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笠岡市がごみ袋有料化(超過従量制から単純従量制に移行)を再提案へ 減量、資源化の推進図る/岡山

2017年09月08日 20時39分54秒 | 有料化 指定ごみ袋

笠岡市のごみ有料化制度は、

現状は、指定ごみ袋を、全世帯へ毎年一定量を無料配付し、ごみ袋が足らなくなった場合に有料で購入する方式、

新しい提案は、
一定量の無料配布をやめて、1枚目から購入する完全ごみ有料化としたいようだが、、

9月議会で、「単純従量制へ移行する条例改正案をあらためて提案」となっているので、これまでも提案すれど、すんなり可決しなかったということなのか、、 2016年11月には、「ごみ袋完全有料化へ説明会始まる」というニュースも流れていた~

家庭ごみの有料化の方式も、いろんなかたちがあるが、、、
日本での有料化は、ほとんどが「指定ごみ袋」の購入(ごみ処理手数料を加算して販売)による有料化かな、、

本来の目的に合致し、より効果的で、インセンティブの働く仕組みはどういう制度がいいのか???

 笠岡市がごみ袋有料化を再提案へ 減量、資源化の推進図る
山陽新聞 (会員登録) 2017年9月8日
 9月定例笠岡市議会は8日、本会議を続行し、6氏が一般質問。ごみの減量、資源化の推進を図るため、小林嘉文市長は「(家庭用指定ごみ袋を1枚目から購入する)単純従量制へ移行する条例改正案をあらためて提案し ...  ... 


笠岡市

指定ごみ袋について(平成23年4月から)

掲載日:2017年6月14日更新

指定ごみ袋

無料配布について

笠岡市指定ごみ袋は、翌年度分を毎年1月末ごろから3月末までの期間に配布します。
※年度の頭の4月から使えるように配布しています。

配布枚数は下記のとおりです。

無料配布された「燃えるごみ用指定袋30リットル袋(未開封10枚単位) 」は、環境課で他のサイズの燃えるごみ用指定袋と交換ができます。
交換対象は「その年度に配布されたごみ袋」になります。

詳しくは下記のとおりです。

 

指定ごみ袋無料配付制度(超過従量制度)

笠岡市では、全国的にも珍しい、住民登録していれば毎年一定量の指定ごみ袋を世帯主宛に送付する「超過従量制」という指定ごみ袋制度を採用しています。笠岡市の全世帯へ毎年一定量を無料配付し、ごみ袋が足らなくなった場合に有料で購入していただく制度になります。
この制度は、家庭ごみの減量化・資源化を目的としており、通常の日常生活であれば、しっかり分別していただくだけでごみ袋の追加購入をしなくてすむように無料配付枚数を計算しています。

平成23年4月から

 夏場に生ごみをこまめに捨てたい、重くなるので小さめの袋を使いたいという市民の皆さんの声に応え、平成23年4月から燃えるごみ用指定袋に20リットルが追加されました。また、45リットルも引き続き販売いたします。
笠岡市役所本庁舎市民課または各出張所笠岡市環境課登録販売店で購入できます。

指定ごみ袋・粗大ごみ収集券販売登録店一覧_20170421現在 [PDFファイル/95KB]

また、笠岡市環境課及び島しょ部出張所まで無料配布分の燃えるごみ用指定袋30リットル袋(未開封10枚単位)を持っていくことで、他のサイズの燃えるごみ用指定袋と交換ができます。
(例)
30リットル20枚(2袋:600リットル)→20リットル30枚(3袋:600リットル)
30リットル30枚(3袋:900リットル)→45リットル20枚(2袋:900リットル)
このように、等量以下の交換となります。

なお、交換の対象となる指定袋は、各年度ごとに、その年度で配付された指定袋のみになります。

 無料配付のごみ袋については、燃えるごみ用指定袋は6人世帯までは前年度までに比べ10枚減。燃えないごみ用指定袋は全世帯で前年度までに比べ5枚減となります。

販売登録店用:笠岡市指定ごみ袋・粗大ごみ収集券販売取扱手数料請求・領収書(様式)

【様式】ごみ袋・粗大収集券請求・領収書 [PDFファイル/99KB]

配付条件

詳細は~


関連(本ブログ)
ごみ袋完全有料化へ説明会始まる 笠岡市/岡山 2016年11月08日




山谷修作氏(東洋大学経済学部教授)ホームページの「ごみ有料化情報」によると、最新の調査結果で、全国市区町村の有料化実施状況は2017年9月現在で、1103市区町村(464市区、519町、120村)が有料化を実施、実施率63.4%ということである。(人口比率は全国で41.6%)ということである。

大都市ほど有料化の実施割合が低いということだろう。東京23区でも、家庭ごみの有料化はまだどの区も始めてない。(粗大ごみ有料化は全区で実施) 

また、有料化実施の464市のうち、単純従量制は439市で超過従量制は25市ということである詳細は~  調査結果には、実施市町村名や袋の価格なども出ているので、いろいろ興味深い、、、


環境省のガ「ごみ有料化イドライン」によると、ごみ有料化にもいろんな方式が、、、
ちょっとわかりにくいい分類というか言い回しではあるが、、

一般廃棄物処理有料化の手引き平成25年4月(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課)

(抜粋)

表 3-1-1 手数料の料金体系
① 排出量単純比例型
排出量に応じて、排出者が手数料を負担する方式。単位ごみ量当たりの料金水準は、排出量にかかわらず一定である。例えば、ごみ袋毎に一定の手数料を負担する場合には、手数料は、ごみ袋一枚当たりの手数料単価と使用するごみ袋の枚数の積となる。(均一従量制
【利点】
・制度が単純でわかりやすい
・排出者毎の排出量を管理する必要がなく、制度の運用に要する費用が他の料金体系と比べて安価である。
【欠点】
・料金水準が低い場合には、排出抑制につながらない可能性がある。

② 排出量多段階比例型
排出量に応じて排出者が手数料を負担するもので、かつ、排出量が一定量を超えた段階で、単位ごみ量当たりの料金水準が引き上げられる方式。(累進従量制
【利点】
・排出量が多量である場合の料金水準を高くすることで、特に排出量が多量である者による排出抑制が期待できる
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用が必要となるため、制度の運用に要する費用が増す。

③ 一 定量無料型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて手数料を負担する方式。例えば、市町村が、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入するという仕組みである。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
【欠点】
・費用負担が無料となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を抑制するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。

④ 負担補助組合せ型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて一定の手数料を負担する一方、排出量が一定量以下となった場合に、市町村が排出抑制の量に応じて排出者に還元する方式(例えば、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入する一方、排出者が使用しなかったごみ袋やシールについて、排出者が市町村に買い取らせることができる方式)。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・排出抑制の量に応じて排出者へ還元されるため、「③一定量無料型」よりも排出抑制が期待できる。
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。

⑤ 定額制従量制併用型
一定の排出量までは、手数料が排出量にかかわらず定額であり、排出量が一定の排出量を超えると排出量に応じて一定の手数料を負担する方式。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・一定の排出量までを定額制にすることで、一定額以上の安定した手数料を徴収できる。
【欠点】
・費用負担が定額となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を削減するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)や一定額の手数料の徴収のための費用が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。


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