咆哮

負け犬の遠吠えかも…
最近「負け犬」が流行り言葉になってしまったので「落ち武者の歯軋り」とした方がいいのかも…

グリング『海賊』は傑作

2005年12月22日 01時05分06秒 | 演劇
だと、私も思いました。
先ほど鑑賞して帰ったばかりなので、まだまだ感想なんて書くほど自分の中で消化しきれていませんが、ここをご覧になっている関西圏の方々にも、まだ間に合いますので是非ご覧になっていただきたく、取り急ぎオススメしたくUPしました。
http://www.gring.info/0nxt/f_nxt.html

ぼのぼのさんや、モクさんや、私が薦める小劇団の作品なんて小難しそうで観る気が起こらないと思っている、そこの貴方。(笑)
スタイルとしては非常にスタンダードだし、物語も全く難しいお話でもありませんので(多分その辺りを危惧していると思いますが)時間の都合がつけば騙されたと思って是非観ていただきたいです。

見る席はぼのぼのさんのオススメ(私の掲示板を参照)の席がベストだと私も思いました。(ぼのぼのさん、サンキュー)

観ている間中ずっとドキドキしていた。劇中である事件が起きているので、ある意味サスペンスフルな物語と言えなくも無いのだけれど、私の言う「ドキドキ」とはそれにより起きているというのではなく(この辺りまだまとまっていないので上手く説明出来ないのだが…)なにか揺さぶられるようなドキドキ感がずっと続いていた。
その正体はまだハッキリとは分らないのだけれど、今回貰ったチラシの作家(青木豪)のあいさつの中の言葉で、「人によってはリアルは明らかにズレがあり、そのズレがきっと様々な喜劇や悲劇を生むはずです。」という言葉の中に隠されているような気がする。
これは、私以外の人にとっては私自身でさえリアルな存在では無く、この芝居の主人公と私は同じなんだという意識が、この芝居世界や主人公(一応私は美容師の兄を主人公として話しています)と感応し、それがドキドキ感となっていたのかも知れない。