東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

23区 清掃工場の排ガス(煙突)のアスベスト濃度測定結果の状況

2013年07月16日 20時55分27秒 | 東京23区のごみ

今回の測定結果は葛飾のみ(不検出維持)

東京二十三区清掃一部事務組合
■排ガス(煙突)のアスベスト濃度測定結果について
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(5月28日採取分)(PDF:104KB) NEW
葛飾の測定結果

現、19清掃工場37炉中、これまでに若干でもバグ出口や煙突での検出は、世田谷、光が丘、江戸川、目黒、渋谷、豊島、多摩川、有明の8工場14炉+多摩川1炉
一度検出された工場は、再測定でもほとんどが検出となっていたがぼちぼち不検出となっていくことを期待する。
バグ出口で若干の検出あれど、煙突では不検出も多いので、それはそれでいいのだろうが、主灰、飛灰中のアスベスト飛散防止対策、排ガス洗浄などで水処理に移行するのであれば、汚水、汚泥等での飛散防止対策も確実にしてもらわねば。


これまですべての測定結果を一覧にしてみた。
どういう傾向が見えるだろうか~




測定結果のうち若干でもバグ出口や煙突での検出分抜粋
検出とはいえ、検出下限値と同程度も多いので、あまり意味はないかもしれない~

●測定結果日順


注1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
注2 単位「本/LN」は、標準状態(0℃、1気圧)における排ガス1リットル中のアスベスト本数を表します。
測定機関 株式会社環境管理センター(※1)
株式会社伊藤公害調査研究所(※2)
株式会社静環検査センター(※3)
測定方法
「石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法」(平成元年環境庁告示第93号)
「アスベストモニタリングマニュアル(第4版)」
 (平成22年6月環境省水・大気環境局大気環境課)
使用測定器
走査電子顕微鏡

●清掃工場別一覧


但し、世田谷でアスベスト検出後、災害廃棄物の受け入れをしていない7月18日試料採取分もアスベスト検出後、これまで全く災害廃棄物を受け入れていない、北、豊島、多摩川のアスベスト検査を実施。そして、豊島と多摩川でアスベストの検出

これまでの公表分
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(5月28日採取分)(PDF:104KB) NEW
葛飾の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(4月30日~5月10日採取分)(PDF:106KB)
大田、世田谷、板橋の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(4月16日~5月2日採取分)(PDF:107KB)
目黒、多摩川、渋谷、豊島、光が丘、墨田、新江東、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(3月4日~3月6日採取分)(PDF:99KB)
世田谷、渋谷、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(2月6日~2月20日採取分)(PDF:106KB)
目黒、多摩川、豊島、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(1月16日~2月5日採取分)(PDF:106KB)
港、目黒、大田、世田谷、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(1月7日~1月11日採取分)
北、多摩川、千歳、足立、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(12月10日~12月27日採取分)
 中央、目黒、大田、世田谷、渋谷、豊島、光が丘、有明、足立、葛飾の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(12月3日~12月13日採取分)
 品川、墨田、新江東、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(11月12日~11月30日採取分)
 目黒、多摩川、世田谷、板橋、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(11月7日、8日採取分)
 渋谷、豊島の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(9月25日、26日採取分)
 世田谷の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(10月5日採取分)
 渋谷の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(7月31日~8月27日採取分)
 光が丘、江戸川の測定結果
☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆
●排ガス中のアスベスト測定結果(平成24年10月18日現在)について(PDF:188KB)
●排ガス中のアスベスト検出に伴う今後の対応について(改訂版)(PDF:168KB)
排ガス中のアスベスト測定を平成24年9月から6か月に1回実施します。
●排ガス中のアスベスト測定結果(平成24年9月26日現在)について(PDF:311KB)
平成23年12月~平成24年9月26日現在までの↑↑測定結果一覧あり。
平成24年9月26日現在で延べ21工場39炉でアスベスト測定、
15工場32炉で不検出、6工場7炉で検出。

================================================================

関連(本ブログ)
■23区 清掃工場の放射能等測定結果の推移 (2011年6月~2013年5月)(2013年06月17日)
■東京都 下水処理における汚泥焼却灰等の放射能測定結果の推移(2011年5月~2013年6月)(2013年06月14日)
■東京都 廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果推移(2011年5月~2013年2月下旬)(2013年03月05日)

================================================================

アスベスト、23区特有の問題でもないと思うので、他都市の測定結果を知りたかったが~
●八王子市の戸吹清掃工場「排ガス中のアスベスト測定結果」
やはり災害廃棄物の焼却前,後に、若干の検出あり。

1.単位(本/LN)は、標準状態(0℃、1気圧)における排ガス1リットル中のアスベスト本数を示します。
2.不検出とは、検出下限値未満を表します。( )内は検出下限値を表します。
3.測定方法 : 石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法(平成元年環境庁告示93号)
         アスベストモニタリングマニュアル(第4版)(平成22年6月環境省水・大気環境局大気環境課)
4.分析装置 : 走査電子顕微鏡 エネルギー分散型X銑分析装置(SEM-EDS) JSM-6390LA(日本電子)
5.参考基準値 : 大気汚染防止法の特定粉じん発生施設に係る基準値。
          施設の敷地境界において1リットルあたり10本です。清掃工場には、この基準値は適用されません。

================================================================

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 23区 清掃工場の放射能等測定... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京23区のごみ」カテゴリの最新記事