去る5月5日は「端午の節句」でしたが、小林市役所の庁舎前に鯉のぼりならぬ「チョウザメのぼり」が泳いでいます。
この「チョウザメのぼり」の製作をしました。
小林市は湧水が豊富で「チョウザメのまち」としてチョウザメを猛プッシュしており、「チョウザメの姿の鯉のぼりを作ろう!」というの企画になったそうです。
以前から、小林市にはおすの「こばっちょ」、めすの「いで姫」というチョウザメのキャラクターがいて、それを「ご当地鯉のぼり」にしてPRするとのことでした。
↑↑「こばっちょ」と「いで姫」
当然ながら、鯉のぼりを製作した経験があるはずもなく、まずは「本物の鯉のぼり」を解体?して計測するところからはじめました。口の大きさ、胴周りの大きさ、尻尾の開口部の形・・・・。
3Dにしたときに、デザインを損なわず(チョウザメに見えなくては意味がない!)、しかも上手に泳いでくれるように展開図(型紙)を作らなくてはいけない・・・・なにもかもが初めてのことでとても心配しながら作業を進めていきました。
出来上がった生地を裁断し、縫製ができる知人に縫い合わせをお願いしました。
完成までドキドキでした。
鯉のぼりの形になって帰ってきた日、即席で竿を作り事務所の前でとりあえず泳がせてみたら・・・・・・・
泳いだ!!
チョウザメの特徴の大きなヒレにもちゃんと空気が入ってる!!
嬉しい!単純に感動w。
納品の際、市役所の担当の方も喜んでくださり、ドキドキ感が報われる思いでした。
5月1日に「掲揚式」があり、小林市役所に行ってきました。
保育園の子供たち、ご当地ゆるキャラの「こすもー」も参加して、「こばっちょ」「いで姫」2匹ずつの4匹のチョウザメのぼりが掲揚されました。
小さく見えますが、体長は1.8メートル。
ベクターデザインのお仕事の中では「大きなもの」です。
ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。
ちなみにこの話題は地元局のローカルニュースや、地元紙「宮崎日日新聞」でも報道されてました。小林市の「チョウザメ推し」はどうやら本気みたいです(笑)。
ご依頼、ありがとうございました。