吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

桜のあとの雪

2010年04月17日 | 自分のこと
今日はきっと地元の人たちのブログは雪の話でしょう。

さすがにこの時期の雪は珍しいですね、40年ぶりの寒さだとか。
数日前の桜、長坂は清春芸術村の桜です。
背景の建物は「ラ・リューシュ」オリジナルはパリにありますね。
写真の左下の黄色いものは本物のエッフェル塔の階段だそうです。

敷地内のルオー礼拝堂に行こうと思ったのですが、桜の時期は通常無料の敷地
内立ち入りが有料なので今回パスです。
この礼拝堂内にあるパイプオルガンは僕が最初に製作開始時から参加した作品です。
このオルガンの製作要員として僕はこの世界に踏み込んだのです。
いずれその話も写真入りでしましょう。桜が終わったら写真を撮りに行きます。

そして今朝の風景。

拡大

すぐに融けてどろどろのびちょびちょになるのが悲しき春の雪のさだめです。

で、今日は福井です。
なんと今夜はホテル泊です。車の荷台の箱じゃないのよ!(普通だろ、それが)
もう10数年ぶりの福井ですが、意外と近かった。
何しに来たのかは次号!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しまりす)
2010-04-18 02:25:34
清春芸術村!

あ~懐かしい・・・
最後に行ったのは、18年くらい前です。
大好きな場所です。

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もしかして (ひろにゃんof風琴屋)
2010-04-18 18:07:27
しまりすさん、ようこそ!

18年前というと、僕が2度目に八ヶ岳に住んだ頃、身の回りの人間関係の入れ替わりの時期です。

もしかしてその頃にお会いしていたりしてね。
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懐かしいね (ripieno)
2010-04-20 07:49:37
清春芸術村、考えてみればもう20年は見ていないですよね。
春の桜が素敵なところだったので、また行ってみたいな。
ルオーのオルガンどうなっているのでしょう。
今は誰も弾いていないのかな。
だとすると、最悪の状態だろうか。

久々に武久氏のCDを聴いてみた。
しばらくぶりに聴くと、ああ、こんな音だったんだと実感。
しかし思ったより音がのびていない感じがする。
この20年で自分の持つ音のイメージが随分変わったことを実感しました。
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それは足あとのような (ひろにゃんof風琴屋)
2010-04-20 10:19:35
ripienoさん、ようこそ!

ほんと、懐かしいですよねー。
写真は立ち入り有料期間が過ぎたら撮りますので、お待ちください。

時とともに人は変わります。
あの頃の親方はひとつひとつの音をきっちりと型にはめていくように何度も何度も修正したものです。

ある時期から、それぞれのパイプの個性を殺さないような音作りになりました。
悪く言えば、ラフでアンバランスなのですが、それまでには無い生命力や躍動感が現れたのも事実です。

オルガンは製作者のその時の考え方の足あとのようなものですね。

あのオルガンは大変残念なことに全く生かされていません。
環境もご存じの通りのままです。
それでもあまり劣化が見られない(内部的にはよくわからないですけど)のは、仕事が良かったからですかね!
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