※グラフは東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場等作業年報」より作成
■清掃工場等作業年報
平成21年度 NEW! 本文（363KB） 資料編(1,260KB)
平成20年度 本文（362KB） 資料編(792KB)
平成19年度 本文（309KB） 資料編(1,021KB)
平成18年度 本文（419KB） 資料編（56KB） 正誤表（5,877KB）
■23区清掃工場の平成21年度処理量と処理量の推移
■清掃工場CO2総排出量は1,029,908t
エネルギー起源CO2排出量：69,308t ←環境確保条例の削減義務はエネルギー起源CO2のみ
非エネルギー起源CO2排出量：960,600t
■故障による休炉件数は54件で「目標45件以下」達成できず
世田谷清掃工場
平成20年度の15件から平成21年度は11件となったものの～それでもダントツのワースト１の座を譲らず～
有明と墨田は2年連続の故障ゼロ件、
すばらしい～直営より、メーカー関連への委託のほうがいいということ？！
■灰溶融施設の故障件数
清掃工場にしろ、灰溶融にしろ、同じ故障1件でも故障内容の深刻さには大きな差がある。品川の死亡事故などもカウントはなし。板橋の好調は定評ではあるが、多摩川も21年度は故障ゼロ件。
■東京23区「清掃工場故障週報」（平成21年度 清掃工場別） (完成版)
4月に情報開示請求資料でまとめた清掃工場別故障週報、年報の件数と付け合わせてみると、豊島清掃工場で1件ちがっていた。もしかしたら、「東京電力の原因で送電線の電圧低下が発生」の原因による休炉があったので、それをカウントしてないのかもしれない。各工場の故障の内容についてはこちら～
■清掃工場の稼働状況は～
※杉並、港は1炉は予備炉、練馬は建替えのため平成22年2月に稼働停止のため「調整」が多い
21年度、もう少しは稼働率がよくなっているかと思っていたが、それでも「調整」はかなり減った。
22年度は、練馬も休止で、水銀による炉停止もかなり影響しているので、稼働率があがるだろうが、この割合を素直にみるとちょっと危機的にもみえる。しかし、今はたっぷりと余裕をみている点検・補修期間を切り詰めれば、少しはゆとりがでるのかどうか～よくわからない。まちがいなくいえることは、ごみ量は横ばい傾向を前提としているので、ごみが大量に増えることになれば、建替えによる工場の休止が増えると、ごみの搬入調整は大変であろう。建設計画の時期を先送りなど、もう少し重なり時期を少なくせねば。とにかく工場が多すぎて、環境調査にしろ、補修にしろ、建て替え計画も単純にはやりくりがつかない、今、余裕を持って先送りをすると、あとが大詰まりしてしまう大所帯である。
■灰溶融施設の稼働状況は～
それにしても～ 主灰単独溶融であればもう少しはフルに稼働するのかと思ったが、どこもかしこもあまり稼働していない。他工場からの灰の搬入調整がまだうまく回っていないのか？ よくわからない。
稼働率の向上などはもうあきらめて、CO2排出削減のためにも灰溶融はもうやめよう！！
金食い虫の中防灰溶融、処理もままならず、中防だけでも先に休止にした方がいいのでは～
平成21年度の灰処理量
中防灰溶融施設（100t/日×4炉）：22,425t
板橋灰溶融施設：(90t/日×2炉）：21.385t
中防灰溶融、3号炉はほとんど稼働していない。それでも年々の定期補修は必要～
平成21年度 中防灰溶融施設 定期点検や補修工事費（随意契約）
溶融炉補修工事その１ 76,650,000円
３号炉底耐火物補修工事 90,300,000円
溶融炉補修工事その２ 293,958,000円
中防灰溶融施設 計460,908,000円
平成22年度 中防灰溶融施設 定期点検や補修工事費（随意契約）今日現在
溶融炉補修工事その１ 242,550,000円
２号炉バスダクトその他補修工事 6,966,750 円
関連(本ブログ）
■東京23区 中防灰溶融施設稼働状況(平成20年度)
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/adee05605dd93576b90dfa8fcec93970
全体の残灰量に対する灰溶融処理率、スラグ量、などなど、また後日～
ちょっとよく考えないと理解できないので、今は時間がない！！
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