『似てる』設定

『ツバサ』『X』『xxxHOLiC』を読んでいて気づいたこと。
CLAMP先生が作品中でキャラクターに言わせる「○○と××が似ている」セリフは、一目見て分かるようなものではないものが多いですね。

そういったセリフを書き出してみますと


『ツバサ』15巻 P140でナタク（『たく』の字が出ないのでカタカナ表記）が小狼（＠一緒に旅していた方）に言ったセリフ
「牙暁が言ってた。神威とおまえは似てると。どちらも求めるものがあるからだと」
そして、その後に「それが羽根か」と続けているんですが、これは『何かを求める姿が似ている』という事でいいのでしょうか？

小狼が求めたものは『羽根』。
じゃあ神威ちゃんが求めたものは？
15-17巻の流れから言うと……まさか『昴流くん』？
何か変な感じがするけど（だって『物体』と『人物』なんだもん）……まぁ『何かに執着している姿が似ている』とも言えるのかな


『X』12巻 P121護刃ちゃんが昴流くんに言ったセリフ
「昴流さんと神威さんって似てるなって。顔とかじゃなくてなんとなく」

要するに護刃ちゃんが言いたいのは、二人の雰囲気が似ているという事だと思うんですね。
（作者であるCLAMP先生が二人を並べると兄弟みたいになると言っていた事を踏まえると、そういう結論に辿りつく）
二人とも似たような経験をしている事も関係しているのかもしれません。


『xxxHOLiC』12巻 サクラが四月一日に言ったセリフは2回に分けてあります。
P59-60「似てる。貴方と小狼君（＠飛王に幽閉されていた方）」、P115「心が似てる」

これはサクラが直球で言ってくれているので考える必要もないでしょう


顔が似ている場合は張本人が言う事が多いですね
『X』15巻 P9で北都ちゃんが牙暁に言ったセリフ
「あ、いるの。双子の弟。そっくりだよ。私に似て、もちろん可愛いわ」

『東京BABYLON』（文庫版）
4巻 P77で昴流くんが勇弥くんに言ったセリフ
「僕の双子の姉が勇弥くんにって」
から始まって
4巻 P159で勇弥くんが北都ちゃんに言ったセリフに行きつきます
「お兄ちゃんと、おんなじ顔だあ」＆「本当に双子なんだね。そっくり」
5巻 P217で昴流くんが『霊』の女の子に言ったセリフ
「（女の子に北都ちゃんがどんな人か聞かれて）僕に『似た人』だよ」


それでは今日はこの辺で