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目で見て伝わる動画、耳にやさしいコミュニケーション

2016-02-09 10:47:37 | イベント
昨日、友達から教えてもらった情報ですが、毎日新聞×8bitNews共催 『毎日女性会議』第3期8bitNews賞 受賞作品の「<Ear Project 2> 耳にやさしいコミュニケーション」という動画がネットで話題を呼んでいるとか。
Ear Project 2 耳にやさしいコミュニケーション

2016年2月2日の毎日新聞に掲載されていたそうですので、ご覧になった方も多いと思いますが、この動画は、音がゆがんだり響いたりして聞こえにくい感音性難聴の人に医師らの声がどう聞こえるのかを再現し、難聴者が病院で何に困っているかが良く分かります。本当にこういう事ってありそうですよね。でもあったら怖い事です。

これは軽度の難聴で薬剤師の宮谷真紀子さん(38)が数百人の難聴者や医療従事者に聞き取りし、9年がかりで制作した作品です。

毎日新聞社主催の女性の情報発信講座「毎日女性会議」で優秀作品に選ばれ、毎日新聞朝刊連載「となりの障害 難聴になって」(1月27~29日掲載)のきっかけにもなった作品です。

また、宮谷真紀子さんは、ひるまず人に会いに行くという行動力の持ち主で、「《102 messages》SKY Project2014」という動画も作成しています。

彼女は2014年秋、米国の難聴者事情を調べたいと渡米し、3カ月の滞米中、ホームステイ先や視察先はもちろん、カフェや長距離列車で出会った人にまで声を掛け、難聴とは何か、どんなふうに誤解されているかを動画を使って英語でプレゼンし、102人から難聴者に向けたメッセージを集めました。

失聴や難聴は目に見えませんので、この動画には、肌や髪の色の異なる老若男女が「どうか教えて」「もっと知りたい」「僕はいつでも喜んで君を助けるよ」などの手書きのメッセージボードを掲げている姿が登場します。
《102 messages》SKY Project 2014 -Short version-

宮谷さんは「誰も難聴に無理解なのではなく知る機会がなかっただけ。皆に知ってもらうまで伝え続けたい」と語られています。

この2本の動画は、伝えたい思いは言葉や国境の壁、ハンディキャップを越えてちゃんと相手に届く事を、目に見える形で教えてくれています。