３１年間の操業とは、、それはそれでたいしたものなのでしょう。
2年前くらいに、『ストップ温暖化「一村一品」大作戦』で、隣の席に座っていた男性が釜石市の住民で、
その新日鉄のガス化溶融炉をえらく自慢していたのを思いだした。
彼曰く、「ペットボトルは分別などせずなんでも一緒に溶融している」と～釜石市は新日鉄のガス化溶融炉なので、可燃ごみも不燃ごみも粗大ごみでもなんでも一緒くたに溶融できるのだと。ペットボトルは助燃の貴重なカロリー源なのだそうだ！ それは新しい「岩手沿岸南部クリーンセンター」でも同じようだ。
毎日新聞 - 2011/02/13
◇ガス化・高音溶融炉方式で全国初
釜石市は昨年１２月３０日に３１年間の操業を終了した同市栗林町の市清掃工場の解体工事に、１１年度に着手する。新日鉄が開発したガス化・高温溶融炉方式による全国初のゴミ処理施設だったが、老朽化には勝てなかった。
清掃工場（敷地面積約１万５０００平方メートル）は１９７９年から稼働。当初は熱源のコークスなど割高な維持費が論議を呼んだが、猛毒のダイオキシン類の発生を抑制するとして全国に普及、自治体関係者の見学も相次いだ。しかし、再三の補修で設計寿命１５年の倍の操業も老朽化で力尽きた。昨年１２月に同方式で操業を始めた一般廃棄物広域処理の公設民営新施設「岩手沿岸南部クリーンセンター」（釜石市平田）に役目を引き継いだ。
解体は住民の要望を受けての決定。煙突内のダイオキシン類や投入前にゴミを貯留したピット内の有害化学物質ＰＣＢ（ポリ塩化ビフェニール）などの調査と並行して開始する。費用は約３億円で、うち１億円は国からの交付金を充てる。
市は跡地の一部に１２年度、資源物ストックヤードを整備する。ビンと缶が中心の分別作業棟が手狭になったため、新たに紙や金属類も本格的に扱い、リサイクル事業を拡大する。跡地の本格活用については今後、住民と協議する。【鬼山親芳】
■釜石市の「一般ごみの種類」（釜石市HPより）
一般ごみとなる大きさの目安
・50cm×50cm以下の大きさのもの
・45㍑のごみ袋に入るもの
生ごみ類：残飯、貝殻、卵殻など
衣類・布類：衣類、帽子、タオル、寝具類（布団・毛布など）、カーペット、カーテンなど
革製品・靴類：カバン、バッグ、ベルト、財布、サンダル、草履・下駄、スニーカー・シューズ・ブーツなど
プラスチック・ゴム類：ビニール製品、ビデオテープ、プラスチック容器、発泡スチロール製品、洗面器、バケツ、玩具、ポリタンク（灯油タンク）、CD・DVD・MDなど、ゴム手袋、ゴムホース
※ペットボトル、トレイ、プリンターのインクカートリッジは、販売店の回収ボックスをご利用ください。←但し書きが書いてはあるが～
木・草・枯葉類：木材、枝、木屑、草・枯葉、園芸ごみなど
ガラス・せともの類：板ガラス、割れたびん、ガラス製の食器やなべ、電球、蛍光灯、茶碗、皿、コップなど
小型家電製品：掃除機、扇風機、ラジカセ、ミニコンポ・スピーカー、レコードプレーヤー、ビデオデッキ、ポット、電話・FAX、炊飯器、オーブントースター、照明器具など
と、「資源物・粗大ごみ」以外の指定の袋に入るものは、なんでも一般ごみとして出せるようだ。
新しい施設は試運転中↓↓
【施設の概要】
■ 工事名 岩手沿岸南部クリーンセンター整備運営事業
■ 発注者 岩手沿岸南部広域環境組合
■ 設計施工 新日鉄エンジニアリング株式会社グループ
■ 建設地 岩手県釜石市大字平田第3地割81番地1
■ 敷地面積 21,148㎡
■ 工 期 平成20年8月から平成23年3月
■ 建設内容 焼却施設（シャフト炉式ガス化溶融炉）
■ 施設規模 147ｔ/日（焼却施設） 10.5ｔ/日（破砕処理施設）
■5市町ごみ減量競争 沿岸南部処理施設4月稼働
2011年01月06日 09時16分35秒 | 溶融炉/スラグ
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/c7f27fb93af751c1ea067d25a86aa8e1
同センターは最高１８００度の高温で金属やガラスなど不燃物も処理できる溶融炉式。２０１０年１２月２１日から試運転が始まった。建設費約９６億円と向こう１５年の運営費約９８億円の負担割合は、主に各自治体からの搬入量で決まる仕組みだ。 ５市町でつくる岩手沿岸 ... (岩手日報)
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