東京23区のごみ問題を考える

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23区清掃一組 産業廃棄物(紙くず・木くず・繊維くず)の一時受入停止について

2013年06月07日 11時16分50秒 | 東京23区のごみ

●23区 粗大ごみ破砕処理施設で受け入れている産業廃棄物 (紙くず、木くず、繊維くず)

清掃一組の施設でも、「紙くず、木くず、繊維くず」の産業廃棄物の受入をしている。その「紙くず、木くず、繊維くず」が資源化不可かどうかはわからない。粗大ごみ破砕処理施設で受け入れたものは、選別・破砕処理後、焼却可能なものは破砕ごみ処理施設や清掃工場で焼却されている。

東京二十三区清掃一部事務組合 2013年6月7日
■産業廃棄物(紙くず・木くず・繊維くず)の一時受入停止について
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/mochikomi/hannyu/documents/ukeireteishi.pdf
日頃から、東京二十三区清掃一部事務組合の事業運営に御協力いただきありがとうございます。
中防粗大ごみ破砕処理施設は、定期点検工事に伴う安全確保のため、下記の期間、産業廃棄物(紙くず・木くず・繊維くず)の受入れを停止します。
ご不便をおかけしますが御理解、御協力いただきますようお願いします。

産業廃棄物(紙くず・木くず・繊維くず)の受入停止期間
平成25年7月14日(日) ~ 平成25年7月21日(日)

※ 再開後の7月22日(月)及び7月23日(火)は、大変な混雑で受付・搬入に長時間を要することが予想されます。予めご了承ください。

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23区の場合、「紙くず・木くず・繊維くず」の他にも、
事業者が処理すべき「皮革」も、地場産業支援(?)として、
墨田、荒川では区集収、中防で裁断処理後に清掃工場で焼却している。

過去の年報をみていると、産業廃棄物の受入の他にも、その年度によりいろんな特色がある。八丈島の最終処分場ができるまでの島しょ残灰受入、牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)騒動の頃の瑞穂町肉骨粉受入、三宅島粗大ごみ受入、そして今回の災害廃棄物受入など~
そして、事業系の一般廃棄物の受入も3割を超えているのが現状


●23区 清掃工場搬入総括表
平成23年度 総量2,697,947.12トン



他県のような民間の埋立処分場のない東京23区、
産業廃棄物の埋立も東京都が管理する最終処分場に、


●産業廃棄物・都市施設廃棄物の埋立量
(東京都事業分)



平成24年度も、資源化できなくなった上水スラッジ、下水汚泥焼却灰で、埋立量はさらに増加であろう。多摩地域の下水汚泥も受け入れているし~

●23区 ごみ年度別埋立処分量
(直送分、中継、処理残渣、焼却灰等)



福島原発事故による放射能汚染で、関東近県の処分場に余力のない自治体の、焼却灰保管の苦難は度々報道されているが~
新海面処分場の建設計画で反対運動をした一人としては、とても複雑な心境である。しかし、23区の場合、このように、なんでもかんでも受け入れているとやがてはいつかは満杯になる。


●平成23年度 23区分ごみ種類別埋立処分量
埋立合計:417,625トン



かといって、
焼却処理による減容で20分の1に、灰溶融処理でさらに20分の1に、
灰の全量溶融、溶融スラグの有効利用で“埋立処分量をゼロ”は破綻したが、
灰溶融処理はしてほしくはないが、このまま埋立量の増加をみているだけではなく、何らかの対策をしていかなければ~ 


●23区 清掃工場残灰埋立処分量の推移


あれこれ考えていると、
支離滅裂になってしまう~



参考 
東京都環境局↓↓
■産業廃棄物の焼却施設(処分業者)一覧
23区内の産業廃棄物の焼却施設と処理能力 抜粋
(株)シンシア(品川区):130t/日
(株)櫻商会(大田区):5t/日
日本衛生(株)(足立区):7.7t/日
東京臨海リサイクルパワー㈱(江東区):550t/日、100t/日
㈱協和メディカル(足立区):1.09t/日

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