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流動床式ガス化溶融炉「ビュークリーンおくえつ」308 日連続運転達成~同機種で日本最長

2010年03月24日 23時32分28秒 | 溶融炉、スラグ

■流動床式ガス化溶融炉「ビュークリーンおくえつ」308 日連続運転達成~同機種で日本最長~
株式会社神鋼環境ソリューションリリース 2010/03/24
 株式会社神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区、社長:青木克規)は、このほど、流動床式ガス化溶融炉「ビュークリーンおくえつ」において同機種で日本最長となる308日の連続運転を達成致しました(2009年2月26日~12月30日)。
 同施設は、当社が設計・施工し、2006年7月に竣工した福井県大野・勝山地区広域行政事務組合向けの流動床式ガス化溶融炉「ビュークリーンおくえつ」(処理能力84トン/日)で、当社が同組合より運転維持管理業務を請け負っているものです。環境省指針により安定稼働として90日間以上の連続運転が要求されるごみ処理施設において、2007年度に達成した228日連続運転記録を大幅に更新し、安定運転に関する設備能力と操業技術の高さを証明致しました。これは当社が1,250℃以上の高温に於いても安定した運転を維持する溶融炉の設計,操業技術の向上に努めてきたことにより達成したものです。
長期連続運転の実現によるメリットは、以下の通りです。
立上回数の削減により、
① ガス化溶融炉起動時の使用燃料及びCO2排出量を低減
② 耐火物の長寿命化によって維持管理費を削減
詳細は:http://www.kobelco-eco.co.jp/topics/pdf/20100324okuetsu.pdf


●23区唯一の世田谷のガス化溶融炉(川崎重工の流動床式)は故障頻発でもうズタズタに細切れ稼働(昨日も故障のため搬入できない期間が再延長となっていた)。灰溶融施設なども、故障は頻発、連続100日達成でも表彰ものかもしれない。目標はとにかく故障による休炉を減らすことである…。まれに故障がなかったとしても、中間点検、定期点検、調整のための計画停止が入ってしまう。
焼却炉にしても同様、故障の少ない有明や墨田にしても200日もすると点検や調整で停めてしまう。もしかすると23区の場合は、あまり連続稼働してはいけないという取り決めでもあるのかもしれない~(ほとんどが故障による休炉の頻発ではあるが)

●大野・勝山地区広域行政事務組合を構成する大野市と勝山市のごみ分別案内を見ると、プラスチック製容器包装は資源化なしで燃やすごみ。ペットボトルは資源として分別収集。「特殊ごみ(乾電池、蛍光管、水銀体温計)」や「硬質ごみ(電気の線、ハンマー、鉄アレイ、タイヤチェーン、ポンプなど)」といった分類もある。「燃やせないごみ」は金属、ガラス、プラスチックなどで、収集して処理後、燃やせるものは燃やすようだ。市町村もガス化溶融炉に負担のかからない分別収集をしているということなのかな~ 「ビュークリーンおくえつ」308 日連続運転達成は、何でもかんでも「燃やすごみ」として直接炉に入れてはいけないという良い教訓でもある。


関連(本ブログ)
■神鋼環境ソリューション、流動床式ガス化溶融炉228日の連続運転




 

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