東京23区のごみ問題を考える

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東京都廃棄物審議会の答申について

2019年10月09日 09時17分28秒 | 東京23区のごみ

東京都環境局「(別添1)最終答申概要版(PDF:242KB)」から

 

 東京都は平成30年8月に東京都廃棄物審議会に「プラスチックの持続可能な利用に向けた施策のあり方」について諮問した。昨日開催の第23回東京都廃棄物審議会において答申が提出された。

産経新聞の「プラごみ問題で最終答申 東京都審議会、ライフスタイル見直しを」によると、使い捨てプラの削減や、再生プラの活用を呼びかける。答申内容は、都が12月に策定する環境戦略「ゼロエミッション東京戦略」に取り入れていくという。

しかし、概要版を流し読みをした限りでは、国の「プラスチック資源循環戦略」とどっこいというか、相変わらずの消費者のライフスタイルの見直し云々止まりで、また、廃プラの緊急的対応として産業用の原燃料化まで書き込んであるし、、、

レジ袋対応も、両論併記なのか、産経新聞には、「国が進めるレジ袋有料化をさらに実効のあるものにするとした上で、「独自に条例化を図るべきだ」とあったが、一方では概要版では「数円でも効果があり、価格設定は事業者の裁量に任せるべき」とも、まあ、、廃棄物審議会の答申は答申であって、、、

また、答申では「容器包装リサイクル法等による分別収集に向けた都内区市町村の取組を強力に後押しすべき」としているが、、、23区に於いては、容器包装プラスチックを指定法人ルートで資源化しているのは、千代田、中央、港、新宿、江東、品川、目黒、中野、杉並、練馬、葛飾、江戸川の12区だけ、その他の11区は平成20年度から容器包装プラスチック類も可燃ごみで焼却している。(一部の資源化はあるようだが、、)

東京都は、早々に、「プラスチックごみの焼却量を2030年までに4割削減など」と打ち出しているので、23区全ての区でプラスチック製容器包装資源化が実施できるように強力な後押しをして欲しいものだが、、

12月に策定する環境戦略「ゼロエミッション東京戦略」に期待したい!!

 

 

関連(本ブログ)
都内の二酸化炭素(CO2)排出量を2050年に実質ゼロとする、都が独自目標(プラスチックごみの焼却量を2030年までに4割削減など)2019年05月21日

東京都は、2050年までに都内のCO2排出量を実質ゼロにする目標
(日本政府は「2050年までに国内で80%削減」)



 

 

 

 

 

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