吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

回復の儀式

2022年09月19日 | 

出張から帰るとしばらく体調が悪くなることがよくあります。
加えて直射日光下での作業で熱中症気味になってしまって、その後具合が良くない。

ここでしっかり時間とお金を掛けて全力で回復を図ろうとちょっとお出かけしました。
そう。これは回復の儀式!

時間をかけてと言っても半日、お金も大して掛けていなかったりするけどな!

行き先は駒ヶ根、うちから車で45分程度の近場です。
南アルプスの麓から中央アルプスの麓と言うと壮大な感じがしません?

まずはお寺「光前寺」。
霊犬早太郎伝説のお寺ですね。
静岡に遠征してモンスターを倒して磐田では悉平太郎と呼ばれていますね。
ググればすぐ出るので省略しますが、こちらの方の考察は面白いのでリンク。

仮説!早太郎伝説

犬ではなく、遠くの寺から招いた暗殺者というのは興味深い。
日本の古来からの縦割り行政の弱点、遠隔地という行政区域の外、寺という特殊な位置を利用したアサシン。
カッコ良いね!

さて光前寺

仁王門脇の小さな祠、お蚕さんですね。


仁王門の仁王

阿形 


吽形


参道も良い感じ。向こうに見えるのは三門。

三門を斜め後ろから

こういう構造に萌え萌え♡

こういう自然と人工物の組み合わさった風景は良いなあ。
僕は職人なので基本的に人が作ったものに関心があるのですが、かといって人工物過多の都会の風景には馴染めない。

三重塔。うーん、良いなあ。
木工意欲が上がるなあ!
宮大工というのは大工の技法に細工(木工)の発想が入っているのです。

その手前には早太郎!

この像の真後ろ方向、三重塔の後ろ側に早太郎のお墓があります。

本堂は撮影禁止箇所が多いのですが、これだけは例外。
早太郎!

そして目的のひとつ。早太郎みくじ。
早太郎軍団!

顔は手書きのようで個性があります。
うう~。どの子にしよう。
かわいい。みんなかわいいよ!

よし、君だ!

左目が下がっていて小首を傾げているようだ。
かわいいのお。かわいいのお。

そして次の目的地へ。
その途中にあった建築。

今回のメインの目的地!
早太郎温泉こまくさの湯

風呂三昧で回復するのだ。

ひと通り入って、休憩室でちょっと横になった。
休憩室から大田切川、画面右が伊那谷方向。


休憩室の固い床に仰向けに寝ると肩甲骨から首の辺りが痛い。
どうも首が前傾していたようだ。
第一寝床(というからには第二寝床もある)のマットレスが合わなくなっていたのか?
これは良い発見。疲れが取れない原因かも。帰ったら対策だ!
肩から首を伸ばしたらすぐにほぐれてひと眠りしてしまった。
それから贅沢に10分¥200のマッサージチェア。
さらにもうひと通り風呂を満喫。
台風の影響で谷を吹き上げる風が心地よい露天風呂だったゼ。

あ~贅沢した~。

これで復活なるか?


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2 コメント

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Unknown (tachinon)
2022-09-20 08:29:25
 リンク先の「仮説!早太郎伝説」いーですね。
 現代のお役所でも、目的(だいたいは補助金獲得)を達成するための口実として、ウソとまではいかないけれど、似た様なことしますよね。
 スーパー林道、スーパー農道なんてその類ですね。ある意味、地元民の生活の知恵。それを「インチキやっている」というか、「住民福祉のために工夫した」というかは、それで恩恵を得られるか、無関係かによりますよね。 
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日本史のモンスターズ (吉倉オルガン)
2022-09-20 10:21:59
tachinonさん、ようこそ!

日本史上には様々なモンスターが居ますね。

蛍火(ほたるび)の光く(かがやく)神,蠅声なす(さばえなす)邪しき神(あしきかみ)とか鬼や土蜘蛛も反朝廷の部族のことだったりしますし。

中世の寺なんて武装集団だったりするので暗殺者も抱えていたかも知れないと想像するとワクワクしますね。
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