
PCB含む廃感圧紙も、高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分別するのだ~
中間貯蔵・環境安全事業株式会(JESCO)のホームページに、環境省主催の「廃感圧紙の分析方法に関する説明会」の案内が出ている。東京と大阪で行われるようだ、
廃感圧紙の分析方法に関する説明会
開催日時・会場
(1) 平成 29 年 8 月 31 日(木) 14 時~ 16 時
(公財)産業廃棄物処理事業振興財団 会議室
東京都港区虎ノ門 1 - 1 - 18 ヒューリック虎ノ門ビル 10F
(2) 平成 29 年 9 月 1 日(金) 1 5 時~ 1 7 時
TKP新 大阪 駅前カファレンスセンター ホール 5 A
大阪府大阪市東淀川区西淡路 1 - 3 - 12 新大阪ラーニングスクエアビル 5 F
詳細は~
廃感圧紙の実態などよくわからないので、ネットで検索すると、
島津テクノリサーチの「廃感圧紙(ノンカーボン紙)中のPCB分析」などにわかりやすい説明があった~
廃感圧紙(ノンカーボン紙)中のPCB分析
■感圧紙(ノンカーボン紙、ノーカーボン紙)、感圧複写紙とは
PCB入り感圧複写紙は伝票、帳票類として過去に大量に使用され、昭和46年以降その生産、使用が中止されたものの、 保存書類等の形で、かなりの量が事業者のもとに存在していると考えられています。「PCBを含む廃棄物の処理対策について」 (昭和51年:環整19号)において、PCB入りか否か確認されていない感圧複写紙については、昭和47年11月以前に 使用されたもの全てをPCB入りと判定し、保管する旨の通知が出ています。
「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理推進に関する特別措置法」が平成28年5月2日に改正され、感圧紙(ノンカーボン紙、ノーカーボン紙) 等の低濃度PCB廃棄物については、保管事業者は、平成39年3月31日までに処分委託を行わなければならないとされました。
PCB廃棄物処理事業に関するお知らせ |
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8月31日(木)(東京)及び9月1日(金)(大阪)に、環境省主催による 廃感圧紙の分別方法、分析方法に関する説明会が行われますので、ご案内します。![]() 廃感圧紙は、高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分別することで、弊社への処理対象量を適正化することができます。 (平成29年8月16日) |
結局は、PCB含有量を測定して分類するしかないのかな~
●低濃度PCB含有廃物に関する測定方法(第3版)
平成29年4月 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課
PCB廃棄物、長期の保管で、機器の誤廃棄や行方不明はあとを絶たず、、、
しかし、届け出て保管をしている事業者はまだしも、、、
PCB廃棄物という認識もないままに、認識あっても、多くは廃棄されているのだろう、、、
PCB含有の廃感圧紙は、1986年当時の調査で約852トンとなっていたが、最新の保管届出の全国集計では569トン
その差は、JESCOの北九州事業所や北海道事業所で処理されたとみていいのだろうか???
環境省の「PCB入り廃感圧複写紙の保管状況調査の結果について(公布日:昭和61年12月23日 衛産61号)」では、
3 調査結果の概要
(1) 全国の保管量は約852トンであつた。
(2) 保管量を保管者別に見ると、国約312トン、地方公共団体約218トン、民間企業約322トンであつた。(表1)
(3) 保管は全都道府県にわたり、保管量が多いのは、東京都(約297トン)、大阪府(約179トン)、愛知県(約50トン)となつている。
最新の「PCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果(平成26年度)」では、、
平成27年3月31日現在で、感圧複写紙は保管事業所数 292 、 保管量 は569トンとなっている。