私も知らなかったのですが昔(大正時代?)、ここ小林市で大火があったそうです。
その火災は町じゅうに延焼し、大変な被災だったそうです。
その教訓から、防火のための石垣を作り、その石垣が町の区画ごとの壁となり町を火災から守ってきたのだそうです。
この話は、ご依頼主さんである病院の先生からお聞きしました。
先生が敷地内に無造作に積んであったこの「石」を活かした駐車場づくりをされるとのことで、看板のお仕事をご依頼くださいました。
石を使っての看板ということで、「“お墓”のようにならにようにしてください。しかし、決して華美にならないように。」とのご注文・・・。本当に白地に黒で文字をいれたりしたら、本当に墓石のようになりそうでした。
病院のイメージ、先生のご注文、景観を損なわない・・・・・。
いろいろと色を考えてできた看板がこちらです。
また、駐車場の一角に大きなギンモクセイの木があり、この木の下で通りを行く人たちが一休みできるようスペースが整備されました。
「この木がギンモクセイだとわかるように。」とのことでそこにも看板を設置。
ギンモクセイを向こうに見た写真です。手前の石が100年モノの石です。
素晴らしい石垣だと思います。
ご依頼ありがとうございました。