デザインの出来映えと、広報活動の成果の混同を避け、
両者の健全な発展を実現していくため、
今年のBHI賞から、広報活動という括りの中に、
広報誌紙のデザインを純粋に審査する枠組みを取り入れた。
審査員長には、京都精華大学デザイン学部の角谷和好教授や
会員でユニバーサルデザイン研究所の河守康晴氏、
ビジョンヘルスケアズから、現役デザイナーの田嶋紗知子が
現物を目の前に、厳正な審査をおこなった。
その結果、
HISデザイン賞に、三井記念病院が発行する院外法「ともに生きる」を選考した。
同誌は、A4/12ページながら、
紙面は質の高いタイポグラフィーとカラーリングにより
読者に安心感を感じさせる優しいし誌面で、
デザインと企画が別物ではなく一体感が感じられる。
医療とデザインの配慮・コンカレントこそ、
医療の質を上げる最後の手だてであることを強く訴えたい。