吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

出張先でのとある休日

2023年02月12日 | 自分のこと

東京出張中です。

日曜日、自転車を借りていたのでちょっとお出かけしました。

現場で荷物を下ろした後は格納庫となった蒼ブタ号から自転車出陣!

今日の相棒。黒いから「ブラックさん」だ。
27×1 3/8のタイヤホイールは現在では少数派、26インチが主流だ。
思い起こせば僕の初めてのスポーツ自転車マルイシ・ロードエースは27×1 3/8だった。
快走ランドナーという名称だったが、当時(40年ちょっと前?)でもすでに主流から外れていて
タイヤの選択肢は少なかったものだ。
27インチと大径で太めのタイヤはジャイロ効果が強く、耐障害性も高く、26インチとは結構違った
乗り心地が味わい深いものです。

さて、目指す地は決まっていたのだ。
交通機関を使うとお金がかかるということは別として、たまには運動もしなきゃね!ということで。

荒川郵便局隣の基地より発進。
クルマがうっとおしい大通りは出来るだけ避ける。
荒川河川敷道路(自動車禁止)を千住から赤羽方向へ。
自転車を漕ぐと右膝に痛みを感じる。無理せずゆっくりと休み休み走る。
岩淵水門から赤羽市街地を抜け西が丘に上がって板橋方向へ。
仲宿の文殊院。いわゆる投げ込み寺です。
ここから100メートルくらいのところに母方の実家があります。
僕は本籍地は赤羽ですが出生地は板橋なのです。

そこから中板橋へ抜けて、石神井川沿いへ。
そして訪れたのはここ。

そう!僕の目指す地とは下頭橋ラーメンなのだ。
その前に聖地巡礼だ。

そして常盤台に向かう。
良い雰囲気の模型屋発見。自動車では何度か通った道だが自転車じゃないと気に止まらなかったのだ。

ベーゴマは子供の頃は遊んだことは無かった。もっとでかい木製コマだった。
ベーゴマの扱いを学んだのは20代半ば、コマの基本は出来ていたのですぐにマスター出来た。

コマは漢字で独楽と書くけど、この手のコマは対戦が前提なのでひとりではあまり楽しめない。

木製モデルについては……、デュフフ、オレは1:1の動いて音が出るものを扱っているので、
楽しさでは、負・け・な・い。

開店時に並んだがカウンター席6人のところ6番目だったので、開店後第一ロットに入れた。
背脂チャッチャを4回もやる。スープはわずか、ほとんど脂。
熱々で提供されるが脂が多いので冷めるのは速い。脂はざっくり水の半分の比熱なのでつまり倍
冷めやすいのだ。
急いで食べても8割くらい食べた頃には結構ぬるくなる、だがそれが良い!
脂大量の汁は麺への絡み方が非常に良い!薄味なのだが麺との一体感が堪らないのだ。
そしてブタの脂の香りだ!甘みだ!

当初の目的は果たした。
上り坂も向かい風もこの喜びのためのスパイスだったのだ。
行きとは違う道で帰った。昔の話ではあるけど一応土地鑑はあるのでグーグルマップは使わずに。
隅田川周辺の道、行き止まり多し。

都電沿いの道も良い。平日は閑散としていたいくつかのお店も日曜には行列が出来ていたりした。
この曜日格差とでもいうものはすごいものだ。
そして自転車「ブラックさん」を「蒼ブタ」に格納して、もうひとつ寄り道。

モリタヤ酒店の角打ち。

前回ここでちょっと味見した「カルダモン焼酎のハイボール」が心に残っていたのだ。

ものすごいカルダモン感!すーっとし過ぎ!
でもクセになる。今日は暑かったので(歩行時半袖Tシャツ)ハイボールがすっと染みたゼ。
アテは干したホタルイカ。
チャッカマンとともに供されるのはそれでイカを炙れということだ。

炙るとイカのワタがトロっとして旨さが増す!
チャッカマンで炙るという侘しさも香るひと手間が楽しい。
香りの増したイカとカルダモンの組み合わせは意外と良い。
口の中がすっきりする。

そして徒歩で宿へ、6時間あまりの小さな旅は終了。

自転車能力の低下を実感した日であった、帰ったら日常に自転車を取り入れて鍛え直そう!

 


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2 コメント

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いや またまた (Silbermann)
2023-03-16 18:41:40
僕のとこは下頭橋ラーメンから上板橋方向に僅か2分、同じ通り沿いなのに・・・
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一ヶ月に4回! (吉倉オルガン)
2023-04-09 19:36:33
Silbermannさん、ようこそ!

あの出張は一ヶ月ほどだったのですが、4回下頭橋ラーメンに行っているということは毎日曜に通っていたことになります。
ときわ台駅から徒歩でも行っていますから貴殿のお宅のところを通過していたのでしょうね!
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