見れたらいいなーなんて単純に思ってしまいました。
この男の子の夢に入り込んでしまった体験も夢なのか、現実だったのか…分からない(というか、ほぼ“夢”)結末になっているのですが、この男の子はその体験を全部覚えてるんですよね。
世の中の子どもがみんなこういった体験できたら、もっと世の中は平和になるんだろうなぁ…なんて思ってしまいました。
この主人公の男の子、読んでいて受ける印象は小学校低学年ぐらいなんですが、話す内容とか言葉使いがときどき妙に大人っぽくて、個人的に違和感を感じてしまう場面も多々ありました。
そして、主人公の名前は一度たりとも出てこない。
こういった部分も、この物語が“夢”の世界を中心にまわっているがゆえのことなのか…。
読み終わったあとに、ちょっと不思議な感覚になる、でも心がほのぼのする、そんな物語でした。